起業家 杉本宏之のアメブロ

「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由」著者・杉本宏之のブログ


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6月25日に39歳になりました。

今年も有難い事に沢山の仲間達にお祝いをしてもらい、毎年申し訳無いと思いながらもついつい甘えてしまいます。

お祝いをして下さった方々、コメントやプレゼントを頂いた方々、グループの社長達、会社の仲間達にも心から感謝を申し上げます。

いよいよ30代最後の歳。

今年は14年間事業をやってきた中で、最も成長に自信がある年です。

以前に経営していた会社が上場した時、その後1年で売り上げと利益を倍にした時、その後再起を懸け勝負をした時、何れも等しく、若さ故の根拠のない自信と、漠然とした不安と焦りがありました。

しかし、今は心技体の充実が確固たる信念と根拠のある自信に繋がっているのだと思います。

法人の心技体とは
心は成熟した理念の浸透であり
技は磨き上げた技術力や営業力であり
体は財務であると私は考えています。

充実した心技体を論拠に策定した中期経営計画。仲間達と共に最高の結果を導き出すべく、今静かに燃えています。

一方で、ブレグジットの混乱がどこまで広がるのか、一部論拠の無い混乱もあり、不安心理や株安が巡り巡って実態経済にどこまで効果を及ぼすのか、見極める必要があります。

どんな不足の事態にも、しっかりとした準備をしておく必要があると考えています。

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昨晩は見城さん、藤田さん、堀江さんと濃厚な男会でした。

経営者として若い頃から憧れ、僕にとっては誰よりも距離の近い英雄であり、尊敬の念を持って接して来た御三方。

いつも会うと刺激を受け、学びを得て、明日への活力となります。

一時期は憧れと羨望の想いでお会いする余り、何とかレベルを合わせていかなければと、ジリジリした焦りと不安の中無理な背伸びをしていた事もありました。

しかし、最近ようやく自分自身の生きる道、そしてやるべき事が分かり、気負いが無くなりました。

逆に言えば自分への自信が付いたのかも知れませんが、ある意味では身近な英雄達との密度の濃い交友から自分の限界を知り、自分の進むべき道を気付かされたのかも知れません。

彼を知り、己を知れば百戦して殆うからず。

今まで事業で身を立て、身を焦がし、身を再生し、24時間365日人生の全てを事業に懸けてきた14年間。

最近ようやく、自信と不安、情熱と冷静、夢と現実がバランス出来るようになったと思います。

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それにしても二次会も男だけのカラオケ、濃厚な会でした笑

見城さんがこんな時に率先して歌う姿がかっこいい。
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土曜日に同窓会に行って来ました。
同窓会とは言っても、学生時代の友人達ではなく、私が以前に経営していた会社の仲間達との再会でした。

50名近い沢山の卒業生達と共に、あの頃を思い出し、宴席は笑いが絶えず起きていましたが、私にとっては愛おしくもほろ苦い、青春の1ぺージだったあの頃。

迷惑を掛けたにも関わらず、こうして仲間達が集まり、私に声を掛けてくれる事に感謝ですし、同窓会に呼ばれる先生の気持ちを少し理解出来た気がしました。

思い返せば、24歳で起業し無我夢中で走り続け、若さ故の無知や経験の無さが怖いもの知らずの大きなパワーを生み出しました。

やがては小さな渦が周りを巻き込み始め、それが大きな渦となり、結果は起業から僅か4年で上場、5年で377億円の売り上げを挙げていました。

上場当時は28歳。
僕も若かった。そしてみんなも若かった。

若さ故に無防備な感情、愛情が時に人を傷付け、人を癒やし、時に人を熱狂させ、落胆させ、内臓を擦れ合わさんばかりの距離で人間同士がぶつかり合う、本気の日々を過ごしました。

みんなが口にしてくれた
「あなたの元で働けて良かった」という言葉それ以上はもう何も要りませんが、気持ちに応える為にも、直向きに愚直に努力を続けます。

また会う日を楽しみに。

そして、別れがあれば、出会いがあるのが人生。

先週、何者かに成りたいのだと、あの時の僕達のように、心の奥底にマグマのような想いを抱えた若者達4人に出資を決めました。

ある若者は不動産に新たなテクノロジーを持ち込み、レボリューションを起こす為に20時間は働いていると嘯き

ある若者は民泊が市場そのものにイノベーションを起こすのだと、仲間達と気持ちを昂ぶらせ、毎日ガレージのようなビルに通い詰め

ある若者は杉本を超えると言い、起業僅か6ヶ月で50億円の売り上げを挙げ、気勢をあげています。

今日もどこかにあの頃の僕達のような熱い日々がある。今も忘れないあの頃の感動、熱く燃えた日々。

サミュエルウルマンの詩のように、いつまでも熱く心の青春を楽しむ大人でありたいと思います。

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今回被害に遭われた熊本の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

