今週の浜〇かふぇは、「上荒川第1・2・3応急仮設住宅 第2集会所」にて午後2時より開催されました。
この日は寒波が入り始めた影響で寒風吹きすさぶ中での開催となりましたが、40名ほどの住民の皆さんがご来場くださいました(^^)
こちらの仮設住宅で浜〇かふぇが定期的に開催されるようになってから3年を超えましたが、今でも沢山の方が午後のひと時を住民同士のお喋りで楽しんで行かれます。
夕方になると学校から帰宅した子供たちが遊びに来てくれます。
震災・原発事故から3年10か月という月日が流れ、カフェに来てくれる子供たちもそれぞれ大きくなって、授業のコマ数も増え、浜〇カフェの時間には帰宅できない子も増えてきました。
健やかな成長はとても嬉しいことです。
でも子供たちから「もっと遅くまでやってればいいのになぁ」とか「授業が少なく早く帰ってこられる日にカフェを開いてくれればいいのになぁ」という要望があったりします。
現状では集会所が使用できる時間帯の制限もあり、なかなか難しいですが、浜○カフェで繋がったご縁を今後も大切にしていきたい、とスタッフの皆さんもおっしゃっておりました。
今、こちらの住民の皆さんの避難元「楢葉町」は、間もなく帰町時期の判断がされるだろうということで揺れています。
昨年暮れに楢葉町によって行われたアンケートによりますと、町によって帰町判断がされた場合、
「すぐに戻る」方が9.6%
「条件が整えば戻る」方が36.1%
「今は判断できない」方が30.5%
「戻らない」方が22.9%
で、町への帰還を望む方が全体の約45%という結果でした。
これを年齢別に見ていくと、
50歳以上の方は、帰還を望む方が約50%、望まない方が約20%、
50歳未満の方は、帰還を望む方が約25%、望まない方が約40%
という結果で、世代により大きく異なるようです。
現在、避難生活によって元々一緒に住んでいた家族が2箇所以上に分かれて生活をおくっている世帯も全体の約半数あるといわれていますが、帰町の判断がなされた場合、今以上に家族が分散してしまうということも起こりうるかもしれません。
避難元への帰還、仮置き場の期間延長、災害廃棄物等の減容化の為の仮設焼却施設の設置などさまざまな問題が今なお残っているのが現状です。
どうぞ今後も見守っていただきたいと思います。