僕の好きなチームは千葉ロッテマリーンズ。
なぜかというと・・・98年のころだったか、18連敗か19連敗ぐらいして、あんまりかわいそうだったのでファンになった。
ということで、我が千葉ロッテマリーンズの若手、今江敏晃選手が怪我をした。
誰それ?という方は↓
「有鉤骨骨折(ゆうこうこつこっせつ)」を受傷・・・
これは簡単にいうと・・・
簡単にいえないな・・・
えっと、とりあえず「有鉤骨」っていうのがどこにあるのか?
A.手のひらです。
赤く塗ったところが有鉤骨。
僕の右手でいえば・・・
指みじかっ!!とかいうツッコミはなしで・・・
手きたなっ!!とかいうのもなしでお願いします。
ボールペンで黒く塗っているところらへんが、有鉤骨。
で、今江選手はバットを振っている時に激痛が走ったらしい。
なぜここが折れるのか??
有鉤骨は、鉤(かぎ)が有ると字にもあるように、骨の一部が手のひらに向けて鉤(かぎ)状に伸びています。
手のひらの部分を輪切りにすると・・・
上の図の矢印の部分が有鉤骨の鉤(かぎ)の部分。
えっと、写真の上側が手のひら側、下側が手の甲側。
CT(X線で輪切りにしたように見える)を撮ると大体診断できる。
なぜここが折れるかというと、バットスイングの時にすごく力が加わるから。
巨人の二岡選手も3-4年前ぐらいに折ったと記憶している(間違いならごめんなさい)。
今江選手は右打ちなので、引き手の左手がとても力が入る。
その時にボキっとおれたのでしょう。実際左手が折れたらしいです。
もしくは何回も何回もプロ野球選手はバッティングや素振りを繰り返すので、疲労骨折なのかもしれない。
こわいのはこの有鉤骨の近くには「尺骨神経」と言う神経があるので、後遺症が残らなければいいのだけど・・・
で、治療はどうするか。
上の図の矢印の部分から先の部分が大きければ、骨をつなぎとめる手術をする。もしくは待つ。
小さければ、骨片をとっちゃう。
もしくは、ずれていれば手術になるのでしょう。どれぐらいずれているかを判断するのは実際に治療する医者次第でしょうけど・・・
場所が場所だけに、なかなかバッティングはできなくなる。
というか治療しないとバットを持つことすらできない。
うーん復帰時期は治療方法にも骨折の具合にもよるけど・・・
あとは今江選手がまだ23歳(今年24歳)ということも考慮して、完全に治った状態でしか戦列に復帰しないのじゃないかなーと思う。バレンタイン監督はそこらへん厳しいと思うので。
早く治ってほしいな、また今江選手のプレーがみたいなーという思いで、この記事つくりました。
わからないところがあればコメント欄に書いてください。補足しますので・・・
だいたい僕はヤフーとかでスポーツ情報をチェックするのだけど、時々気になるのが
「手術成功」という記事。
オリックスの清原選手もこんな記事 がでていた。
整形外科領域しか知らないのでなんともいえないけど、こういうスポーツによる障害では、
「手術成功」と喜べないのです。
よくドラマとかでも「手術は成功しましたよ」という言葉を手術直後に聞くけど、なんか違和感を感じてしまう。
まず僕は使わない言葉。医者になってから一回も使ったことがない。
手術は確かに不確定要素があって、なんか悪いことが起こる可能性があるけれど、どちらかというと悪いことが起こる可能性は低い。だからほとんどの手術は成功する。逆に言えばそれだけ勝算があるからこそ手術に踏みきるのです。
問題は手術の後。
手術後の経過をみていかないと、本当にその手術が成功したかどうかなんてわからない。
手術はうまくいったけど、結局患者さんは回復しなかった、なんてことは整形外科以外ではなく他科でもありうることだろう。
清原選手を例にあげると、真に手術が成功したといえるのは、清原選手が公式戦のバッターボックスに立って、自分のスイングが左膝の痛みがなくできること。
