山折哲雄と高山文彦の対談本。

まず一言。駄目だ此奴ら。

ああ、さて。
先に断っておくが、俺はこの本を三分の二程度までしか読んでいない。
頁数にすると百二十頁くらいか。
それ以上読み続けることが苦痛になったから、止めてしまった。

既にこの本に対する俺の評価が相当低いことは理解してもらえたと思うが、前書きを読んだ時はここまで酷いとは思わなかった。
まあ確かに、何が言いたいのか分からないところはあったが、これほど深刻だとは思わなかった。
そして、あえてこの本を一言で表現するとすれば、違和感(あるいは不快感)の大名行列だろうか。

とは言え、支持できる事柄が全く無かったわけではない。
いや、むしろ唯一支持できた事柄というのが、天皇陛下のお住まいを京都に移せと言う物だった。
あまり詳しくはないが、それ程間違った提案だとは思えない。
もちろん、治安維持には細心の注意を払い、幕末のような暗殺と破壊行為が横行するようなことがないようにするのは大前提だ。

と、賛同できるのはこれだけだ。
後はもう、突っ込みどころの連続だった。
一々全部に細かいことを書いていたのでは、延々と終わらないので手短に突っ込んで行きたいと思う。
ただし、本に書かれた順序と突っ込みには若干の食い違いがあることをお知らせしておく。

1.千年以上続く天皇制だというのに、安倍政権は明治から昭和前半までの専制君主制を再現しようとしている。
 いや。その頃の日本は立憲君主制だっただろう。憲法と議会と選挙がある専制君主制って成立するのか?

2.祭祀さえきちんとやれば女系天皇でも問題無い。
 いやいや、千年以上の歴史と伝統はどこへ行ったんだ?
 女系天皇は千年以上、一度も登場していないはずだぞ。

3.日米戦の最終段階で、日本政府は停戦交渉を全く行わずに、広島と長崎に原爆を落とさせた。
 いやいや。ソビエトを仲介にして停戦しようとしていただろう。
 その時日本が戦っていない大国はソ連だけだったから、ある意味当然の選択だっただろう。
 結果的に最悪の選択だったけれど、停戦に向けた動きがなかった訳じゃない。
 これを無視するとは、お前らスターリンの回し者か?

4.福島の原発事故で、今でも苦しんでいる人達が大勢いる。
これは全て政府の責任だ。
 うん、それはあると思うけれど、では、苦しんでいる人達を救う方法を何か提案してくれ。

5.2013年10月に皇后様が五日市憲法を引き合いに出して、憲法改正に突き進む安倍政権を批判した。
 いや、どこをどう取れば安倍政権への批判になるんだ?
 五日市憲法について調べてみたが、帝國憲法よりも天皇陛下の権限が強化されていたぞ?


先にも書いたが、俺はこの本を三分の二程度しか読んでいない。
にもかかわらず、これだけ突っ込むことになるとは前書きを読んだ時には全く想像もしなかった。
これでは、安っぽい政権批判の本ではないか。
表題の通りに、日本人の本質について語れよ。
それ以前に、明らかに間違っていることを言っているのに、対談相手がそれに対して何も言わないことに凄まじい違和感を覚えた。
違和感の大名行列という表現は、まさにここから生まれている。

ああ、さて。
この本は本来、日本人の本質について語った対談本のはずだ。
そしてまさに俺は、この本を読んで日本人の本質について考えた。
簡単に書いてしまえば、現状に対する愚痴を言うだけで、解決策一つ提案しないで、間違っていても指摘せずに、責任を取らない民族と言う事になる。
この本の対談者二人は、本当にこれが言いたかったのだろうか?
いや、もしかしたら反面教師になろうとしているのかも知れないが、実際はどうなのだろう?
あるいは、読んでいない後半三分の一に何か書いてあったのかもしれないが、それを確認する気にはならない。ここしばらくの間は。

さて最後に。
本とは直接関係はないが、俺も批判するだけでは脳がないと思うので、一つ提案をしてみたい。
福島の原発事故についてだ。

年間の被曝線量を、20ミリシーベルトまで引き上げる。
帰宅して、事業を再開した農家から政府が市場価格で農作物を買い上げる。
買い上げた農作物は各官庁の食堂で消費する。

これによって、自然に回復して行くのではないかと思う。
どうだろうか? 実効性は有るのだろうか? 無いのだろうか?

