獣医師 徳田竜之介 [ just for animals ]

わたしは並の人間にすぎませんが、
   ほんとうに、普通の人以上に
      「一生懸命」にやります

       1964 President Theodore Roosevelt


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「徳田 竜之介」が思うこと(´-`).。oO

私はバリ州からの依頼とそれに対する熊本県のサポートもあり、2017年1月から「バリ島の狂犬病撲滅」に着手しました。

これは私にとっては獣医業界を世界レベルでみれる機会となり、獣医師という仕事が社会にどのように貢献をしているか、前向きなのか、健全なのか、職業奉仕を考えるいいきっかけとなった。他国の獣医業を見ることで日本の獣医業を知ることができました。

バリ島視察で見た光景は、あちらこちらに痩せこけた野良犬が縦横無尽に走り回り、村人たちは撫でるわけでもないし、嫌いじゃないが好きでもない様子。犬が楽しそうに村の中に溶け込んでいる感じで昔の日本の光景を見せられたような気がします。

しかしこのような状況の中に狂犬病のワンちゃんが潜伏していると思うと獣医師の徳田竜之介は恐ろしさを感じます。だって致死率100%ですから‥

7年前にはバリ島には狂犬病は発生していなかった。たった1頭の罹患犬でバリ全土へ拡大蔓延し、狂犬病が出た地域では島民が野良犬を見れば撲殺した。その様子は本当に見るに堪えない地獄のような場面です。これを撲滅するのが獣医師としての天命です。ただ一旦拡大した狂犬病を清浄国にするにはなかなか難しぃ(๑˃̵ᴗ˂̵)一人では困難だが仲間がいれば可能です!!

これからのバリ島の狂犬病撲滅には、日本の先人がやり遂げた撲滅の歴史が とても役に立つのです。徳川五代将軍、徳川綱吉が打ち出した「生類憐みの令」は皆さんも 知ってると思いますが、極論にも思えるこの法令が日本人に根強くあり、狂犬病予防法も法律という強力なトップダウンがあってこその実現だ。この法律のおかげで日本はアジア諸国の唯一の清浄国となり、それを維持継続できている。

現在、日本における狂犬病予防注射の接種率は50%です。群の抗体保有率が70%を下回ると感染防御できません。これではバリ島と同じで狂犬病が発生すると日本全土に蔓延する可能性があるんです。いま日本は「殺処分ゼロ」を目指していますが、この狂犬病は、動物愛護の問題ではなく人畜共通感染症として国のリスク管理として鳥フルと同様「全頭殺処分」が発令される話です。

狂犬病予防注射の時期です!賛否両論あるでしょうが法治国家ですから法律違反はいけません(^_^)もしこの狂犬病予防法が廃止になれば動物病院への足は遠のき、来院しなくなるワンちゃんも出てきます。その結果は無知が故のワンちゃんの短命につながります。なんとバリ島のワンちゃんの平均寿命は5年ですよ!ビックリでしょ。来院していただいたらいろいろ動物の健康について伝えたいことがいっぱいです。混合ワクチン、ノミダニ予防、フィラリア予防、食事の指導、健康チェックなどを伝えることができる。

行政や獣医師会は使命感をもって力を合わせ、狂犬病のことを国民に関心を持ってもらえるよう努力をする。そして獣医師ひとりひとりが(肥後の引倒しがないよう)協力することです。

 

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