Love should be a tree
whose roots are deep in the earth,
but whose branches extend into heaven.
おばあちゃんが入院した時、病院の待合室の壁にあった文字。
なんだか気になって、
何となく意味は分かるけど、うまく訳せなくって、
調べてみました。
バートランド・ラッセル
(イギリスの数学者・哲学者、ノーベル文学賞受賞)
の詩のようでした。
「愛というものは、地中深くにしっかりと根をはり、
また、天にもとどかんばかりの大きな枝をはった、
大樹になるべきものである。」
と、訳がありました。
それでもピンとこなくて、
友人に訳をお願いしたところ、
こんな風に訳してくれました。
「愛ってのはね
地深く根を張り
天高く枝を茂らせる
木みたいなもんだね。」
ちょうど、おばあちゃんの体調が悪化し、
先行きの見えない介護に
不安を感じていたころ、
友人からプレゼントしていただいた
『名言セラピー』
という本の中に、
木に関する箇所がありました。
「tree」(木)という言葉は
「trust」(信頼)から始まっています。
「trusut」の語源は古ノルド語の
「traust」(変わらない堅固なもの)。
そこから「tree」(木)、
「true」(真実)という言葉も生まれました。
「信頼」から「木」が生まれたのです。
そしてもう一つ、
「believe」(信じる)
とは、「be 」(強く)とlieve(愛すること)からできた言葉。
信じることは強く愛することなのです。
愛とは、信頼して、強く信じること。
それは真実であり、
いつの時代も変わらず確かなもの。
木は、
ただそこにいるだけのようだけれど、
置かれた場所でただひたすらに
根を地中深くに下し、
枝を天まで伸ばす。
見返りなんか求めずにね。
それは、愛のように、深く、
どこまでも広がってゆくもの。
子ども達に対して、
そんな木のようでありたい。
母の日に亡くなった
おばあちゃんがくれた最後のメッセージかなと、
何となく思うのです。