さてこの本だが、人の愚痴を聞くのが好きだという人にはお勧めだが、そうでない人にはお勧めしない。
あるいは、現在の日本の危険性について、しみじみと実感したい人にも、お勧めかもしれない。


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さて今回は、同盟国米国についてもう少し書いておきたい。
とは言え、完全に考えが固まったというわけではないので、これは途中経過だと思ってもらいたい。

さて、米国について。

良く、米国を日本の戦争に巻き込もうという発言を目にする。
少し前までは、この考えにある程度賛成だった。
とは言え、自分で何とかするという姿勢が無さ過ぎる気がして、一定までの賛成に留まっていた。
だがそれも、現在の米国の状況を、何冊かの本を読んで理解するまでの話だ。
最近読んだ、田母神氏の本の影響も大きいだろう。
だからこそあえて書く。

米国を日本の戦争に巻き込んではいけない。
米国について前に書いたことも理由ではあるが、本来、日本の安全は日本(政府と国民)が第一に責任を持つべきだと考えている。
であるから、米国を日本の戦争に巻き込むべきではないし、そうしないために東南亜細亜諸国連合と軍事同盟を締結しておくべきだと思う。

とは言え、蚊帳の外へ放りだして置くわけにも行かない。
何故ならば、物量に押しつぶされる危険性があるからだ。

考えてみて欲しい。
人民解放軍の戦闘用艦艇は、兎に角数が多い。
こちらの対艦ミサイルや魚雷が、完璧に命中すれば(一撃必殺という意味)問題はないだろうが、絶対にそうはならない。
良くて半分程度は撃墜されるか外れるか、あるいは故障して無駄になってしまうだろう。
そうなると、武器弾薬の補給能力に問題を抱える日本と東南亜細亜諸国連合では、どうしても限界が速くやってくる。
それを引き延ばすために、世界最大の生産力を持つ米国を利用するのだ。(米国軍の在庫一掃安売りでもかまわない)
つまり、米国を巨大な兵站基地として利用する。
もちろん、利用する以上は代価を支払う必要はあるだろう。
なんだったら、支那大陸をそのままくれてやっても良い。



いや、この手は使わない方が良いだろう。
何故ならば、お節介な米国人が、侵攻した大陸にいる可哀想な人達を自国に連れ帰ってしまうかも知れないからだ。
そうなれば、今以上に支那系米国人が増えて、最悪の場合、亜米利加大陸で内戦が起こるかも知れないからだ。(飛躍しているのだったらその方が良いが、俺は心配している)

と言う事で、武器弾薬の見返りに支那大陸で商売することを条件に出すという所に落ち着くだろう。
あるいは、日本が抱えている米国の国債について、権利を放棄するというのでも良いかもしれない。
これによって、米国は負債の上限問題から暫く解放されるはずだからだ。

まあ、それはさておき。

もちろん、日本や東南亜細亜諸国連合は支那大陸には進出しない。
これならば、十九世紀末からの夢である、支那大陸への進出を達成することが出来る米国は、狂喜乱舞してくれるだろう。(自分本位な解釈で済まない)

いや、そもそも米国は第二次大東亜戦争に積極的に関われるだろうか?
中東で問題を起こしているというのもあるが、それ以上に、自国軍の犠牲に耐えられないのではないだろうか?
ここのところずっと、ある意味で、臆病な戦いを続けている米国軍は、曲がりなりにもイージス艦を運用しているような人民解放軍と、正面切って戦う覚悟があるだろうか?
そこから既に疑問ではある。

正面切って戦う覚悟がないならば、こちらにとって都合の良い、後方兵站基地として十分以上に機能してくれるのではないだろうか?

