東京のかりんとう御三家①東京浅草の小桜のかりんとう
テーマ:グルメの目今から数週間前のこと。父のかつての同僚だったHさんから、
きれいな桜の花びらの紋様が散らされた紙袋に入った素敵なお菓子を頂きました。
それが今回ご紹介する、東京浅草の小桜のかりんとう
です。
このかりんとうの「小桜」というお店は、浅草観音裏にある、
料亭の「福し満
(ふくしま)」さんが営んでおりまして、
添加物や保存料を一切使用していないという、かりんとうの名店なのです。
浅草へ観光される方は、なかなか観音裏・・・つまり浅草寺の先へは足を踏み入れないと思うのですが、
このあたりは浅草の花街でして、浅草の喧騒とはかけ離れた、しっとりとした街なのです。
ここに明治初年頃からつづく、その料亭の「福し満」さんがございまして、
戦後、お客様へのお土産に、しかもお土産なら日持ちのするものと、
六代目の女将が考案されたのが、この小桜のかりんとうの始まりだったそうです。
すると日増しに、福し満さんのかりんとうの美味しさは口コミで広がり、
対応が難しくなったことから、平成元年(1989年)、料亭の隣の自宅の改築を機に、
かりんとうの専門店である「小桜」の暖簾を上げたといいます。

象潟(きさかた)の里に 聞きにし小桜の 旨き菓子あり かりんとう
白き指にて つまむ 風情よ
はぁ、美しい文章ですねえ。花街の料亭のお土産とはいえ、
浅草の芸者衆のすらりと伸びた白い指が、ひょいとかりんとうをつまむ様が目に浮かびます。
白くもない無骨な指で僕もつまんでみたのですが、
甘さも控えめ、油っぽさもなく、薄いお茶で頂きました。
ひどく甘いかりんとうを、やはりひどく渋いお茶で頂くのも愉しいのですが、
控えめなことが美徳である武家の街・東京の、花街にあるかりんとうが控えめなのも愉快でした。
<この記事の関連記事~東京のかりんとう御三家>
2006年6月3日付「東京銀座のたちばなのかりんとう
」、
2006年6月30日付「東京湯島の花月のかりんとう
」も併せてお読みください。
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1 ■お上品ですよね。
無骨なかりんとうのイメージが多いなか、「小桜」のはほんとお上品であっさりとした甘みが後をひきますよね!
関東に来て、かりんとう専門店の多さにびっくりしてます。
まだ、銀座は「たちばな」のかりんとうに辿りついていませんが…。
向島の「富士かりんとう」も一ひねりしたお味で美味しいですよね。