第3525回「犬を飼うということ、スカイとわが家の180日最終回(全9話)ストーリー、ネタバレ」 | 新稀少堂日記

第3525回「犬を飼うということ、スカイとわが家の180日最終回(全9話)ストーリー、ネタバレ」

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 第3525回は、「犬を飼うということ、スカイとわが家の180日最終回(全9話)ストーリー、ネタバレ」です。いよいよ最終回です。前回のラスト部分を再掲します。


 『 ・・・・ 「そんな日が来るとは思いませんでした」、エンディング・ロールが流れます。幸子に陣痛が来たのです。そんな一家の騒動をスカイは見つめています。子どもたちは、学校に行きます。勇次を最後に、スカイだけが、部屋の中に残ります。


 見送ったスカイの脳裏に、本郷家の人たちのことが過(よ)ぎったのでしょうか・・・。過去のハイライトシーンが映し出されます。スカイは、建設途中のスカイツリーを見守ります・・・・。スカイが泣いている様に見えます・・・・。 』


 最悪の状況下でも、本郷家に明るい兆しが出ています。妻を亡くした窪田(泉谷しげるさん)は、本郷家に通帳を託します。330万円ほど残っていました。勇次(錦戸亮さん)は、同僚と共にビル清掃の新会社を立ち上げています。幸子(水川あさみさん)は、陣痛ではなく単なる腹痛でした。長男の大(まさる、山崎竜太郎くん)は優しくなり、長女の眞子(久家心ちゃん)は強くなりました。そして、スカイは・・・・。


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 サブタイトルの「スカイとわが家の180日」が示すように、本郷家の一員になって半年を迎えようとする現在、スカイは死んじゃうんでしょうか・・・・。それとも、奇蹟が起こるのでしょうか。「遠からず、家族は崩壊する」と予言したのは、長男の大でした。ただし、家族崩壊は免れています。窪田の贈り物は、平成貧乏一家に若干の余裕を与えています・・・・。


 「ねえ、スカイ、きみはその時、どう思っていたの。楽しかったこと?うれしかったこと? きみはその時、何を見ていたの」(眞子談) 母親の幸子が帰ってきて、スカイを呼びますが、応答はありません。子ども部屋に横たわっていました。失神しています。


 学校で、シズカがいじめられています。シズカをかばったのは、眞子でした。「お父さんは頑張るのよ、とっても」、シズカの父親は倒産したのです。負けず嫌いのシズカは言います。「友だちになってあげる。あなたんちの犬とも仲良くなってあげる。約束よ」、眞子はただ短く「うん」と答えます。


 獣医の奈良橋(杉本哲太さん)は、幸子に家族を呼ぶように伝えます。大と眞子は病院に駆けつけますが、勇次は、仕事のため手が離せません。心配をよそに、黙々と高層ビルの窓拭きを続けます・・・・。スカイは、力なく診察台の上で横たわっているだけです・・・・。幸子、大、眞子の目から、涙がこぼれます。


 仕事を終えた勇次は駆け出します。ケータイに入った連絡に茫然とします。ゆっくり歩いていた足取りが、再び、駆け足になります。勇次の脳裏に、家族とスカイのこれまでのことが、脳裏を過(よ)ぎります。ですが、橋の上で立ち止まった勇次は、うずくまり男泣きします・・・・。


 家族が帰ってきます。歩道橋の上には、勇次が待っていました。眞子は、父親に語りかけます。「スカイが、スカイが・・・・」、後は言えません。家に戻った家族は、沈黙に包まれます。眞子は、スカイを入れたバッグの前で、ただ座り込むだけです。


 「お線香は?」と言ったのは、大(まさる)でした。小さな祭壇を作ります。気丈な大が泣き始めます・・・・。翌日、スカイを動物霊園で葬ります。火葬です、その足で勇次は仕事に向かいます。幸子たちが家に帰ると、待ち人がいました。獣医の奈良橋でした。奈良橋は、"ペットロス"について話します。


 『 ペットロスは文字通り「ペットを失う事」である。ペットを失うと、様々な心身(精神的・身体的)の症状が起こる。これは、ペットと共に過ごす事によって培われた深い愛着・愛情が、突然に訪れるペットの「死」によって行き場を無くしてしまうことによって、引き起こされる症状だと解されている。もちろん、引き起こされる症状の程度については個人差が大きい。 』(ウィキペディア)


 奈良橋は、鱧(はも)鍋パーティを企画したのです。奈良橋は、マツタケも持ってきています。窪田も、バーのスタッフも参戦し、盛り上がります。大も、眞子も、鱧とマツタケは、はじめてです。折角のペットロスの癒しの場をぶち壊したのは、酔っ払った窪田です。一同はシュンとします。「あの犬は、いいところにもらわれた」という窪田に対して、「拾ってもらったのは、スカイではなく、ぼくたちです」と勇次は答えます。


 勇次はさらに、「発表します。本日、取締役に就任しました。スカイツリーの掃除の受注にも成功しました」。客たちは、酔いつぶれます。部屋で雑魚寝しています。家族4人は、話し合います。勇次は提案します。「スカイの死を黙殺するのではなく、これからもスカイの話をしよう」 眞子は答えます。「スカイの話をしようよ。いっぱい、いっぱい」


 河川敷の土手で、シズカと眞子は話し合います。「ごめんね、スカイ死んじゃった」、あのシズカが泣きじゃくります。清掃会社の事務所で、幸子も働いています。完全に事務所を取り仕切っています。「おまえのカミサンきついなあ」、あれでも丸くなったんですよ、勇次の返答です。


 ですが、そんな幸子に陣痛が始ったのです。家族が待合室で待ちます。医師の堀江も来ていました。子どもが生まれます。女の子の双子でした。幸子には分かっていたのですが、今まで黙っていたのです。


 「スカイ、聞きたいことがあるの。うちの子になってよかった? わたしも、うちに生まれてよかった」 一家が歩く先で、福引をやっています。勇次が代表で引くことにします。一等賞金は、ハワイ旅行です。本郷家の"夢の箱"は、ハワイ旅行のための貯金箱でした。その夢の箱は、一向にたまっていません。


 勇次は回します。勇次の影に隠れて出玉は見えません。金の玉でしょうか、ついに本郷家に奇蹟が起きたのでしょうか、・・・・。白でした。ポケット・ティシューです。「ハワイ旅行は、まだまだ先のことです」(眞子談) 


 面白いドラマでした。関ジャニ∞の錦戸さんが、貧乏一家の夫を好演していました。そして、久家心ちゃんの名演も光っていました。可愛い子役です。家族向きのドラマだけに、深夜枠の放映に疑念が生じますが・・・・。ですが、奇蹟を排除した心温まるいいホームドラマでした。


(補足) 写真は、番組公式ホームページから引用しました。


(追記) 前話まで、ブログに書いています。

「第1話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10862780953.html

「第2話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10869561833.html

「第3話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10876437287.html

「第4話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10883765902.html

「第5話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10890882282.html

「第6話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10897923257.html

「第7話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10905162108.html

「第8話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10912441425.html