とまあ、今ひとつまとまりがないが、今の俺が米国に期待しているのは武器弾薬の補給だけだ。
それ以上関わらないことを希望していると、そう表現した方が良いかもしれない。


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田母神俊雄の本。

まず一言。弱肉強食を生き延びよう。

さて、一言目を少しだけ変えてみたが、あまり意味はなかったかも知れない。

まあ、それはさておき。

戦争について書かれた本だ。
とは言え、これが書かれたのは一年半ほど前なので少し古い。
古いと言っても、時事ネタの所だけで、戦争の本質については何も変わっていないから、全く問題はないだろう。

何より驚いたのは、九条があるからこそ米国の戦争に引きずり込まれるという著者の主張だった。
そしてそれは、俺に対して十分な説得力を持っていた。
詳しくは読んでもらった方が速いが、要約すると以下のようになる。

九条があるために自衛戦争さえおぼつかない。(自衛隊も単独では戦えない)
そんなわけで米国に守ってもらっている。
守ってもらっているから顔色を窺わなければならない。
その結果として、最前線ではないにせよ、米国の戦争に付き合わされている。

と言う事になるらしい。
どうだろうか?
俺に対しては、十分な説得力を持っている。
最低でも、間違った推論ではないだろう。

この一事だけでも、九条が如何に危険か、九条があるから平和だというのがまやかしかが理解できようという物だ。
そして、憲法改正の必要性が高まっているとも主張している。(主に米国が弱体化したから、自衛隊が最前線へ送られると危惧している)
否定する材料を俺は持っていない。

ただ、俺の認識と違うところも確実にある。
特に違ったのは、日米戦争について書かれていたところだ。
元が軍人だからなのか、どうしても日米戦争をやるという前提から話が始まってしまっているように思う。
何冊か読んだ本に書かれているように、米国は自分から戦いを挑むようなことはしないと公約した大統領を選んだのだから、ほったらかしにしておけば良かったのだ。
ただし、自作自演で戦端を強引に開くくらいはやるかも知れないから、準備だけは怠らないようにすべきだろう。

もう一つ。
先進国同士の大きな戦争が起こらないと、決めてかかっているところも、俺の認識とは違った。
戦争とは狂気の支配する場所のことで、それは最前線だけにあるわけではないのだと、今の俺は理解しているから。
確かに、北朝鮮の金一族は、それなりに理性と知性があると感じられるが、それでも、何時暴発するかは誰にも分からない。(売り言葉に買い言葉で過激化して行くことは十分にあり得ると思う)
例え、首領様にその気がなくとも、何か起こる危険性は常にあると考えておくべきだろう。
そしてそれは、中国共産党首脳部にも言えることだし、日本政府にしたって、絶対にないとは言えない。
つまり、備えあれば憂い無しと言う事だ。

さて、核武装についても一章を割いて書かれていた。
そして、それは俺の認識や考えと基本的には同じ物だった。
そして何よりも問題なのは、日本は積極的に世界に向けて宣伝をしなければならないと言うところだろうと思う。
特に外務省が頑張らなければならないのだが、それが期待できないところに現状日本の厳しさが見えるような気がする。

ただ、出来るだけこっそりと核武装しても、日本はそれ程困らないことはきちんと書かれていた。
核実験さえ要らないかも知れないと言うのは、少々衝撃的な主張だったが、やはり、俺に対しては十分な説得力があった。

結論として、これは日本の平和を真面目に考えている良い本だと思う。
既に古本屋にも並んでいるかも知れないので、是非手にとって一読してもらいたい。


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腕時計

テーマ:


