南北相法取材のその後

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某雑誌で特集する南北相法のゲラが出来上がったとのことで、出版社からファイル付きのメールがきた。前回の取材の時は4ページだったが、今回は2ページとのことでちょっとガッカリした。しかしゲラを読んでみたら、前回よりもちゃんとまとまっていて良かった。どうやら編集者とライターの能力が高いらしい。
 
今回は1時間30分ほどの取材を受けただけでゲラが出たから、夜なべして原稿を手伝う必要がなくて楽だった。たった2ページの記事だけれど、ある程度名の知れた雑誌に広告を打とうと思えば、広告料だけで150~300万円くらいが相場だから、タダで鍼灸院の名前を載せてもらえるというのは大変にありがたい。取材に来た某雑誌は、公称発行部数が40000部を超えているから、まぁ軽く見積もっても20000人くらいには当院の屋号が目に入るであろうから、これはオイシイ話である。

南北相法と針灸に直接の関係は無いけれど、こういう方法で鍼灸院の名前を広めることは、すでにウェブサイトの作成を始めた当初から考えていた。何でもそうだが、他人と同じことをやっているだけで天下を取ろうと思うのは無謀である。
 
今では南北相法という検索ワードの効果もあり、1日のサイトへのアクセス者数が250人を超えるようになってきていて、来院者数も増加が著しい。イン〇キな鍼灸院のサイトに対抗するためには、こういう方法も有効なのだと改めて実感している。

インタビューを受けている時、私が用意しておいた古書をカメラマンがパシャパシャと撮っていた。編集者が「面白いページはありますか」と言ったので、「とりあえず相法亦生記(そうほうみらいき)は撮っておいてください。貴重な本ですから」と言った。
 
相法亦生記は四天王寺に保管されていた聖徳太子の書を南北先生が晩年に解読したとされる書で、南北先生の直筆をそのまま木版にしたと言われている。南北先生の直筆が拝めるのは、門人であった小西家に伝わるとされる地蔵石と、相法亦生記だけだろうと思う。
 
結局、相法亦生記の写真はお蔵入りになったようだ。相法亦生記は大変に貴重な書で、今のところは私の手元にあるものと、国会図書館が所蔵しているものくらいしか見たことがない。おそらく、まだ知らずに蔵や倉庫に眠らせている人がいるのかもしれないが、とにかく古書として市場に出ることは稀だ。

聖徳太子は存在しなかったという説もあり、実際のところは知る由もないが、未来を予言した書としては興味深いものがある。
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