ツーツーレロレロ

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毎週水曜夜9時は、i-wave 76.5 FM いちのみや でお世話になっておりまして。

はい、その名も「幻界からの一撃!」というラジオ番組なのです^^

$I Love Bass


この、情報過多の時代に、あえてのクローズなメディア、ラジオが
意外と面白いなあ、と最近痛感しております。

五感のいろいろな部分を同時に刺激して
もちろん相乗効果が期待できる場合もあるのですが

ときに
それぞれが邪魔しあっちゃったりして


ひとつひとつのインプットのパワーが薄れているケースもある気がして。

(ライブなんかで、みんなで同時に同じ音出すと打ち消し合って逆効果、みたいな)




その点、ラジオは聴覚一点集中。そのインプットの後の
脳内でのアンプリファイは無限なので

かえっていろいろな事象がインパクトを持つように思ったりもします。

(^-^)

この「幻界からの一撃」は番組内にいくつかのコーナーがありまして。





このブログでは、放送終了後に、そのアーカイブというか
「こんな放送でしたよー」というのをご紹介していますが。



(なんか映画のパンフみたいで面白いかも、と思いますね~)



どうしても、放送自体が内容てんこ盛りなので、ブログもkっこうなヴォリュームになりますから

今回は、数回に分けて書きますね~





11月20日放送分のラジオ「幻界からの一撃!」

毎週、「視点を変えれば見える世界も変わってくる」ということでお送りしております
「低弦 de 提言」

つまり、ベースという視点から音楽を逆に俯瞰して、いったい何が見えるか聞こえるか、という。




今回は、おなじみの曲の、実は、背骨というか骨格がまさにベースだった、というところから

ええ、あの「ドリフの早口言葉」(なまむぎなまごめなまたまご~)の
元ネタと言われております
"Don't Knock my Love"

放送では、マーヴィンゲイ&ダイアナロス ver. ('73) をお届けしましたが

オリジナルは71年、ウィルソンピケット。


誰もが知ってる「ソウルトレイン」から。


こうして聴くと、エドウィンスターの "War" あたりからの流れにある
正統ソウルミュージックですよね。

(僕らはもうドリフにしか聞こえませんが・・・)

最近でもこれをカヴァーしてらっしゃるミュージシャンさまもいるほどの
どソウル、な曲なのです。

2011 Dennis Coffey feat. Fanny Franklin



そうそう、この「ドリフの早口言葉」の元ネタとしてはほとんどの方が
"Don't kock my love" を挙げるわけですが

この、ジャズファンクの隠れた名演、かの freddie hubbard 氏の
"Windjammer" ('76) も、実は元ネタなんじゃないかと。



で、ドリフ。

全盛期の「早口言葉」の猛烈なパワーを感じたい方は
こちらのライブで。

http://youtu.be/Gj3boWOeFFQ



この「早口言葉に代表されるように、当時のドリフは実はかなり「ファンク度」が高い。

(一部では "D-Funk" と、リスペクトを込めて呼称されています)



「ドリフ世代」にはおなじみのこのテーマ。


実は、超絶にグルーヴィなベースが完全に曲をリードして
「楽しさ、ワクワク感」の根源になっているといって過言ではありません。



しかも、この元曲は民謡「北海盆歌」。

日本人の琴線に触れる「民謡」を、なんとここまでファンクに仕立てて違和感がないなんて!

