主人の話。夫婦のあり方。 | 子ども達と自然に暮らそ!

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十和田で耳つぼジュエリーのおうちサロンをする傍ら、
子育てがラクに楽しくなるように、
自然食、自然療法などを取り入れながら、
子ども達との自然な暮らしを提案しています。

長いこと、ブログを書いておりますが、

主人のことをあまり書いてこなかったな~って思うので、

今日は主人の話を書こうと思います。

 

 

 

私と主人は、大学時代、探検部で知り合いました。

私が一年生の時、

彼は大学院生でした。

 

卒業後、結婚して、

子どもが出来た時、

 

「俺は、高校生の時、

父さんが死んでるから、

いい父親になりたいんだ。」

そう話していました。

 

それが、彼の『いい父親』のスタートだったのです。

 

彼の父親は、

幼い頃から仕事に忙しく、

あまり遊んでもらった記憶はないそうです。

そんなあるとき、

知人の借金の保証人になっていたことから、

事業に失敗した知人の多額の借金を背負うことになり、

家には借金取りが、毎日のように

どんどんドアをたたいてやってくるようになります。

 

そしてある日、

当時高校生だった主人の目の前で、

持病のぜんそくが発症し、

お父さんは亡くなりました。

 

お父さんに世話になったというお父さんの知人が、

かくまってくれるということで、

夜逃げ同然で、知人宅の二階に

お母さんと、まだ小学生だった弟と三人、

住まわせてもらうようになったそうです。

 

その後、彼は高校を卒業し、大学で弘前に。

そこで私と出会うのです。

 

そのあとも、

東京で就職するも、二か月でやめて

大学の医学部の助手として弘前に帰ってきて、結婚。

医学部で、3年間パワハラを受け、

教室をやめて公務員試験を受けなおし、

県の職員に。

今は独立行政法人の野菜研究所の職員として、

野菜につく虫の研究をしています。

 

ざっと経歴だけ書きましたが、

波乱万丈な人生だったと思うのですが、

本人は全く大変な人生だったとは思っていないようです。

 

なぜかというと、

その、

節目節目に、

いろんな人に助けられてきているからと。

彼を理解してくれる友人がそばにいた。

白神山地で語りあった仲間も。

 

それでも、パワハラを受けていた時、

毎日のように、

お前は狂ってる、お前はダメな奴だと言われ続け、

精神的にも参っていたので、

かなりのマイナス思考でした。

 

何しろ、

そんなときに結婚したのですが、

プロポーズのとき、

「俺と結婚してくれる?」

「・・・うん。」

「ほんとにいいの?俺と結婚したら、不幸になるよ。」

と言った人です。

普通、ありえないですから(笑)。

 

でも、私は、不幸になる気がしなかった(笑)。

私は何とかなるさと、

超ポジティブ思考の、細かいことは気にならないAB型。

旦那は超ネガティブ思考の細かいA型。

 

猪突猛進で、思いたったら行動してしまう、

いのしし年の射手座の私と、

周りを見ながら、石橋を叩いて渡る

慎重で調和を重んじるてんびん座の主人。

 

全く違う二人だけど、

探検部で養われた自然志向という共通点と、

いい父親になりたい主人。

子育てに関しても、生活スタイルも、

同じ価値観だったので、

お互いが足りないところを補えあうことができた。

 

人前でしゃべるのが好きで、

話す言葉に力のある主人と、

人前でしゃべったり、自己表現するのは苦手だけど、

こうして、あふれる想いを書いて

想いを伝えるのが得意な私。

 

私が突っ走り、主人がブレーキをかける。

父性的な面も持ち合わせた私と、

母性的な面を持っている主人。

 

洗濯を干すのは主人で、

A型の彼は、干す場所が決まっているらしく、

AB型の私は、どこにどう干そうが、全然気にならなくて、

適当に干すと、

「それはここじゃない」と、後で主人に直される(笑)。

 

子どもが泥だらけで帰ってきても、

洗えばいいからと、全然気にならない私と、

玄関が汚れているのを見て、

うわ~!誰だ~!と、

玄関の泥をほうきで掃いてくれる主人。

 

たぶん、普通の家庭とは逆なんだと思う。

 

料理をするのが好きな私は、

家族に体にいいものを食べてもらって、

健康な体でいられるように気を配ります。

なので、やむを得ない場合を除いては、

料理を主人に任せたいとは思わないのです。

自分で作りたい。

 

主人はその分、

私の手の届かない部分をフォローしてくれる。

洗濯だったり、

ごはん支度してる間に子どもと遊んでくれたり。

 

晩ごはん作るまでで

電池が切れてソファーに寝落ちする私を

そっとしてくれて、

食器を洗い、

子ども達をお風呂に入れて、

子ども達を寝かしつけてくれる。

 

いろんな人に、

「新藤さんのところは特別だよ~」

と言われるくらい、ほんとにいい旦那様。

 

やっぱり普通じゃないと思います。

でも、こういう形が、

うちでは自然で、

お互いストレスがない。

夜、子ども達を寝かしつけた後、

子ども達のこと、

いろんな子ども達の未来のこと、

たくさん話をします。

こんな人生送りたい。

こんな世界を作りたい。

そんな話も良くします。

そして、

お互い、幸せだね~って。

 

夫婦のあり方は、

夫婦の数だけあるのでしょうが、

こんな形の夫婦もいてもいいんじゃないかと思います。

 

今日は、そんな主人、

青森で家庭教育支援についての講座の

ぱねりすととして話すそうです。

どんな話をしたのかな?