何か質問などある人はコメント欄か、メッセージを残してくださいね。

答えられる範囲で答えます。


第24回整形外科専門医試験を受けた先生方のレポートをお待ちしています。(特に口頭試験)

メッセージに送っていただければ幸いです。後日ブログにアップいたします。


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2012-01-27 18:05:47

金曜入院

テーマ:医療系エッセイ

水曜日、めざましテレビをぼーっとした頭で見ていたら、どーも金曜入院することがいけないよ、と厚生労働省がケチつけているらしい。

で、ソースを探してみると
http://www.asahi.com/politics/update/0126/TKY201201250784.html



むー
整形外科に関して言えば、金曜入院する患者さんのほとんどは月曜に予定手術が入っている患者さんだ。で金曜入院して諸手続きが終わるとだいたいみんな外泊してしまう。で日曜の夜に帰ってくる。

どーしてこんなめんどくさいことになっているのかというと、


①術前の麻酔科検診が金曜にやっているから
②入院時の諸手続きが金曜にやらないと事務や病棟のナースが困るから
の二つが原因だろうと思う。


病院は365日同じように働け

ということなのかな…だったらマンパワーを増やす→診療報酬上げる、という方向になるのかなーと思ったら逆みたいですな。これって医療費の無駄遣いだろ、という意味らすい。役人はいろいろ削るところをみつけてきますねー


だけどどうしろっていうんだよー月曜に全部事務的手続きやれってか?もしくは日曜?


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2012-01-26 20:07:14

TFCC損傷:治療

テーマ:TFCC損傷

あしかけ3年にもおよんでしまったTFCC損傷・・・なかなか重い腰をあげずすいません・・・


で、治療。


まず保存的治療します。身体所見や、画像所見で疑わしければ、サポーター固定して原則3カ月待つ。これで70%ぐらいは良くなりますが・・・残念ながら30%の患者さんは良くなりません。




TFCCに対する治療は主に2つ。


切れたTFCCを

①縫合する


整形外科医の独り言  

こんな感じに縫う。縫えるところは縫うけど、血行のないところは縫ってもくっつかないので、②をします。

②部分切除する
整形外科医の独り言

わかりづらいと思うんですが・・・すいません。

黄色のところがTFC。真ん中は血行がないので、こんなかんじにくりぬいてしまう。



・・・・あらこれで終わり?

ではない。

みなさん覚えているだろうか?

去年の画像所見の部分。



整形外科医の独り言


太い方が橈骨、細い方が尺骨、んでTFCCは尺骨の上にのっかっているようなかんじ。

で、TFCCは尺骨が橈骨よりも相対的に長いと、指側の骨にぶつかって痛みやすい。

ということで尺骨が長すぎる人には、尺骨短縮術、というのをやることもあります。

文字通り尺骨を一部削って、短くして、プレートで固定してしまう・・・

ただしもともと尺骨は骨癒合しづらいところなので、どーしても偽関節(骨がつかないこと)が起こることがあります・・・手術はなんでも合併症がある程度つきものなんですが・・・



患者さんの年齢、TFCC損傷の場所、程度、尺骨が長すぎるかどうか、罹病期間、患者さんの希望、既往歴・・・なんかをいろいろ加味して考えるのです。

といっても僕は手の外科専門というわけでもなく、手術もほとんどやったことないので偉そうな口は聞けませんが・・・苦しんでいる患者さんの参考にでもなれば幸いです。


2012-01-25 12:39:05

東京雑感。

テーマ:ブログ

東京にいくたびに思うのは、その便利さだ。

いたるところに電車が走り、どこにいくにも簡単に、速く、時間通りに着く。

ということで専門医試験の後、電車にのって目黒にいってきた。

なぜ目黒にいったかというと。

整形外科医の独り言


ここに行きたかった(笑)


世界でひとつの寄生虫だけの博物館。

亀谷先生という偉い先生が私財を投じてつくった。

無料だけど訪れた人は寄付をしましょう。僕もしましたよー

くわしくはこちら→http://kiseichu.org/default.aspx


日本は昔は寄生虫の感染者が多かったそうだが、衣食住の環境が清潔になり、また寄生虫を媒介する動物や昆虫を駆逐することで徐々に少なくなっていた。特に日本住血吸虫症は肝硬変になってしまう(と遠い昔医学生の時覚えたような)のだが、ミヤイリガイという動物を駆逐することでほとんどなくなってしまったらしい。

くわしくはこちら→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BD%8F%E8%A1%80%E5%90%B8%E8%99%AB


まあ寄生虫くんたちは現代の日本でもしぶとくいろんなところで生きている。逆にサナダムシとかはアレルギーを抑えるんじゃないかーなんて説まである。なんて面白い。清潔じゃない方がいいかもしれないなんて。


えーといろいろ写真はとってきましたが、けっこうグロいかもしれないので一応やめときます。


電車にまた乗ったら、電車の寄生虫になったような気分・・・

2012-01-24 18:38:47

ライト・グッドバイ

テーマ:書評?
ライト・グッドバイ―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)/東 直己
¥777
Amazon.co.jp