僕も個人として、会社として物資を届け、寄付をしました。
社員と力を合わせ、さらなる募金活動もしていますが、こんな時に自分に何が出来るのかを考えさせられます。

日本で生きていく限り、一生付きまとうであろう震災の恐怖。

予告も無く訪れる無慈悲な地震という名の悪魔と戦い、打ち克つには、準備を怠らないこと、そして助け合うことしかない。

多くの方が亡くなり、多くの残された方が深い悲しみと絶望に暮れていると思います。

私事で恐縮ですが、実は僕も一昨日、大切な先輩であり、友人だった人を突然失いました。

人生、経営、アート、色々な事を教わり、親子ほど歳の離れた僕を友人のように可愛がってくれました。

今日ばかりは深い悲しみに暮れています。

悲しみに暮れてばかりでも意味は無い。と理性で思っても、なかなか感情の整理はつきません。

しかし、残された我々の人生は続きます。
その刹那に故人へ、熊本へと想いを馳せ、今自分に出来る事をやるしかない。


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彼が直前に納めてくれたアートを眺めていたら、胸に熱いものが込み上げて来ました。

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弊社では昨年から今年に掛けて様々な取り組みを始めています。

⚪︎社内で部活動を奨励し、全社員何かしら入部する事を義務付けました。様々な意図がありますが、主旨としては趣味を生かして仕事にも繋げる取り組みです。

⚪︎福利厚生として一親等以内に要介護者、または重度障害者を抱える社員への補助金、そして出産から6年間ベビーシッター代の補助金支援を始めました。

⚪︎年2回の全社員で社員旅行(一回はハワイ)、大型連休の日数増加、更に決算賞与に加え、売り上げ新記録の時は全社員(アルバイト含)への1万円臨時支給を実施しました。

細かい事を挙げればキリがありませんが、会社としての生産性を上げる為には社員への還元を先に始めようというものでした。

よく経営においては、待遇改善が先か、売り上げを挙げる事が先か、鶏が先か卵が先か永遠に議論がなされていると感じます。

私もこの議論を終わらせたいと思いながらも、14年間迷い葛藤し、迷走を続けて来ました。

売り上げが下がれば弱気になり、売り上げが上がれば強気になり、まさしく躁鬱病のような葛藤を繰り返しながら14年間もの歳月を掛け、ようやく辿り着いた答えが

「社員の心からの笑顔が見たい」という結論でした。

様々な事情を抱え、一人一人にドラマがある人生。人生にも経営にも答えは無いのでしょうが、自分の信じた道を突き詰めて行きたい。

先ず1年間の結果は1億円近い利益が吹き飛ぶ試算でしたが、、過去最高の業績という形で返って来ました。社員への感謝はもちろんなのですが、それよりも大事なのはこれからです。

今は色々な要素が上手く組み合わさり、結果として良い方向に動いていますが、我々にはまだまだ様々な試練が待ち受けているでしょう。こんな簡単な訳がありません。

勝者には何もやるな。

しかし、いつかどこかに一つのゴールがある事を信じて共にゆっくりと走り続けたいと思います。

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新オフィスが完成しました。
皆様の訪問お待ちしております。




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先日、起業家支援ファンドを運営するMAKOTOさんのトークイベントに登壇させて頂きました。


今回同社が組成するファンドは、倒産を経験した経営者の再起業に特化をした非常に珍しいファンドです。

そのファンドにエクイティを福島銀行さんが全額出資、投資先は福島県内へ本社を誘致し、優良ベンチャーへのハンズオン投資と融資をセットで提供するという画期的な試みです。

千三つと言われるベンチャー投資を銀行がやってのけ、そこに経済産業省が協賛し、福島県が設備投資に補助金を出しと、オールジャパンで福島復興に役立てる計画です。

日本も変わりつつあると改めて実感致しました。

米国では一度倒産を経験し、再起業をする率が47%に対し、日本は13%という統計がありますが、経済に適切な新陳代謝をもたらす為にも、この確率を上げていかなくてはなりません。

