労働組合ってなにするところ?

2008年3月から2011年3月まで、労働組合専従として活動しました。
現在は現場に戻って医療労働者の端くれとして働きつつ、労働組合の活動も行なっています。

あまり知られていない労働組合の真の姿(!?)を伝えていきたいと思います。


テーマ:

まず、直近の情報をご紹介します。

「ユニオン」と「労働ニュース」アーカイブ様からの情報提供です。


NEW!

http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=86410

11/21「働く人のなんでも相談会」の開催 群馬県前橋市
■ 日時 平成21年11月21日(土) 13:00~16:00
■ 会場 けやきウォーク前橋「けやきホール」ほか 前橋市文京町2-1-1
■ 内容 ・労働相談員(社会保険労務士)による、賃金未払い・解雇・雇い止めなどの「労働相談」・産業カウンセラーによる「職場の人間関係等に関する相談」・労働委員会職員による「個別的労使紛争のあっせん制度」の紹介
■共催 群馬県、群馬県労働委員会



「ユニオン」と「労働ニュース」アーカイブ様のリクエストで、東京新聞「こちら特報部」の記事を取り上げます。完全失業率が7月に過去最悪5.7%に達し、その後徐々に下がっていますが、実感的には雇用情勢が良くなったようには思われません。完全失業率と実感との差はなぜ生じるのかということを追及した記事です。

「こちら特報部」の記事はサイト上には掲載されていませんので、手打ちで一部省略しつつのご紹介となります。引用部分は青で表記します。



完全失業率 最新は5.3% 「改善」のからくり

東京新聞  2009年11月14日(28~29面)


 戦後最悪の雇用情勢に好転の兆しがみえるという。総務省が先月末に発表した労働力調査によると、九月の完全失業率は5.3%で二カ月連続で「改善」した。しかし、世間で感じる風は好転どころか、深刻化だ。この違いはなぜ生じるのか。さらに体感されている失業率はどの程度なのか。年末が迫り、「年越し派遣村」の再現がささやかれる中、統計と実態の溝を探ってみた。    (大野孝志、加藤裕治)


困難な再就職、数字を好転

給付金が切れバイト→就業者


(中略)

 今年七月、国内の完全失業率は過去最悪の5.7%に達した。その後、毎月0.2ポイントずつ「改善」され、九月には5.3%になった。しかし、同月の完全失業者の実数(原数値)は三百六十三万人で十一カ月連続で増え、前年同月比で九十二万人増となった。

 失業者は増えたのに、失業率が下がった。どういうことなのか。

 からくりは「季節調整値」にある。例えば、農業では一般に春から夏にかけて就業者が増える。この自然傾向を調整し、失業を現実の感覚に近づける。これが季節調整値で、月ごとの失業傾向を読み取り、原数値に係数をかけて処理する。

 そうすると、九月の完全失業者の場合、季節調整値では三百五十二万人になる。この処理された完全失業者数と就業者を足した「労働力人口」に占める完全失業者の割合が完全失業率だ。

 ちなみに同調査は十五歳以上の約十万人を対象とした標本調査。全国で無作為抽出した約四万世帯から、都道府県知事が任命した調査員が調査票を一週間で回収する。

 ところで、完全失業者はどういう人を指すのか。国の定義は国際労働機関(ILO)の基準に準拠し、①仕事に就いておらず②仕事があればすぐに就くことができ③仕事を探す活動をしていた人―としている。

 再び、二カ月連続の「改善」を考えてみる。雇用情勢は本当に改善されたのか。「違う」と断言するのは派遣ユニオンの関根秀一郎書記長だ。

 「昨年末に失業した多くの人々は夏まで失業給付を受け、求職活動していた。でも、給付が切れた。生活できないため、最近は短期間のアルバイトやパートで何とかしのごうとしている」

 労働力調査では、実際は失業中でも月末の一週間にアルバイトなどで一時間でも働けば、就業者で失業者ではない。冒頭の求職男性もアルバイトをすれば、就業者だ。

 関根さんは、「これが『改善』の中身。再就職の困難が逆に失業率を好転させている」と説いた。



「不完全」含めると10%超?