さて、俺は普段使いとして懐中時計を使っている。
オリエント時計のワールドステージコレクション、銀色アラビア数字の奴だ。
別段これで文句はなかった。
機械式でも、一日二十秒程度進むだけ(一度分解清掃に出して、少し癖が変わったようだ)だし、捻子さえ巻いてやればそれで問題無く動作を続けてくれるからだ。

ただし、一つだけ難点があった。
それは、冬服の時には取り出しにくいと言う事だ。
外套に懐中時計の鎖を引っかける穴でも開いていれば問題無かったのだが、残念ながら今時そんな機能の付いた服など存在していない。(俺が見つけられなかっただけかも知れないが)

と言う事で一念発起して腕時計を買い込むこととした。
予算は五万円まで、機械式で瞬間的に時刻を確認するために、出来うる限り素っ気ない文字盤の物を探した。
候補は幾つかあったのだが、実際に見え方を確認出来る物はあまり多くなかった。(田舎に住んでいるから)
いや、そもそも機械式の時計というのがあまり多くなかった。(隣町の量販店にはあるらしいが、人が多くて近づけなかったし、そもそもかなり高かった)

まあ、そんな限定された状況の中で買い込んだのが、セイコーのPRESAGE(プレサージと読むのかな?)4E35と言う奴だ。
黒い文字盤(厳密には濃い青色)に、棒状の時刻表示板、銀色の針、自動巻機能付きだ。

欲を言えば、自動巻機能はない方が良かったのだが、店員さんに聞いてみたところ、グランドセイコーの50万円する奴以外はみんな付いているとのこと。
機能的に一つ無いはずなのに、なんで超高級品だけなのか途轍もなく疑問だが、致し方ない。
ちなみに、ワールドステージの懐中時計は古い物なので自動巻機能は付いていない。(現在のには付いてしまっているらしい)

自動巻機能付きの時計を扱うのはずいぶんと久しぶりなので、とても不安だ。
いやまあ、それを言うなら電池式にしろとも思うのだが、俺の数少ないこだわりだ。

だが、買って少し後悔もしている。
それは、捻子を巻く楽しみがないからだ。
実際に巻かないで良いというわけではないし、一応毎晩巻いている。
分かりやすく表現すれば、捻子を巻く時の手応えが感じられないのだ。(感触が同じだと理解して欲しい)
手応えが感じられないことを、俺は楽しくないと感じている。
捻子を巻く楽しみがないとは、そう言うことだ。(懐中時計の方は、一杯まで巻くと急に竜頭が重くなる)

いや、厳密に言うと、捻子を巻く時に時計を耳元へ持って行くと、捻子が巻かれる小さな金属音がする。
捻子が全開まで巻かれると、その金属音に新しい小さな音が混ざるので、その音の変化を楽しめばいいのかも知れない。(気のせいかも知れないが)
今のところ、音の変化を楽しめるところまでは行っていないが、何時かはたどり着けるのだろうか?

とは言え、折角買ったのだから長く付き合いたいと思う。
ちなみにお値段だが、税抜き四万五千円。
更に、手首に留めるための帯を布製のにしたので、それも税抜き三千円。
合計五万二千円(税込み)近くになってしまった。(予算はどこへ行ったのか聞いてはいけない。俺にも分からないから)
二十年は使わないと元が取れないことがはっきりした。

ちなみに。
この腕時計、裏側が透けて構造が見えるようになっているのだが、布製の帯は裏側を貫通してしまっているので、俺にとっては全く意味がなくなってしまっている。(懐中時計も裏側が透けているが、帯をはめることがないので、一応の意味はあるか)
それにしても、最近の機械式時計は、一部透けている物が多いのは何故だろうか?
意味が分からなくはないのだが、殆どの機種に採用するほどの物だろうか、疑問だ。

そうそう、これは完全に余談なのだが、大昔(30年ほど前だったか?)自動巻き機能を利用した自家発電の腕時計という物が有った。
電池交換がいらないという特色があったのだが、今も有るのだろうか?
太陽電池で充電するのが主流みたいだから、無くなってしまったのだろうか?
少しだけ懐かしくて、少しだけ残念な気がする。