ドナルドトランプ、ヘンリーフォード、カーネルサンダース等、名前を挙げればキリが無いほど、米国には破産から再び立ち上がり、世界を代表する会社に育て上げた再起業家が多数います。

日本でも実は破産から立ち上がった経営者は多いのですが、独自の社会風潮もあり、表に出したがらない方もいるようです。

しかし、時代は変わりつつあります。日本に再起業家が多く登場し、倒産経験者にセカンドチャンスが与えられれば、産業振興とイノベーションに役立てると確信します。

それには確固たる論拠もあり、1回目の起業よりも2回目の起業では黒字決算になる確率が18%も上がっているそうです。

同じ道を再び行く訳ですから、当然と言えば当然の結果ですが、私の経験から考えても経験者の知見を生かす事は有用であり、我々グループで再起業家への投資も行なっています。

起業立国日本と言われる為には道程はまだまだ遠いですが、私達の復活劇が日本を少しでも元気付け、再起業を目指す方々に勇気を与える事が出来れば本望であり、それが復活を許容してくれた日本経済界、ひいては日本国に対しての恩返しと考えています。

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右より 経済産業省 石井課長、福島銀行 森川社長、第一号投資案件となった株式会社とことん荒井社長、ファンドを運用するMAKOTO竹井代表、クラウドワークス吉田社長








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先日、勝手に親父と慕う見城さんと堀江さんと会食をさせて頂きました。

強烈で過剰な振り幅のお二人の話は度々心を震わされます。

特に見城さんの著書には何度も心を揺り動かされ、2度目の創業をした当時は涙を禁じ得なかった事も度々ありました。

その著書の中で強烈に印象に残っている言葉の1つが「勝者には何もやるな」です。

これは見城さんがヘミングウェイの言葉を引用されたものですが、過去にとても印象に残っている記事の一節があります。

「他のあらゆる争いや戦いと違って、前提条件となるのは、勝者に何ものをも与えぬこと――その者にくつろぎもよろこびも、また栄光の思いをも与えず、さらに、断然たる勝利を収めた場合も、勝者の内面にいかなる報償をも存在せしめないこと――である。」

ヘミングウェイが「勝者には何もやるな」と言ったときに、それは、単なる勝ち負けの話じゃなくて、自分があらゆるバーを超え、あらゆる努力をして何かを勝ち取ったときには別にもう何もいらない、という意味になる。

見城さんの語る言葉が私をいつも奮い立たせ、心の奥底に眠る熱くドロドロしたマグマのような想いを刺激します。

私も経営者としての人生を選んだ以上、これからも地べたを這いつくばり、悶絶、葛藤し、業火に焼かれ続けるような一生が続くのだと思います。

しかし、一方で何かを成し遂げた時に何ものにも代え難い喜びを社員と共に得て、泣き笑い、感動し、言葉では形容し難い程の素晴らしい人生が続くのだとも思うのです。

自己意識、自己嫌悪、自画自賛、自己否定。
見城流に言えば、心の振り幅が人を成長させ、人生を面白くするのだと思います。

次回は藤田さんと4人の約束をさせて頂きましたが、またどんな修行(会食)になるのか、程良い緊張感と待望感に包まれています。

追伸 
堀江さんまた少し太ったような気が笑


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先日、経営者仲間と会食をしました。

その経営者とは旧知の仲であり

食事と共に忌憚無い意見交換をしていると、少し浮かない表情でした。


気になったので様子を伺うと、どうやら会社の売却を検討しているとの事でした。


状況から察するに、もうその交渉は佳境に入っているようで
私はなぜそのような結論に至ったのか、単刀直入に聞いてみました。


本人から出てくる言葉の数々は

「大手と戦う気力が無くなった」

「マーケットがどうなるか、不安で夜も眠れない。」
など、ネガティブ極まりなく、聞いているこちらまで気持ちが落ち込んでくる程でした笑。

(株式市場の急落と共に、こういう方が増えましたが。)


私は一言

「そうか、お疲れ様でした。人生は経営が全てじゃない。次に何をやるかが楽しみだね」

彼にそう一言伝えました。


すると彼は

「要は情熱が無くなっただけなんだ。負け犬だよ。」

と呟きました。


私は違和感を感じ
「人生に勝者も敗者も無いんじゃないか。最近俺はそう思う事が多くなった。もっと言うと、一時的な負けは後からいくらでも取り返せる。人生なんて死ぬまで分からないじゃないか」


