黒蜜が来たときから その4

テーマ:
うつらうつらと寝て
思い立ったように立ち上がろうとして
フラフラで立てず
パタリと倒れる、を
繰り返す


ずっと撫でて
しゃべっていた

途端、手足を突っ張って、
口を少しパクパクさせた
お腹を見る
上下してない、
心臓を触る、何も動いてない

死んだ!?
クロ!?

でもヒュッと息を吸う、
大丈夫!?

心臓はやはり動いてない

ヒュッと息を




固まったまま
動かなくなって

何度読んでも
目線が動かず
ピクリとも動かなくなって

何よりお腹の上下もなく
小さな心臓の鼓動も聞こえなくなってしまった

過去に
私はこんなに号泣したことがないくらい
泣いた


一人っ子だった私は
小さい頃から寂しくないようにと
欲しい動物は全部買ってもらえた

リス、セキセイインコ、ミニウサギ、犬2匹、猫
どれも私は看取ったことがなかった。
餌やりなどは結局母がして
看取るのも母がしてくれてたから。

初めて最初から最後まで
私が世話をしたのが
クロで、初めてだった

昨晩ほとんど寝れなかったので、
ひとしきり泣いたあと、
一緒に寝ようと
硬直しかけるクロのそばで
昼寝をした。

昼寝の間に
クロの魂が私のと同化したのか、
クロの魂が浄化したのか
なんだかスッキリして
彼女の口周りとか
綺麗にしてあげた。

冷たくなった彼女の
漆黒の毛皮は
少し硬くなって、
やっぱりとても綺麗だと思った

人間は
辛いこと
しんどかったこと
忘れることができる機能がついてる

もしかしたら今回のこと
忘れてしまうかもしれない

でも、一つの命を預かるときは
とても楽しいワクワクだけれど
一つの命が失われるときは
こんなに辛いということを

もし次の命を預かるときがあれば
読み返して
思い出せるように

ここに記します

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黒蜜が来たときから その3

テーマ:
歩くのもままならず、
フラフラと違う場所にいっては
パタリと倒れる

先日までは元気に
棚の上にあがれてたのに
一気に悪くなってしまった

本当にダメなんだと感じて
ずっとずっと私は泣いていた
きっと10年分くらい泣いた

死を待つだけの長い時間

にゃーという声が出ないのに
口はにゃーといってるように
開けて掠れた息だけが
漏れた
それは、私を呼んでる気がした

近寄ったら寝ながらでも
いつものように
おでこを私の体に押し付けてきた

思わず抱きしめた

飼ってから初めて。

ずっと横にいたけど
抱っこできるのが
病気で動けなくなってからなんて
想像はしてたけど
悲しすぎる

もうトイレも行けなくなって、
しゃがんでフローリングの上で
おしっこを出した。

おしっこ、というより
アンモニア臭もしなかったから、
点滴がそのまま出てきた感じだった。
もう腎臓の機能はゼロに近いんだと感じた

点滴3日目予定の日、
虫の息だったので、
もう長くないと感じた。

雨が朝から降っていたけど
庭の見える窓の近くに
毛布とバスタオルを敷いて
いっぱいしゃべった。
朦朧としてても
声は聞こえるとどこかの
サイトに書いていた

野良の時は
雨の時、クロちんは
どこで過ごしてたのー?

雪が降ったら寒かったやろなぁ

今は暖かくて幸せだね!と
自分に言い聞かすように
喋りかけた。

私の家に来たことが
この子にとって幸せでなければ
ならない。

触れるようになって
1年も経ってないけど、
人間っていいかも
ママって優しいのかもと
心を許してくれて
懐いてくれたことが
本当に私が幸せを感じたことで

それがなぜか
余計に辛く感じた。

あんなに懐いてくれるように
心を許してくれるようになったのに。

息も絶え絶えな感じの
長い時間
まずお腹見る、上下してる、
よかった生きてる、
を繰り返す
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黒蜜が来たときから その2

テーマ:
1月に入って、ますます食べなくなったので、マグロや
ささみを茹でたモノや
色々工夫したけど、
どれもイマイチだった。
本当に痩せていく
そして食べない

嫌な予感がした。

去年実家の猫が全く
同じ感じで亡くなったから。

水も、入れた水ではなく、
窓の水滴を舐めるようになった。

途方に暮れて、
周りに聞いて、病院に、と言われたけど、抱っこも今までさせてもらえないから無理じゃないかと
思ってた。
暴れる猫は
洗濯ネットに入れるのだけど、
少し抵抗したものの
ネットにいれることができた。

なんてことだ、こんなに弱ってるのかと驚愕した。

病院に連れて行き、血液検査。
先生が言いにくそうに
腎不全と言った。
恐ろしい数値だった。

血糖値 75から166が
正常値のところ473

BUN(血中尿素窒素)
正常値が16から36のところ
140

Cra(クレアチニン)
正常値が0.8から2.4のところ
6.1

どちらも腎臓が悪いと上がる
数値

点滴を打ってもらったけど、
病院から帰ってきた彼女は
目に見えて悪化してた。

徐々に悪くなったから
この数値でも生きてるけど、
いきなりこの数値になったら
生きてられないレベル、とも言われてた。

フラフラで
寝場所を探すように
低体温の彼女は
本能で冷たい廊下で
横になったりしていた

獣医さんに低体温は危なくなるからと言われたけど、暖かいところだと、しんどいのが続くだけなんじゃないのかと思い、

彼女が行きたいところに
行かせた、
布団だったり、部屋の隅だったり、
階段をヨロヨロと上がっていくから、
いつもの上の猫ごたつがいいのかと
様子みたら、猫トイレに入って
へたばって動けなくなってた

とりあえず猫トイレから出して
猫ごたつに入れたら
端っこの冷たいところで横になった。
私たちのところより
静かないつもの場所がいいのかと思い、そこで夜を明かすと思っていた

ところが、
その晩深夜2時ごろ目が覚めて
様子みにいこうと布団をでたら
階段をどうやって降りたのか、
フラフラと転びながら降りたのか、
階段下で倒れこんでいた

もともと人間嫌いだから
1人がいいのかと
2階に居させたけれど、
しんどい思いして、1階に降りてきたのは
私のそばがいいと
思ってると感じて、
夜もずっと一緒に居た。

3日点滴、と言われてたけど、2日目の点滴のあと、またグッと悪くなったので、もう延命はしないと
決意した

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