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倉山満の本。

まず一言。人の話を聞こう。そして少し疑おう。
もう一言。共産主義者は敵だ。

さて、開戦記念日と言う事もあってこの本を読んでみた。(一月くらい遅れたが)
最初の所で不快になると書かれていたが、俺はそれ程不快には思わなかった。
少々不安にはなったが、不快にはならなかった。

著者の作品を読んでいると、いや、それ以前から、他の本を読んだりしていたので、陸軍だけが悪かったわけではないことは理解していたが、まさかこれほどぐだぐだな展開で日米戦争が起こったとは迂闊にも知らなかった。
勉強不足だったことを反省しているところだ。
特に、お役所仕事的に、踏襲を繰り返すだけだったと聞いた時には、神剣にこの先のことが不安になった。

更に問題なのは、正論が通じなくなったという事実だ。
それ以前に、色々な意見を戦わせて、少しでも正しいと思われる目的と方法へと進む努力を放棄してしまったことだ。
自分と違う意見があれば、権力と暴力で黙らせることこそが、日本を滅びの道へと進ませるもっとも適切な手段だと、俺は理解した。
この意味に置いて、朝日新聞が言論による戦いを避け、法廷闘争へと持ち込んだのは極めて正しい戦術だと言えるだろう。
考えてみれば、朝日新聞は戦前から日本を滅ぼす方法をとり続けてきた。
本人に自覚があるかどうかは全く分からないが、結果だけを見れば間違いなく亡国への道を突き進ませようとしていると判断出来るだろう。
戦争や滅びを避けたいのならば、自分と違う意見を持った人と議論を戦わせればいい。

まあ、ここでこれ以上書くのは止めよう。
愚痴を書いているようで、俺自身気分が宜しくないから。
と言う事で、この本へ話を戻す。

気になったのだが、結構疑問が多い。
何よりも最初に疑問に思うのは、俺達の先祖である有権者が、何故、こんなぐだぐだな政府を支持し続けていたのだろうかというところだ。
まあ、今と選挙制度が少し違ったので、捏ねやしがらみがあったのかも知れないとも思うが、それにしても、あまりにも無策になりすぎていたような気がする。
いや、無策になってしまうのは今もあまり変わっていないのだろうか?
そんな状況の中で陸軍に注目が集まるのは分かる。
取り敢えず彼らは、日本人の保護という仕事をやっていたのだ。
無能無策の外務省とは違うその活躍ぶりに、注目と支持が集まったのは理解出来る。
陸軍もお役所仕事と、自らの出世で働いていたのだとしても、無為無策よりはかなりましに映ったのだろうと思う。(いや、この本を読む限り、陸軍も無為無策だったような気はするのだが)
今、同じ状況になったら、俺だって陸軍に賞賛の言葉を贈っただろう。
それは理解出来る。

著者も最後の方で、明治からの教育が失敗したから日米戦へと進んでしまったと書いていた。
では、明治の教育の何が悪かったのか、改善するとしたらどこからやるべきなのか、江戸時代の教育の本質とはなんだったのか、その辺もついでの、少しで良いから書いて欲しかったが、最終的に、教育こそが国の力を左右すると言うことは理解出来た。

これは個人的なことだが、確かに学校を出た直後よりも、今の方が遙かに多くの知識を積極的に得て、それを整理して現状を分析し、この先のことについて色々と考えることが増えた。
それは良い。
俺個人としては、これで問題はない。
これが日本全体としてはどうなのかが分からない。(無論、生きている時間が長くなるのだから、知識と経験は増えるし、それに裏打ちされた判断も出来るようになるのは当然だ)
これでは駄目なのだろうか?
疑問だ。

