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1行マクロ実例101 > 書式なしでペースト
復刻シリーズのWordマクロです。

Word 2003で公開したものですが、2013までは動作確認ができています。
 

■コード
Selection.PasteAndFormat Type:=wdFormatPlainText

 

 
[ホーム]タブの[貼り付け]→[形式を選択して貼り付け]→[テキスト]を選んだときと同じ結果になります。
他のファイルからデータをコピーしたとき、書式まで一緒にコピーされてしまって修正が面倒というような場面で、書式をすべて落として文字列だけをペーストできます


たとえば特許公報のデータベースから明細書の一部をWord文書にコピーしたり、インターネット上の論文データからタイトルをコピーしたりしたときに、文字列だけを貼り付けることができます。

もちろん、他のWord文書のデータでも同様です。


著作権法違反になるコピーは論外ですが、文献名や人名などのスペルミスを避けるためにも、信頼できるデータがあるときは、そこから文字列をコピーして書式無しで貼り付けるほうが確実です。
 

このマクロは、おそらく使用頻度が高い人が結構いると思いますので、ショートカットを割り当てておく使い方がオススメです。

 

また、コードの赤字部分を書き換えることで、他の形式での貼り付けにも対応できます。
以下に一例をあげておきます。

 

wdChart

Excelのグラフ→OLEオブジェクト

wdChartLinked

Excelのグラフ(元のワークシートとのリンクつき)

wdChartPicture

Excelのグラフ→図

wdFormatOriginalFormatting

オブジェクトの元の書式を維持

wdFormatPlainText

テキスト形式

wdFormatSurroundingFormattingWithEmphasis

周囲の文字列と同じ書式を適用

wdListCombineWithExistingList

貼り付けるリストと隣接のリストを結合

wdListContinueNumbering

文書内のリストの続きの番号を振る

wdListRestartNumbering

リストの番号を開始番号から始める

wdSingleCellTable

1 つのセルの表→別の表

wdSingleCellText

1 つのセル→文字列

wdTableAppendTable

セル→既存の表に結合

wdTableInsertAsRows

表→貼り付け先の表の行として挿入

wdTableOriginalFormatting

表→スタイルを結合せずに貼り付け

wdTableOverwriteCells

既存のセルを上書き

 

 

【2017年の目線から】

Word 2013で、マクロの記録を取りながら[ホーム]タブの[貼り付け]→[形式を選択して貼り付け]→[テキスト]を実行すると、記録されるコードは次のとおりです。


Selection.PasteSpecial Link:=False, DataType:=wdPasteText, Placement:= wdInLine, DisplayAsIcon:=False


一方、形式としてテキストではなくHTMLを選択すると

 

Selection.PasteAndFormat (wdPasteDefault)

 

Unicodeを選択すると


Selection.PasteSpecial Link:=False, DataType:=20, Placement:=wdInLine, DisplayAsIcon:=False

となりました。
おそらく2013ではこれが正しい書き方なのだと思いますが、少なくとも書式なしテキストについては、古いコードでも問題なく動作しました。

 


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