2009-03-22 12:10:44

銀魂 夢小説 重なる唇(後編)

テーマ:夢小説 沖田

銀沖祭参加小説

(銀魂ファンサイトであって公式とは関係ございません)

お祝いとしてnatsuさんに贈らせて頂きます

重なる唇(前編) の続きになります

もっちの銀恋∴銀魂夢小説-銀沖祭2

『重なる唇』(後編)




ベットに押し倒され身動き一つ出来なくて、見下ろしてくる総悟をただジッと見つめ続けた


「銀八とどこにしけこんでたんでぃ」


「違うって!」


必死に弁解をしようとするが総悟の見たこともない思いつめた表情が怖くて上手く口が回らない


「アンタはドM体質ですからねぃ もうオレからアイツに乗り換えるんですかぃ」


「総悟!!」


押付けられてきた唇を必死に抵抗すると耳元でため息をこぼされた


なんだかいつもと様子が違う総悟に戸惑うばかり


「そそそそ総悟こそどうしたの!?こんな時間に!?それに聞いたよ今日部活サボったんだって?」


口早に攻めると総悟は体を起こし、私も慌てて起き上がり少しでも離れようと部屋の隅にまで移動した


「参考書 今日からオレがつきっきりで勉強教え込むぜぃ!」


そう言って総悟は重たそうな紙袋を机の上にドサリと置く


「もしかしてそれを買いに行って部活も休んだの?試合も近いのに」


驚いて紙袋を覗き込んだあと総悟を見上げるといきな抱きしめられた


「え?ちょっ まずいって!下にお母さんがいるから・・・・」


「オレはただ・・・」


さらに回された腕に力がこもり、押し返そうとした手がとまる


「ナツと同じ学校に通いてぇんでさぁ」


「そ・・・総悟・・・」


総悟の体は驚くほど冷えてて、どれだけ外で待っていてくれたのかと声を失う


“ナツと同じ学校に通いてぇんでさぁ”


そんなこと言ってもらえるなんて思わなかった


それにちゃんと総悟は私の事を考えていてくれてたんだ


なのに私ときたら・・・いつも・・・・どうして・・・・・一人でひねくれていじけて。


涙を我慢して唇を痛いほどに噛んだ


ゴメン総悟・・・・こんな甘えっ子でゴメン


「総悟・・・私 がんばる この参考書絶対無駄にしない」


「ナツ?」


「一人でも絶対頑張る 大好きなブログも試験終わるまでやらない!」


だから・・・


「だから総悟は剣道の試合頑張って?」


「ナツ アンタみたいなパープリンの頭一人であがいたって仕方がねぇ時だってあるんでさぁ!」


サラリと流れる髪のスキマから総悟が見下ろしてきて、真剣さが伝わってくる


「私・・・私すごく甘えっ子だからすぐに総悟を頼っちゃうもん 今甘えたらたとえ同じ高校にいったって同じことの繰り返しで そんな関係ずっとなんて上手くいきっこなんかないよ」


