民法改正4[法定利率]

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 本改正も新聞誌上を賑わせておりました。

 

 従前の法定利率が原則5%から3%に変更されます。

 市場金利が法定利率を下回っていたことを是正するためのものです。


 ただし,法定利率の見直しを3年毎に実施する変動利率を設定し,常に市場動向と整合させるようにするとのことです。


 さらに,利息の関係で実務上一番大きな改正が「中間利息控除」の話しになります。交通事故等における損害賠償請求をするにあたっては,将来に生ずるであろう利息相当額を控除して計算されます。実務では中間利息控除について,法定利率を使用しておりました。

 改正法では,中間利息控除に用いられる法定利率は,損害賠償請求権が発生した時点での法定利率を使用することになりました。

 その結果,従来よりも損害賠償の金額が増加することになります。損害保険会社にとっては,本改正は大きな問題になってくることかと思います。


 なお,利率については,利息制限法の範囲で約束をすることができますので,金融機関への影響等はそれほど大きくないでしょう。



              弁護士 西口 竜司


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