ねえ、何か面白い話して。
今日、会社でなにか面白いことあった?
・・・なにもないの?
そっか、じゃあ。
お昼ごはん、なに食べた?
・・・いつも仕出し弁当なのね。
そうね。
その仕出し弁当は、きっと日替わりね。中身が毎日違うはず。
今日、あなたが食べた仕出し弁当のおかず、どれが一番美味しかった?
・・・そう、メンチカツなのね。まず半分に割ってから食べたのね。
ソースもかけたの?
・・・一部だけにかかっていたのね。だったら二種類の味が楽しめたはずだわ。
わたし、あなたを身体を構成する要素に何が追加されたのか、知りたい。
あなたが、どのように、味覚的な快楽を覚えながら、何を摂取したのか、知りたい。
今日、あなたの味覚に快楽を与えたものは何なのか、知りたい。
毎日、あなたが食べる仕出し弁当で、何が一番美味しかったのか、覚えておいて欲しいの。
そしてね、おうちに帰ってきたら、毎日、それをわたしに教えて欲しいの。
当り前だけど、わたしはあなたの身体に興味があるわ。
わたしはあなたをもっと知りたい。
だから教えて、その情報はわたしにとって、とても貴重。
だって、わたしはあなたを愛しているんだもの。
ねえ、明日の仕出し弁当には、あなたの好きなカニクリームコロッケが入っているといいね。
そしたら、今日の仕出し弁当は、カニクリームコロッケが美味しかったよ、って。
必ずわたしに伝えてね。約束よ。
そうやって、わたしはあなたの愛を確認するのだから。
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