ニート62万人は非労働力  「雇用情勢悪いまま」


 役所の「完全失業率(者)」と失業実態の隔たり。これは他の現象を探っても出てくる。

 例えば、就職の意思があっても、求職活動をしていないと「非労働力人口」とされ、失業者とはみなされない。代表格が「ニート」だ。

 厚生労働省の労働経済白書によると、十五歳から三十四歳で学校に通わず、仕事にも就いていない人と定義している。ニ〇〇八年度は六十二万人。だが、その中には「仕事をしたい」と考えている人は少なくない。

 さらに「仕事が見つかりそうもない」と職探しをやめている人、パートを解雇されて専業主婦になった人もやはり非労働力人口に区分される。

 昨年の労働力調査で、この非労働力人口は四千三百八十八万人。このうち、就業を希望している人は四百五十四万人に上る。ただ、この人たちは調査期間中に求職活動をしておらず、失業者にカウントされていない。

 とりわけ、女性の雇用状況の厳しさについて「働く女性の全国センター」(東京都渋谷区)の伊藤みどり共同代表は「職を探そうにも、まともな職がない状態が続いている」と説明する。

 伊藤さんによると、正社員の求人は絶望的な状況が続き、派遣社員の時給も一般事務では千円を切ったという。「派遣は時給がやや高いことだけが取りえだった。それが今やパート並み。文句を言えば解雇される。悲惨です」。正社員の職を持っていた人ですら、減給されたり、パートに身分を替えられたりという状況が出始めている。

 もう一つ、失業者から外されているのは、労働者を休業扱いなどで雇い続ける企業を国が補助する「雇用調整助成金」の対象者だ。こうした扱いの労働者は九月現在、百九十九万人。雇用されてはいるものの、仕事は与えられず、潜在的な失業者ともいえる。

 「現在の完全失業率の数字は実態を反映してはいないのでは」という取材に対し、総務省労働力人口統計室の担当者は「一部ではそういった声もある。でも、私たちとしては国際基準に準拠し、自身を持って出している数字だ」と答えた。

 そこで「こちら特報部」では、やや乱暴だが体感により近い「不完全失業率」を概算してみた。非労働力人口のうち、就業希望者を失業者扱いとして労働力人口に移し、週一~四時間の就業者(四十一万人)たちも失業者(原数値)に合算。そうすると、失業率は12.7%。雇用調整助成金対象者を失業者とみなせば、何とその数値は15.6%にも達した。

 最近では、昨年末の解雇による失業給付が切れる時期を見透かしたように、条件の悪い求人が急増しているという。

(中略)

 政府は先月、緊急雇用対策本部を立ち上げた。だが、緊急支援の効果は不透明だ。経済アナリストの森永卓郎氏は「労働市場は改善していない。求人状況があまりに悪く求職をあきらめた人が増えており、これが見かけの完全失業率を下げている。だが、実際には賃金も下がっており、雇用情勢が改善したとはとても言えない」と語った。 


政府発表の完全失業率と実感的な雇用情勢がかみ合わないということは、これまでも言われてきたことだと思います。

それよりは、ここで示されたもう一つの問題として、雇用情勢が悪化していることを背景に求人の質がさらに悪化しているということが私は気になりました。完全失業率が下がったとしても、その実態がかろうじて食いつなげるだけのアルバイト就労やパート就労が増えただけでは、中身のある「改善」とは言えません。今、雇用を増やすために担い手不足の介護の職場が注目されていますが、介護労働者の処遇が改善されないままで雇用だけ増やそうとしても解決にはならないということは、これまでも述べてきたとおりです。

しかも、労働者派遣法の抜本改正は遅れ、無権利のままで派遣労働者は取り残されています。

湯浅誠さんが「貧困スパイラル」という言葉で表現し、竹信三恵子さんが「雇用劣化不況」という言葉で表現したように、雇用情勢の悪化によって悪い条件であっても求人に応じる人が増えたため、更に悪い条件の雇用が増え、ワーキングプアが増加していくという悪循環が、ここでも現実のものとして示されています。

この悪循環を打破するためには、見かけ上の完全失業率の改善に安心することなく、雇用の悪化を食い止める努力をしていく必要があると思います。




毎日新聞からの情報です。

http://mainichi.jp/life/job/news/20091012ddm013100026000c.html
11月21日午前10時~午後4時

東京弁護士会の女性弁護士が「セクハラ被害110番」

03・3503・8671、当日のみ


川口市広報からの情報です。


全国一斉「労働時間相談ダイヤル」(無料)

11月21日(土)9:00~17:00

フリーダイヤル 0120(794)713


【問い合わせ】埼玉労働局労働基準部監督課 電話 048(600)6204



こちらもよろしくお願いします。8月31日から福岡高裁で控訴審が始まりました。


緊急報告「爪ケアを考える北九州の会」からのアピール

http://ameblo.jp/sai-mido/entry-10310539150.html

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

みどりさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。