さて、もう少し書きたいことはあるのだが、詳しくはこの本を読んでもらった方が確実なので後二点だけ書いて終わりにしたいと思う。

まず一点目。
これは極めて些細な問題だ。
著者はこの本でルーズベルト大統領を政治的な狂人だと書いている。
これは、著者が嫌っているレッテル張りに相当してしまうのではないだろうか?
政治的な狂人だからと、そこで思考停止してしまっているのではないだろうか?
いや、専門が違うから、専門家に任せるという意思表示なのかも知れないが、少し疑問というか違和感を覚えた。

二点目。
アメリカの裏道参戦論を否定していることについて。
冷静に考えれば、確かに裏道参戦は賭の要素が多かった。
とは言え、全く説得力がないかと問われると、俺は否と答える。
何故ならば、俺自身が裏道参戦論を信じていたからだ。
冷静に、距離を置いて考えれば何かおかしいことに気が付いただろうが、当時の米国人にそんなことが出来たかどうか、未だに疑問だ。
三国同盟の詳細が米国民に知られていたかどうかを知らないので、断言は出来ないのだが、散々反日を煽っていた以上、冷静さを失っていたとしても何ら問題なない。
そして、冷静さを取り戻す頃には戦争(最中に冷静でいる方が難しいだろう)が終わっていたのだから、裏道参戦論にはそれなりの説得力があると思うのだがどうだろうか?
結論を出すには、当時の米国の報道状況を細かく見直さなければならないが、当然のこと俺には不可能だ。(英語が全く駄目なので翻訳してもらわないとならないという現実がある)
この辺も、もう少し研究してくれる人がいるととても助かる。

さて。
一冊の本でこれほど大量に書いたのは久しぶりな気がする。
知的な刺激に富んだ良い本だったと評価出来るだろう。
是非一度買って読んでもらいたい。


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さて、今更な気もするのだが、去年の末に安売りをしていたので買ってみた。
仮想空間で航空機を操る電子遊技との付き合いは長い。
既に二十年以上前のことなのではっきり記憶していないのが残念だが、フライトシミュレーター5辺りからだったと思う。
ただ、今回調べてみたところ、PC/AT互換機での発売となっていた。
あの頃俺は、NECの98シリーズ(たしかAS2)を使っていたはずなので記憶違いかも知れない。
95からだったかも知れないが、フロッピーディスクで起動していたように記憶している。

まあ、それはさておき。

その後98で延々と遊んだ記憶はある物の、2000を購入した記憶はなく、十年以上ぶりと言う事となるだろう。
なんだか、浦島太郎になってしまったような気分だ。
あの当時は、セスナとキャメル以外は殆ど操縦しなかったし、旅客機は計器類が多すぎて最初の段階で拒絶反応が出てしまった。(今も少しある)

今回は、何とか大型の旅客機辺りを操縦してみたいと思う。
まだ始めたばかりで教育課程を延々とこなしている最中なので、かなり先は遠いが。
ちなみに、教育課程でもっとも最初に躓いたのは、地上走行訓練だった。
スロットルがないジョイスティックでの操舵なので、どうしても出力の加減が出来ない。(あるいは、俺にとっては難しい)
まあ、そんな事もあって、散々苦労している最中だ。
何とか、飛行を楽しめるくらいまで上達したい物だ。

そうそう、当然のこと俺は英語など出来ないので、日本語版が欲しかったが、希少価値がものすごくて手が出ない。
と言う事で、スティーム版に日本語化モッドというのを入れて使っている。
無線の内容や、教官の指示がすべて英語なのでとても不便だが、日本語字幕はありがたい。
出来れば、正式な日本語版を再販して欲しいが、叶わない夢なのだろうか?


