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特許庁のJPlatPatのサービス停止が長引いているからか、「JPlatPat停止時の代替手段」へのアクセスが急増しています。
これだけ長引くと、影響も大きいのかもしれません。

そして特許庁と全く同じ理由で、J-STAGEも3月8日から止まったままです。
こちらも、「ある程度」代わりにするための手段をあげておきます。

■論文の全文検索をしたい場合
CiNii Articlesの「全文検索」、CiNii Dissertations (博士論文)、学術機関リポジトリポータルJAIRO、論文横断検索Qrossなどのシステムを利用する他、Google Scholarを併用する方法もあります。

Google Scholarでは、
  -"J-Stage" キーワード
あるいは
  -site:jstage.jst.go.jp キーワード
という具合に、J-STAGEを明示的に除外する検索式にすれば、ノイズが入らずにすみます。

■タイトルや書誌だけ検索できればよい場合
使用するのは、国会図書館サーチです。

1.国会図書館サーチの簡易検索で、任意のキーワードを検索します。

2.左側にある「検索結果の絞り込み」欄で、データベースの中から「J-STAGE」を選びます。



これで、J-STAGE収録の論文だけに検索結果を絞り込むことができます。
J-STAGE本体のような全文検索にはなっていませんから、その点は注意が必要です。

■J-STAGE以外のデータベースに本文が見当たらない論文を入手する方法
(1)国会図書館で閲覧する
(2) 大学図書館で閲覧する
(3)国会図書館の郵送複写サービスを利用する
(4)RightFindJDreamIII複写サービスなどのデリバリーサービスで、メール送付してもらう

大学図書館は、該当する論文の掲載誌(例:日本食品工業学会誌)の名称をCiNii Booksで検索し、所蔵館の一覧から調べることが可能です。
※最近では、多くの大学図書館が学外利用に対応しています。

デリバリーサービスは数分から十数分で取得できるため非常に便利ですが、事前の登録が必要だという難点があります。
RightFindは登録料や月額固定の費用が発生せず、純粋な従量制ですので、必要になる可能性のある人は、今回のような場合に備えて登録しておくとよいかもしれません。

以前は学会のウェブサイト等に論文誌のバックナンバーが載っていることもわりとありましたが、最近はJ-STAGEに管理を任せている学会が増えていて、結果として本家で探す方法があまり機能しなくなっています。
とはいえ、どうしても急ぐという場合は、直接交渉して送ってもらう方法も考えられます。

実際、私は以前、某学会に即日対応で古い論文誌を送ってもらったことがありました。
頼めば対応してくれることも、あるようです。

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