第1744回「探偵学園Q "紫雲龍"の怪異編」(推理コミック)
テーマ:コミック
第1744回は、「探偵学園Q "紫雲龍"の怪異編」(推理コミック)です。「探偵学園Q」シリーズは、「金田一少年の事件簿」の姉妹編ともいうべきミステリ漫画です。全22冊ですが、「プレミアム」とい後日談が1冊あります。
友人知人に、コミックを貸すことがありますが、戻すように催促することはまずしませんので、戻ってきたときに、欠本になっている場合が結構あるのです。このシリーズも、第7巻から10巻の4冊が欠本になっています。第11巻から再開したいと思います(※)。
主人公はキュウという少年なのですが、5人のチーム(小中学生)として活動しています。
① キュウ(写真左)・・・・「どう見てもバカとしか見えない」、シリーズの主人公。
② メグ(写真右)・・・・記銘力に優れ、一度目にすると記憶できるという特殊能力の持ち主。
③ カズマ・・・・唯一の小学生、金持ちの息子であり、自らも起業家。パソコンが得意。
④ キンタ・・・・メンバーの中では、唯一の体育会系。直情径行な素直な性格。
⑤ リュウ・・・・キュウに匹敵する推理能力を持つが、暗い過去もつ(?)美少年。
九頭龍は陶芸家ですが、万能の天才でもあります。バイオリンの製作から建築まで手がけています。ただ、悪の組織"冥王星"とも関係があるようです(?)。そんな九頭龍がつくった数少ない磁器のひとつが、「紫雲龍」です。ふたつの龍が、X状に交差した絵柄の面白い花瓶です。その紫雲龍が、展示室から保管場所への移動中になくなったのです。
当然、誰かが盗ったのです。しかし、どのようにして盗ったのか分りません。展示室にあった陶磁器については、移動に際してカウントしています。数はあっているのです。そして、移動は複数の人の目によって確認されているのです。さらに、その作業には、キュウとリュウも参加していたのです。
雑誌掲載時2回と短い作品なのですが、推理コミックとしては無理がありませんし、実際ありそうなトリック(ハウダニット)です。短編ながら、キラリと光る作品です。以下、最後まで書きますので、ネタバレとなります。
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キュウは犯人と動機を指摘します。リュウです、紫雲龍を守るためです。ここで、キュウは"消えないコイン"という手品を紹介します。
コインの上に、コップを置きます。中が見えないように、新聞紙をコップにかぶせます。しかし、何度やってもコインは消えません。しかし、消えたのはコップのほうです。何度かやっているうちに、新聞はコップの形になります。コインに注目させ、新聞からコップを抜き取るという手品です。
リュウは、新聞紙を運んだのです。さらに、キュウは紫雲龍に籠められたメッセージを説明します。心理テストのように、花瓶の縁が、見詰め合う男女の顔になるというのです。九頭竜の愛のメッセージだったというエンディングです。
さらに、宿敵"冥王星"の紋章が、九頭竜とリュウにもあることが短いエピソードとして描かれ、「魔矢姫伝説殺人事件」へと続きます。