そう諭すと

「そうだな」

憔悴しきった表情で友人はまた一言呟きました。


彼は「社員に顔向けが出来ない」そんな事も言ってましたが

彼が結論に至るまでに、躁鬱病のような葛藤と悶絶を繰り返し

ここまでの心境に至ったというのは想像に難くありません。


また、会社を売却すると言っても、より大きな資本が入り、会社を再び成長軌道に乗せる事が出来れば

社員、株主、お客様にも三方善しの結果となるかも知れません。


経済的な勝者だけが人生の勝者じゃない。

自分と戦い、自分に勝ち、自分に負ける。自分の強さも、どうしようもない弱さも認め、不完全な自分を楽しむ。


「一流のインテリジェンスとは、一見相反する2つの考えを一つの脳に同居させることである。」

私の好きな作家F.Sフィッツジェラルドの言葉ですが、人間には光も影もあるからこそ面白いという事を

フィッツジェラルドは包含させたのではないかと、私は推察しています。


話は少し変わりますが

この4か月間、当社は立て続けに投資先の売却を行いました。

上場を目指してファーストファイナンスを行う会社、経営陣でのMBO、新たな投資先への売却など理由は様々でした。


その中で、株価については喧々諤々発行体とやり合いました。

結果株価は36倍、あるいは41倍、中には1倍(元値)にもなった会社もありましたが、今までの何年間か経営陣と共に戦った日々を想うと感傷的にもなります。


しかし、一緒に会社を成長させて来た仲間であると同時に

私は投資会社のCIOとしての顔も持たなくてはならないので、一度株価の交渉に入れば、妥協を許す訳にはいきません。


そこには相反する二面性が出てくるわけですが、自分の行っている矛盾にいちいち辟易していると

足を止めて立ちすくむしか出来なくなってしまいます。


だから私は経営者仲間の彼を責めることなど到底出来なかったし、私も矛盾を抱えている一人の弱い人間なんだと改めて痛感します。


今回のディールも

高い株価で売り抜けた私が勝者なのか、それともこんな安値で売ってしっまった私が敗者だったと、将来後悔することになるのか。

投資を成功させた私が勝者なのか、一人の仲間を失った私が敗者なのか。


現在に答えを求めると矛盾が生じ、未来に答えを求めれば誰も正解は分からない。
つまり、人生の価値は自分で決めるわけで、答えは無いのだとつくづく思うのです。



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5年ほど前からある施設に寄付を行っています。

そこは親がいなかったり、教育を放棄された子供たちが最後に頼る場所です。


寄付を始めてから施設への2回目の訪問の時でした。


理事長の計らいで施設を見学させて頂きながら、子供達一人一人の境遇について

ご説明を頂いた事がありました。


「あの子はまだ乳児の時に捨てられた子で親の顔を知らないのです。」


「あの子は両親が覚せい剤に嵌り、教育放棄とみなされこの施設に来ました。」


「あの子は片親で、母親が生活が苦しくて面倒を見れず、母親自らこの施設に連れて来られました。」


過酷な現実を、淡々とアナリストのように説明される理事長のお話。


私は理事長の説明を受けて、悲しい気持ちにも、悲惨な想いにも駆られませんでした。

それは理事長の説明に感情も抑揚も感じられなかったからではありません。


そこにいた子供達が笑顔で溢れていたからです。

そしてその笑顔に、何とも形容し難い美しさと悲哀を感じたのです。


一方、親に代わり子供達と向き合う職員の皆様の日々の御苦労をお聞きしていると

複雑な想いにも駆られました。


「少し前ですが、夜中学生の女の子が施設に帰って来ない日があって、不眠不休で探し回りました。

何日か経って見つかると、彼氏の家に寝泊まりしていた。なんてこともありました。」


「先週は補導された子がいて、深夜3時に警察にお迎えに行きました。翌日は寝ずに

6時から保育園に通う子供達を送り出し、8時から小学生達を送り出し、事務作業を終えて寮に帰宅。

眠りについたのは夕方でした。」


「過去には妊娠が発覚した子もいて・・・」


私は黙って先生方のお話を聞いているうち

何か出来る事はないかと考え、寄付金の待遇改善への使用だけではなく、施設の一助になればと

卒業生達の当社への就職斡旋を提案しました。


しかし、次の理事長の話を聞いて、私の安易な想いは脆くも打ち砕かれたのです。


「杉本さん、大変有り難いご提案なんですが、それはお断り致します」

「なぜでしょうか?」

私は訝りながら尋ねました。


過去に同じよう提案もあったと前置きをした上で、理事長は説明を続けました。

