職能要件書の作成方法2
(前回の続き)
部署別定義 部署別または職種別 仕事(まとまり課業)レベルの作り方について説明します。
1.等級定義の確認
すでに作成された等級定義の内容を確認して、等級のイメージをつかむ。
2.部門別等級定義の検討
部門別の等級定義を検討する。
3.部署別等級定義の作成
さらに、参加者の部署の部署別等級定義を作成する。
4.注意点
卒業方式 「基準を満たすと上の等級に上がることができる」という基準の考え方
入学方式 「基準を満たすとその等級に上がることができる」という基準の考え方
職能資格制度では通常「卒業方式」で考える。
5.あるべき姿
等級定義や職能要件書は「会社が求める能力の期待像」であるため、現状を考慮しつつもあるべき姿で考えるものである。
6.独力でできる
能力の期待像であるため「~~ができる」ことを明示することになるが、この「できる」とは独力レベルで「できる」ことを言う。
(続く)