2016-11-04 21:52:41

Soft landing

テーマ:orthopaedic oncology

僕は今ある大学病院に在籍して、毎日骨軟部腫瘍の患者さんとお話し、診断し、治療を行っている。整形外科医で骨軟部腫瘍を専門にしちゃうことはそんなにない。なぜなら骨軟部腫瘍の領域は、患者さんが亡くなることが多くて、整形外科医はふつー敬遠することが多いからだ。関節や手や脊椎を専門にしていても、そんなに「ご臨終です」という機会は少ない。

 

 

 

とはいっても大学病院で亡くなる患者さんは年に2-3人程度なのでそんなに多いわけでもない。もうすでに手のつくしようがない患者さんなので、どうやってsoft landingというか、痛みや苦しみをできるだけとって見送りたいと思っている。緩和ケアチームが幸い存在するので、チームと連絡をとりながら看取ることになる。

 

 

 

患者さんの死に立ち会うたびに思うのは、何か患者さんにプラスになるようなことをできたのかな、ということだ。プラスになる、というのは一人一人違うから難しい。果たしてそれでよかったのかなあと思ってしまう。

 

 

 

ひるがえって自分ならどうしたいのだろうと思う。点滴さえ拒否する患者さんもいた。(結局どうしようかかなり迷いに迷って1日1本だけ点滴してしまった) soft landingは難しい。寝ている間にくも膜下出血ぐらいで亡くなったほうがよいかもしれない。でも悪性腫瘍で亡くなるときは時間的余裕がくも膜下出血よりかはあるから、最後にお別れが言えるかもしれない。どちらがいいだろう。

 

 

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同じテーマ 「orthopaedic oncology」 の記事
2012-12-17 16:54:30

P31-45:勉強②

テーマ:orthopaedic oncology

勉強のメモです。まあこんな勉強しているんだなー程度で流してください。

決してネタ切れなんかじゃありません(笑)





上腕骨近位発生骨肉腫について


OSを疑った場合、胸部CT PET RIなどの全身検索が必要
MRIは髄内への進展を見るのに必要 切除範囲を決める

OSの上腕骨近位発生は15%程度

OSがaggressive or permeativeならEwingや骨髄炎に似ている

明らかな骨形成を認めない場合や骨幹部発生はEwingを疑う

レース状のosteoidを作るのがOSの特徴

古典的にはosteoblastic fibroblastic chondroblasticの3つに分類されるが、予後の相関はない。

組織学的にはたくさんのtypeがある

5生率はmetaなしで若年者なら65-75%

90%はlimb salvage

5-10%の局所再発

同種骨移植の一番良い適応は骨幹部発生

正確なbiopsyが治療のカギとなる



ふーん・・・ってそれだけかい!頑張れ自分。


上腕骨近位発生骨嚢腫について

UBC ABC FD 好酸球性肉芽腫 骨髄炎 が鑑別診断

骨嚢腫の75%は上腕骨近位で発生(自検例)

幼年で骨幹部か上腕遠位発生のcystは好酸球性肉芽腫のことが多い

ABCとUBCの違いは、ABCは「拡張した」ような。皮質骨が侵食されたようなかんじ。

10歳以下では30-60%局所再発した

10歳以下ではmultiple injection

10~12歳では掻破骨移植か、injection

12歳以上では掻破骨移植


上腕骨近位発生内軟骨種について

low gradeの軟骨肉腫、骨梗塞が鑑別診断

単純X-pでは様々な形の石灰化を認める

biopsyでlow gradeCSと鑑別するのは難しい

intermediateとhigh gradeOSを鑑別するためにbiopsyを行う

青白いor青灰色をしている

カルシウムがある場合は白から黄色のものが沈殿している

時折痛みを伴うが、痛みの原因が悪性化によるものかは定かではない

掻破後は痛みが軽くなることが多い

局所再発率は5-10%程度

Enchondoromatosis(Olier病)は5-30%が悪性化する

Maffuci syndromeは先天性だが非遺伝性、enchondoromatosisとmultiple hemangiomas(皮膚や内臓にできる)が特徴で高率に悪性化する

治療

low grade CSであろうが内軟骨種であろうが、治療は同じ、掻破

burrを使ったり、cryotherapyを使ったりすると局所再発率は落ちる

大きな骨欠損ができた場合は骨移植とともに内固定も併用した方が良い


今日はこの辺までにしといたろ(笑)

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2012-12-11 17:52:20

Degerative cyst :勉強①

テーマ:orthopaedic oncology

当直中、あんまり暇だから(こんなことは珍しい)教科書を読む。



整形外科医の独り言-20121209065040.jpg

なかなか平易な英語で書いてあり、症例ごとに短くまとめてあるのでお手軽な教科書。

日本語の教科書がなかなかないんだよなあ。



で、ここから勉強のメモ。


glenoidに発生したDegenerative cystについて。

30歳以下なら骨腫瘍を考える。

ABC、FD、MM、meta、CSなど。

Ewingの肩甲骨発生は珍しい。

40歳以上ならMMも考えよ。蛋白電気泳動しなさい。

造影MRIではrimだけが造影される。metaやMMなら腫瘍全部が造影される。

生検するときは後ろから。前には腕神経叢があるから。

Open Biopsyの時は小円筋と大円筋の間から。

BiopsyでCystと診断がついた場合は疼痛如何で手術を決定するが、保存的治療をまず試みる。

関節の状態が悪ければ人工肩関節を考慮する。

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