「甘えりゃいいんでさぁ」


「だけど総悟の足かせになんかなりたくない!」


総悟の腕からすり抜け涙を手でぬぐったあと部屋のドアを開ける


「自分の力で頑張る 総悟の彼女だって胸張って言えるように!」


総悟の背中を押して廊下に無理やり押し出した


「ナツ!!」


肩を引き寄せられバランスを失った体を総悟に受け止められた


「アンタの事みくびってた・・・それに忘れてたオレはナツのそういうとこに」


「え?」


「惚れてたんだってこと」


唇が頬に重なったところで、階段下にいた父親の怒鳴り声が近所中に響きわたった


「うちの娘に何してんだアァァ!!」


「あ、やべ」


総悟と二人顔を見合わせた




「落ちてる・・・ぜったい落ちてる・・・・・二次受け付けてるとこ探さなきゃ」


卒業式の感動も抜け落ちちゃうほど緊張が頭を支配する


あれから人生でこんだけ勉強した事ないって言うくらい必死に頑張った


鏡に移った自分のやつれた姿にギョッとしたくらい。


その間総悟は「オレと一緒にいたけりゃ頑張ってみれば」なんて応援のメールをくれたりした


そしてついに発表の運命の朝・・・・・


「そんな落ちた時のことなんざ発表見た後考えりゃすむことでぃ」


至極まっとうな事を言われても、建設的なことを考える気持ちになんてとてもなれない


「総悟~~~どうしよう~~総悟と同じ高校行きたかった~~~!!」


「だ~か~ら~そんな台詞は落ちてから考えろって!」


総悟が迎えにきてくれ引きずられるように高校の門柱をくぐると、もう発表は始まったらしく中庭の方から歓声が次々に上がっていた


緊張しすぎて私は門から一歩も動けなくなり、先に発表を見に行こうとする総悟を慌ててとめる


「だめだめ~~落ちてたら総悟に捨てられる~そんなのヤダ~~!!」


半泣きの私に総悟はため息をつき「うぜぇ」と言い放つ


うぜぇ?うぜぇって言ったのいま?!あんた鬼ですか


「ナツ 落ちてようが落ちてまいがオレはアンタのそばにいる そんな事もわかんねぇんですかぃ」


頭をクシャクシャにされながらの言葉だったけどうれしくて何度もうなずいた


「うん うんありが・・・」


「まぁアンタがそうやってつらそうにしてる姿ってのも萌えるっていや萌えますがねぃ」


ドSの笑顔に思わず顔が引きつる。それ絶対本心だよね


「じゃあさっさと行きやすぜぃ」


手をつなぎ歩きかけた時、校舎の窓が開き手を振る人物が見えた


「よ~ぅ 沖田今日は休みだぞ なに?そんなに学校が好きなの?しょうがねぇヤツだな」


煙草の煙の向こうからよれた白衣を着て銀八先生が姿を見せる


「よ~ ナツ」


無視する総悟に肩をすくめながら銀八先生はこちらに手を振ってみせた


「行くぜぃ ナツ」


総悟に腕をつかまれその場を離れようとした時、先生の声が追いすがる


「ナツさぁ なんでがんばんなかったんだよ お前が入るの先生すっげ楽しみにしてたのによ」


「え?」


「先生ガッカリだっつーの」


突然の不合格の言葉に足が震えその場にへたり込んでしまった


「銀八がそういう事を言うってことは合格したってことでさぁ」


総悟の台詞に先生がもう一度肩をすくめ煙を高々と吐き出した


「どうしよう 総悟~~~っ」


もう頭の中が真っ白で何も考えられない


「ちっ!ナツ待ってろ!」


駆け出す総悟の姿をボンヤリ見ていると、先生が窓を軽々と乗り越え傍に降り立った


「あ~あ アイツもまだガキだなぁ 好きな子のことになると熱くなっちまって」


私を抱き起こしながら立たせてくれた先生の口端が緩む


「ナツ オレがお前の担任になっから楽しみにしとけや」


「え?」


思ってもいない先生の言葉に返事が出来ない


「それって・・・」


「合格おめっとさん ようこそ3Z高校に」


紅眼が優しげに細まるのと同時に総悟の叫び声が聞こえた


「てめぇぇ 銀八ィィィィ!!」


「おっとやべ じゃあなナツ」


先生が急いで窓を乗り越えガラスを閉めると、ふりかざした拳が間に合わず総悟は悔しそうに壁をけった


「ちゃんと合格してるじゃねぇか!アンタ本当に教師か!」




「なんか・・・一生忘れられない合否発表になった気がする」


他の生徒たちに混ざり、貼り出された紙の番号をじっと見つめてつぶやくと後ろから総悟に抱きしめられた


「ちっ 銀八の野郎・・・・」


まだ怒りが収まらないらしいけど、私の中ではそれさえ楽しい思い出になるような気がした


「これからよろしくね 総悟先輩」


体の力を抜いてもたれかかると顎に総悟の手があてがわれ上をむかせられた


「ナツ」


名前を呼ばれたのと同時に落ちてきた総悟のキスに周りの子達は黄色い悲鳴を上げていたけど、私は素直に目を閉じた


先生の言葉意味深だったな、なんて思いながらこれからどんな三年間が待っているのか楽しみで心がフワフワしちゃってた。



重なった唇は燃えるように熱く心も体もとろけていく・・・・




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natsuさん、春から3Z高校生活楽しんでくださ~~~い≧(´▽`)≦!!

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