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南信長の本。

まず一言。エネルギーが有り余っているね。

さて、ずいぶん前に何かの紹介記事で読んで、ずっと気になっていたのだが、今回購入して読んでみることとなった。
とは言え、俺には馴染みのない漫画ばかりだった。
原作を読んでいるのはサバイバル(さいとうたかを)のみ。しかも二冊か三冊まで。
映像化された物も、真面目に見た話しはない。
唯一の例外が漂流教室だろうか?
映画化されたのは、始めと最後しか見ていないが、三十年以上前にラジオドラマになった時に一通り聞いた記憶がある。(原作との違いについては知らない)

とは言え、スポ根漫画のやり過ぎはかなり興味深かった。
特にお気に入りは侍ジャイアンツの所。突っ込み具合が俺好みだった。

文句を付けるとすれば、社会派漫画の所だろう。
はだしのゲンの所では、亜細亜で三千万人殺したとか言う台詞が紹介されているが(211頁)、そんな事はないだろうという突っ込みはなかったし、気持ちは分かるが嘘か間違いを書いてはいけないとも書いていなかった。
いや、やり過ぎ漫画を紹介する本なのだから、出てくる漫画は全て大げさで誇張されていて荒唐無稽な作品と言う事になるのか?
この前提がある以上、この程度のことに目くじらを立てるなという考え方なのかも知れない。
ならば特に問題はないか。

それを抜きにしても、はだしのゲンの閲覧制限について中途半端な書き方しかなかったのは頂けない。
あれを小学生に読ませて良いのかどうかという疑問は持たないのだろうか?
他の漫画を有害図書として制限しているのに?

もう少し文句を付けたいところはあるが、これ以上はくどくなるので止めておこう。

さて、やり過ぎ漫画について。

上にも書いたように、俺は紹介されている作品の原作は殆ど読んでいない。
そもそも、漫画を読む習慣がなかった。
今もあまり読まない。
ただ一つ分かることはある。
それは、自分でも押さえられない何かを持った漫画家だけが、やり過ぎ漫画を書き続けることが出来るのだと言う事。
読み切り短編なら、絵を描く能力が備わっていれば俺にも賭けるかも知れないが、続けることは出来ない。
それだけがはっきりと分かった本だった。


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前回同盟国のアメリカについて少し考えた。
もう少し書くべきだと思うのだが、まだまとまっていないので少し話を変えようと思う。

と言う事で今回は、仲裁国について。

最初でも書いたが、出来ればロシアにこれをやってもらいたいと思っている。(と言うか、ロシア以外に仲裁出来る国が見付からない)
中国共産党に太いパイプがあるし、そもそも、人民解放軍の兵器の多くはロシア製か、ライセンス生産品、あるいは模造品だからだ。
中国共産党は、ロシアに臍を曲げられたら、かなり困ることは間違いない。(と思う)

では、ロシアの方針として、第二次大東亜戦争の仲裁役を買って出るだろうか?
最初の回で書いたが、それはあまり望めないのではないかと考えている。

何故ならば、戦争が始まってしまえば、中国共産党政権が崩壊する確率が高いからだ。
年間二万件(だったと思うが二千件の記憶違いかも知れない)も暴動が起こっている国が、対外戦争で敗北すれば、必然的に崩壊へと突き進むだろう。
それはロシアにとって、どう控えめに見ても迷惑な話だ。(北朝鮮も連鎖的に崩壊して、難民が大量に流れ込んできて、治安の悪化などを引き臆すだろう)
この状況を阻止しようとするのは当然のことだろう。今の北朝鮮情勢のように。

では、ロシアによる、大東亜戦争の仲裁は期待出来ないのだろうか?
完全に駄目だと判断することは、今のところ出来ない。
原因の一つが、トランプ大統領が、イスラエルの首都をエルサレムと認めたこと。
これによって、中東、もっと言えば地中海からバルカン半島にかけてごたごたが拡大する危険性がある。
そうなれば、出来うる限り早急に東側の揉め事を終わらせたいロシアが、積極的に介入してくるのではないだろうか?
あるいは、日本とその同盟国が、ロシアに飴を与えて味方になってもらう。
例えば、ロシアからパイプラインで原油や天然ガスを日本が買う契約を結ぶとか。(パイプラインでの契約は極めて長期に及ぶので、収入の計算が立ちやすいそうだ)

