起業家 杉本宏之のアメブロ

「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由」著者・杉本宏之のブログ


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「我武者羅」

よく聞く言葉ではありますが、本質的な意味って何でしょうか?


私も正確な答えはよくわかりませんが

私なりの解釈は「本気」と同義語です。


語源を紐解くと、読んで字の如く

「我、強い武者らしく」が転じて羅は当て字

「我、むしゃくしゃする」が転じて羅は当て字等

様々あり、未詳のようです。


現代では、一般的に

夢や目標に向かって一直線に突き進み、夢中で行動するような意味で捉えられていると思います。


話は少し逸れましたが

年末に内定者の皆さんとお話しする機会があり

「あと2か月もすればもう新卒が入社するのか」と改めて時の流れの早さを感じつつ

そんな時期に思い出すエピソードをご紹介させて頂きます。


以前堀江(通称ホリエモン)さんに紹介され素敵なホテルに宿泊させて頂いた事がありました。

到着当日、支配人にお薦め頂いた離れの料亭にて、夕食をさせて頂く事になったのですが


これがまた素晴らしく、地元の食材と料理人の見事な腕に感嘆をしていると

コースがメインに差し掛かろうかという時に事件が起きました。


突然、料理が出なくなったのです。


20分~30分程の時間が流れたでしょうか、しばらくして配膳係の責任者の方がやって来ました。

「お客様大変申し訳ありません。料理長が指を切り、救急車で緊急搬送されまして・・・」

と一連の事の顛末を説明し始めました。


それならしょうがないと、私と妻はお詫びに出された小魚の揚げものを口に運び

日本酒を口に運び談笑をしていました。


しかし、待てど暮らせど全く料理はやって来ません。

小一時間ほど経過した辺りでしょうか、会場もざわつき始めました。


「そもそも料理人が指を切るなんて、プロとしての危機管理が足りない」

「こんな小魚で謝罪も一度で済ませようって気なのか」

「これ以上待たされるなら帰ろうか・・」


などなど、穏やかではない声が聞こえ始めたその時でした。

配膳係の新人女性が会場に向けて話を始めました。


「皆様お待たせして大変申し訳ありません。私は今年配属されたばかりの新人です。

私はお客様に配膳をする事しか出来ません。何か出来る事はないか必死に考えたのですが

こんな事態に至っても、何も出来ない自分自身にとにかく悔しく、情けないです。

厨房は今必死に食材の変更、配膳の変更など動いています。

もう少しだけお待ち下さい。本当に本当に申し訳ございません!」


涙ながらに熱のこもった彼女のこの一言で場の空気は一変。

会場はスタッフの応援をしようという流れに、一気に変わったのでした。


私自身も、会場の不満の渦に少なからず同調していたのですが

新人スタッフの彼女の熱い一言で気恥ずかしくなった程でした。


もちろん、彼女がこうした発言を出来る風土を作った会社側の教育、そしてマネジメントも

素晴らしいのですが、やはり大きかったのは彼女のパーソナリティだと思います。


「一生懸命、我武者羅に」そんな言葉がしっくり来た瞬間でした。


彼女は決して意図してやった事ではないのでしょうが、事実私はこうして心を動かされ

未だにこのエピソードを新人研修や各所で話します。


長く業界の常識に浸かってしまい、しがらみや人間関係など様々な理由が

私達の前進を妨げてしまう事があります。


そんな時も、私はあの時の彼女の姿をよく思い浮かべます。

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