専門医試験の帰りに読む。


主人公の<俺>はもう49歳になっている。この本はシリーズになっていて、初登場時の<俺>は28歳だった。

2005-6年ぐらいだろうか?舞台はやっぱり札幌ススキノ。

<俺>はやっぱり「ケラー・オオハタ」というバーであいかわらず飲んでいる。飲んでいるものは微妙に変わっているけど。退職した刑事からの依頼から、ある事件にかかわっていく<俺>。生涯最低の冬。




僕はこのススキノ探偵シリーズを初めて読んだのは1年前。シリーズのひとつは、映画化もされている。

探偵はBARにいる 【DVD3枚組】「探偵はここにいる! ボーナスパック」/大泉 洋,松田龍平,小雪
¥7,140
Amazon.co.jp

映画はみていないが、大泉洋がでているのでとりあえず原作を読んでみよう、と思った。

大泉洋に興味もったのはまた別のエントリで。

で、その原作が面白い。一気に読んでしまう、つぎの展開が気になってしまう、そんな本。

そのシリーズのひとつが冒頭のライト・グッドバイ。

もちろんあのチャンドラーの「ロング・グッドバイ」にひっかけた題。最後のしめが僕は好きだ。

テリー・レノックス役の檜垣、こんなオタク(というかパーソナリティ障害ともとれる)はそうそういないだろうとは思うけど、気味悪さが文面からあふれている。

それに超いやいやながらも依頼のためにつきあう<俺>が面白い。そこにあるのはなんなんだろう、正義感なのか義務感なのか、友情なのか。どれでもないかもしれない。

どうぞご一読あれ。

2012-01-22 11:06:29

第24回整形外科専門医試験を終えて

テーマ:整形外科専門医試験

とりあえず僕の勤める病院へ帰ってきた。

たよりない記憶をもとに書いてみよう。


筆記試験

筆記試験は新作の問題がけっこうあり、いきなり第1問からよくわからなかった。

くわしくは今年の日本整形外科学会雑誌(あの毎月送られてくる白いやつ)に掲載されるはず・・・すてちゃだめです。

全体的にQandAそのまんまの問題、というのはほとんどなかった。QandAはあくまでも手段で、それをもとにちゃんと知識をつけとかないといけないなーと思った。

ちょっとこれはないやろーという問題は頻度で第2位を聞いてくる問題。膝OCDと分裂膝蓋骨で第2位の頻度のタイプなんか覚えちゃいないわ・・・

Perthes病の包みこみ療法とかも間違った。わからんよそんなん・・・

ということは絶対おとしちゃいけない問題をおとさないように、基本に忠実に教科書勉強するべきかな?



筆記試験はいちおう自己採点で92/120=76%ぐらい・・・なので足りているはず・・・と信じたい。


口頭試験

口頭試験は15分ずつ計2回。前半組と後半組があるらしい?よくわかりません。

ほんとにホテルの一室で、ツインのベッドがはしにどかれていて、2名の試験官の先生たちが座っていた。

結構試験官との距離は近い、80cmぐらいで結構どきどきした。


最初にビデオ問題があった。問題が提示されて40秒以内にこたえる。

腱板断裂の症例で、

①圧痛点とその意義:なんか大結節と烏口突起だったような・・・あと棘下筋の萎縮もあった

②lift off testの意義:なんとなく答えた

③X-p、MRI所見:AHIの低下と腱板の途絶をいったような。

③考えられる疾患:腱板断裂と肩甲上神経麻痺、といったような・・・

④肩関節鏡の所見:あんましみたことなかったので腱板断裂です・・・とこたえたような

⑤治療法について:鏡視で縫えたら縫うけど、広範囲なのでオープンにしてパッチをあてるかも、みたいなことをいった


で、一応まあいいんじゃないみたいな雰囲気だった。

試験官からは広範囲、というところがポイントですよ、という言葉をいただいた。

続いてそのまま提出した症例。なんかいろいろ聞かれたけど、こたえられる範囲。どーして手術しなかったかとかけっこうICについてつっこまれたような気が・・・合併症のこととかもちゃんとICの時にいいましたかみたいな。


で、15分たったのでとなりの部屋にうつる。


となりの部屋では紙芝居みたいな症例問題。

先天性股関節脱臼と骨肉腫だった。まあこれは教科書にのっているようなことしか聞かれなかった。

いわゆる診断、身体所見、画像所見、治療法、手術、化学療法の役割、治療の合併症、予後とか。

だけどまあ普通に勉強していたらこたえられる範囲。いじめられるような質問はなかった。

けっこうポンポン答えたら時間があまったみたいで・・・はやめに終わった。



いちおうこれが僕の専門医試験のレポートです。

多分受かっている・・・ような・・・気がします。


もし他に「こんなん聞かれたよ」とか「こんなんもでたよ」とかただの感想とか、なんでもよいので受けた人はコメントしていただくとうれしいです。(コメントは承認制なのですぐには反映されませんが)

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