そこらへんをマスコミは勘違いしているんじゃないかな?と思う。
だから僕が手術直後に患者さんにいうことは
「手術は特に悪いことはおこりませんでした、予定通りですよ。これからリハビリ頑張りましょうね」
整形外科では手術は土台。リハビリは家。(と尊敬する上司が言っていた)
いくら良い手術をしても患者さんのリハビリ意欲がない限り、いい結果なんて出ない。
そしてPT(理学療法士)さんたちがいないと僕らは商売あがったりだ。
だから手術は成功、というのを手術直後に聞いても兜の緒をしめないといけない。
手術してからが本当に大切なんです。
プロサッカー選手の中村俊輔。
左手を踏まれて骨折したらしい。
記事はコチラ 。
「左手全部を踏まれたから、全体的に腫れている感じ」競技場近くの病院でエックス線検査を受けた結果、左手甲の「足で言うところの第五中足骨」(俊輔)に亀裂が確認された。26日午後、セルティック・パークでチームドクターの再検査を受ける。
難しい言い方するなー俊輔選手。
というかサッカー選手なら中足骨の方が馴染み深いのでしょう。
左手甲の「足で言うところの第五中足骨=第5中手骨
です。(記事から判断するだけなので自信ありませんが)
画像でいえば、
この絵で、小指(一番右)の一番長い骨があるのがわかります???
そこが第5中手骨です。右手を後ろから見た絵なのでわかりづらいかもしれません・・・ごめんね。
ちなみにこの第5中手骨は、よく折れるところです。
どうしたら折れるかというと。
人もしくは物を殴る。(俊輔選手は違いますが)
今ホークスにいる杉内投手も数年前、腹たってベンチでいろんなものなぐりつけて同じところを折ってました。
別名、Boxer's fractureともいいます・・・
やんちゃな兄ちゃんとかが時々外来にきますね。
どうも。急患で呼び出されたryuuta19です。こんばんは。
スポーツ障害の中でも最もよく目にする「肉離れ」。
なんとなく肉が離れるのかなーと思うそこのあなた。
正解です。
医学用語では「筋挫傷」とか「筋断裂」とかともいう。
整形外科クルズス(改訂第4版)という教科書には、(勝手に引用しちゃまずいかもしれませんがすみません)
病態
短距離走などの瞬間的な活動に際し、筋組織に断裂が起きると強い痛みを伴い競技の継続ができなくなる。筋線維束結合織に限局した軽度の損傷の場合から、筋線維の断裂を伴う中等度以上の損傷までその程度は様々であるが、多くの場合は断裂そのものによる疼痛に加えて内出血と腫脹による疼痛が加わる。
ZZZZZ・・・・
寝ないように。
要は、肉離れ=筋肉が切れちゃった状態。
で、治療はというと・・・
治療
受傷直後には局所を冷やし、圧迫し、安静を保つことが重要である。次いで消炎鎮痛薬の内服あるいは外用を行う。
ということだけ。
つまり手術したりとかはなく、自然治癒を待つ。
以上、肉離れの説明。ここから先は僕の意見。
肉離れは筋肉が切れた状態。筋肉の大きさはひとりひとり違うし、筋肉の切れ方(深さとか大きさとか)も違う。
だから全治○○週間とか新聞に書いてあることが多いけど、あくまでも目安として読んだほうがいい。
選手は早くに復帰することもあれば遅く復帰することもある。
またあせって過度のトレーニングをするとせっかく治癒してきた筋肉がまた切れてしまうこともある。
意外と難しい怪我だなと思う。経験がものをいうというか。どこまでトレーニングしていいかとか、そういうことは整形外科の教科書にはちょこっとしか書いていないし、ケースバイケースで考えた方が理にかなっているとも思う。
なんかもっと学術的に書きたいですけど、僕にはこれが限界です。ごめんよー
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