「実はこの施設に入った子供達の多くがまた再びこの施設に戻ってくる事が多いんです。」

「どういう事でしょうか?卒業をしたらもういい大人ではないですか?」

「そうです。大人になって子供と共に戻って来るのです。」

私が絶句をしていると、理事長は言いました。

「それが現実です」


理事長の話は淡々と、決して悲観をしているわけでも、何か希望を伝えようとするでもなく

ただひたすら現実を伝えてくれました。

私も母が13歳で亡くなり、父は18歳の時に会社を倒産させ蒸発。

それなりの苦労をしてきたつもりでした。


しかし、彼らの境遇は次元が違いました。

私は全ての現実を知り、認識の甘さを恥じながら

改めて両親への感謝が沸いて来ました。


「それでも、希望は捨てずにやり続けるのが私達の仕事です。」

最後の理事長の言葉には凄味がありました。


私は経営者ですが、よき経営者はよき教育者であると認識しています。

まだまだ未熟者ですが、現実から目を逸らさず、一歩一歩努力を重ねて参りたいと思います。






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「我武者羅」

よく聞く言葉ではありますが、本質的な意味って何でしょうか?


私も正確な答えはよくわかりませんが

私なりの解釈は「本気」と同義語です。


語源を紐解くと、読んで字の如く

「我、強い武者らしく」が転じて羅は当て字

「我、むしゃくしゃする」が転じて羅は当て字等

様々あり、未詳のようです。


現代では、一般的に

夢や目標に向かって一直線に突き進み、夢中で行動するような意味で捉えられていると思います。


話は少し逸れましたが

年末に内定者の皆さんとお話しする機会があり

「あと2か月もすればもう新卒が入社するのか」と改めて時の流れの早さを感じつつ

そんな時期に思い出すエピソードをご紹介させて頂きます。


以前堀江(通称ホリエモン)さんに紹介され素敵なホテルに宿泊させて頂いた事がありました。

到着当日、支配人にお薦め頂いた離れの料亭にて、夕食をさせて頂く事になったのですが


これがまた素晴らしく、地元の食材と料理人の見事な腕に感嘆をしていると

コースがメインに差し掛かろうかという時に事件が起きました。


突然、料理が出なくなったのです。


20分~30分程の時間が流れたでしょうか、しばらくして配膳係の責任者の方がやって来ました。

「お客様大変申し訳ありません。料理長が指を切り、救急車で緊急搬送されまして・・・」

と一連の事の顛末を説明し始めました。


それならしょうがないと、私と妻はお詫びに出された小魚の揚げものを口に運び

日本酒を口に運び談笑をしていました。


しかし、待てど暮らせど全く料理はやって来ません。

小一時間ほど経過した辺りでしょうか、会場もざわつき始めました。


「そもそも料理人が指を切るなんて、プロとしての危機管理が足りない」

「こんな小魚で謝罪も一度で済ませようって気なのか」

「これ以上待たされるなら帰ろうか・・」


などなど、穏やかではない声が聞こえ始めたその時でした。

配膳係の新人女性が会場に向けて話を始めました。


「皆様お待たせして大変申し訳ありません。私は今年配属されたばかりの新人です。

私はお客様に配膳をする事しか出来ません。何か出来る事はないか必死に考えたのですが

こんな事態に至っても、何も出来ない自分自身にとにかく悔しく、情けないです。

厨房は今必死に食材の変更、配膳の変更など動いています。

もう少しだけお待ち下さい。本当に本当に申し訳ございません!」


涙ながらに熱のこもった彼女のこの一言で場の空気は一変。

会場はスタッフの応援をしようという流れに、一気に変わったのでした。


私自身も、会場の不満の渦に少なからず同調していたのですが

新人スタッフの彼女の熱い一言で気恥ずかしくなった程でした。


もちろん、彼女がこうした発言を出来る風土を作った会社側の教育、そしてマネジメントも

素晴らしいのですが、やはり大きかったのは彼女のパーソナリティだと思います。


「一生懸命、我武者羅に」そんな言葉がしっくり来た瞬間でした。


彼女は決して意図してやった事ではないのでしょうが、事実私はこうして心を動かされ

未だにこのエピソードを新人研修や各所で話します。


長く業界の常識に浸かってしまい、しがらみや人間関係など様々な理由が

私達の前進を妨げてしまう事があります。


そんな時も、私はあの時の彼女の姿をよく思い浮かべます。

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