とは言え、無制限に難民が押し寄せるような事態は絶対に避けたいはず。
なので、どんなに譲歩しても、中国共産党政権が崩壊するような攻撃は容認してくれないだろう。
と言う事で、日本とその同盟国は、人民解放軍の海上戦力(水中戦力含む)と、一部の航空戦力を殲滅することを前提に戦うこととなるだろう。
これは、日本とその同盟国の戦争方針とほぼ一致するので、妥協は成立するのではないだろうか? 最低限、俺ならばこの辺で手を打ち、無制限の全面、あるいは総力戦は避ける。国力をすり減らすだけで利益にならないから。

この時重要なのは、出来うる限り原子力潜水艦を始末することだ。
いや、潜水艦という潜水艦を、全て撃沈することと言い換えるべきだろう。
ついでに、潜水艦建造施設や基地も破壊しておきたい。
これにより、海上交通路の安全性は飛躍的に高まるはずだ。(水上艦艇ならば衛星で捉えられるが、潜水艦は潜られたら追跡出来ないので危険)

以上の事から、ロシアの仲裁を期待するならば、始める前の経済政治工作と、始めた後の節度ある攻撃が絶対に必要である。
断じて、全面、あるいは総力戦に移行してはならないし、大陸への侵攻など以ての外だ。

そしてもう一つ。
中人国内で起こる暴動の数と規模が飛躍的に大きくなるはずだから、そちらに手を取られて外へ向かうことが出来なくなるだろう。
念のために、各種反政府勢力に影ながら協力しておくのも忘れてはならない。
こうすることで、ロシアも中古の兵器や武器弾薬を売りさばけるので喜んでくれるだろう。
この時、相手の国のことや、国力を越えての支援など考えてはいけない。
それは、第一次大東亜戦争で行い、国を滅ぼした道だから。


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吉田親司の本。

まず一言。戦場は狂気の支配する場所だ。

さて三冊目だ。

今回はかなり凄かった。
戦艦に戦車砲を撃ち込み、穴を開けて中に進入。
暴れ回って座礁させるという、狂戦士が出てきたかと思えば、巡洋戦艦がすぐ側にいるというのに、感情的に拳銃をぶっ放して、主に味方に多大な被害を与えた将軍がいたり、方々で、敵味方を問わずに狂気に狩られた人間で埋め尽くされていた。
まあ、狂気に狩られているからこそ戦争などしているのだろうし、極限の状況で理性を保つことが難しいことも疑いの余地はないだろう。
とは言え、80個(詳しくは知らないが、80キロ近くにはなるだろう)もの手榴弾を持ち歩くような怪物が出てきた時点で、相当に逝ってしまっている。

さて。

かなり色々と詰め込んでいるし、相当話が込み入ってしまっている上に、時間軸が前後するという少し読みにくい話だが、それでも結構楽しませてもらっている。
話が混迷を深めるなか、これをどう収集するのかに興味があるし、生産大国のアメリカをどうやって料理するかも楽しみだ。
出来れば、紺碧の艦隊のようになって欲しくはないが、既に完結しているので結果を受け入れるしかないだろう。

そうそうついでに。

俺が読んだ仮想戦記の中では、これは突出して狂気と狂戦士が出演しているが、理性と知性で戦争をしている物に比べると、なんというか、共感出来る。
思い返せば、銀河英雄伝説も、出演者の殆どが何らかの狂気に囚われていたようにも思う。
ヤンは民主主義という制度に、ラインハルトはアンネローゼに。
ならば、狂気の赴くまま戦い続けたのはむしろ当然だったのかも知れない。
銀河英雄伝説で、理性と知性で事を納められてしまったら、逆に興ざめのような気もするし。
実際の戦争と世界も、もしかしたら、俺が思っているよりも狂気と狂戦士がひしめいているのかも知れない。
そんな事を少し考えた一冊だった。


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