JAMA(米国医師会雑誌)のSSRI薬の効果に対する評価は、
2010年1月、「効果なし」から「「無視してよい」になりました。
それまでSSRIにあったとされる一定の効果は、
SSRIを服用する人たちが「SSRIには一定の効果がある」と思っていたからで、
それがそうではない、プラシーボと同等の効果しかない(実際にはプラシーボ以下)、
とわかった今では、SSRIの効果は無視してよい、と。
JAMA論文者のひとり、スティーブン・ホロン博士が言っているのは次の通り。
「うつ病患者のほとんどには、活性製剤は不要なんだ。
たいがいの人は砂糖錠(プラシーボ)でも、医師との会話でも、抗うつ薬でも、
効き目は同じだよ。なにをするかは問題じゃない、なにかをしていることが問題なのさ」
ここで重要なのは、なにをやるにしても、信じてやる、ということ。
なんでもいいからやると言ったって、
効果がないだけでなく、ときにひどい副作用に苦しめられるようなものを
服用することなどできません。
どうせやるなるなら、自然治癒力を高めてくれるようなもの、
後の健康にも役立ってくれるようなものがいいですね。