5人の個性的なヴォーカルは、「ハモリ」に逃げることなく
ガッチリとそれぞれが存在感を出す。という。


これは、実はかなり音楽的に「日本の至宝」なのではないか。



実は、ザ・ドリフターズは当初まったく別の、普通のバンドで
(いかりやサンもいない、いわゆる「七人ドリフ」)

米国の超有名グループ「ドリフターズ」にあやかって

「その息子たち」という意味で

"The Son of Drifters" というのがバンド名だったそう。


一度解散し、復活。

いかりやサン以外がおこした「ドリフクーデター事件」で
唯一残ったのがカトちゃん。

(日本プロレス、猪木クーデター事件のさい、ただ一人猪木に寄り添ってのこった
 藤波辰巳選手のような感じと思えばよいかと)


そこから、あの、黄金のメンバーが。


DVDなんかで見ると、「荒井注」時代も、計算されつくした美学があり
みなさんの若さも相まって、ストレートなパワーを感じます。

ちなみにこれが僕の大好きな曲「ツーレロ節」のライブ ver.

http://youtu.be/_SSKVJVAg08


スタジオ版はこちら。
ワルツと、スウィングする8ビートを自在に行き来して
メンバーのキーに合わせてさりげなく転調までこなす、という
プログレ度も十分な名演。



ちなみに、この「ツーレロ節」も、もとは「シャンラン節」といって
戦前の芸妓さんの、美ち奴さんが歌った台湾民謡の替え歌。
まあ、「お座敷小唄」ってやつです。



補足ですが、アキラ兄も、だいぶアレンジ違いますが歌っています。




あ、だいぶ話がそれましたかね。。。(^-^;


ともあれ


桜井センリさんや小野ヤスシさんの、「旧ドリフ」がジャズをベースにしたのに対して

カントリー畑出身の強烈なグルーヴが身上の、いかりやさんがリーダーシップをとり

当時の時流にあわせて、黎明期のロックンロール~ロックをベースに

それでいてルーツは「日本民謡」という時代。



「慌ててメンバー集めをしたために
 ミュージシャンとしての実力を見誤って加入させてしまった」と回顧される

荒井注さまは、コント部門でその中心として大活躍。

いかりやサンを、会社や学校、家庭における、旧体制のパターナリズムの象徴とし
それに抗う勢力の筆頭としてやりあう荒井氏は

もしかしたら当時の日本国民の代弁者だったのかも知れません。




その荒井氏脱退の衝撃。




変わって、付き人から昇格したのが、志村けんサン。

(武道館のビートルズ初来日ライブ、じつは志村さん観ていたらしいですが
 その前座のドリフを見た、というのは都市伝説で、真相は、ドリフが前座で出ない日の公演 
 だったそうです)


ここで、ドリフに革命が起きました。



(もう一人、幻のドリフメンバー、すわサンを入れた6人ドリフの構想もあったとか。
 すわサンは、「西遊記」の馬役として、あの個性的な笑い声が印象的でした)




その、志村けん氏。

通説的には、「楽器が弾けない」だの「ミュージシャンではない」だのと
言われておりますが


実は、"D-FUNK" としてのドリフの音楽的キーマン、と言えます。


志村さんは大の「ソウル~ファンク」マニア。

この曲、もとは以前にもご紹介した「東京節」なのですが
こんなファンキーな曲にドリフは変えました。

しかも、志村さんの、ヴォイスパフォーマンスが!



「ワ~~オ」
「ゲロッパッ!」
「ダーイナマーイト!」

極めつきに、全員で "Do the Hustle!"


王道ソウル~ファンク~ディスコの、確信的シャウトが見事に配置され

ここに、ファンク民謡コミカルロックアーティストとしての「新生ドリフ」が確立された、と。




みなさんも、このオリジナリティの極めて高い、ハイクオリティな日本初のアート
"D-FUNK" の世界に、足を踏み入れてはいかがでしょうか(^-^)


では最後に


荒井さんが、脱退後しばらくして、和解後に、かつてのメンバーに加わってコントやった時の。

なんか、みなさんのお人柄がにじみ出てて、キュンとしてしまいましたー(^-^;






仲間、って、素晴らしいですね。



ときに喧嘩したり、我慢ならずに道を分かつこともあるでしょう。



でも、それは真剣に取り組んでいればこそ。




真剣に取り組んでいれば
お互いがやがて大きく成長して

素敵で素晴らしい再会をすることもできるのでしょうね。










(^-^)












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