2009-03-02 10:30:44

銀魂 夢小説 光の春(前編)

テーマ:夢小説 沖田

銀沖祭参加小説2本目は卒業目前ゆみちゃんに3Zで贈ります

銀八がけっこう・・・いやかなり意地悪君なので~ダメな方はスルーお願いします

(銀魂ファンサイトであって公式とは関係ございません)


もっちの銀恋∴銀魂夢小説-銀沖祭2


『光の春(前編)』



「卒業した後 俺と考えてくんねぇ?」



国語教師の銀八にプリントを集めて持ってくるように言われた


希少な昼休みだというのに、ソファを引っ張り込んでくつろぎ空間に改造された国語準備室を尋ねる


「おー、その辺置いといて?」


よれた白衣、四方八方にはねた天パをかきながら銀八は机のPCに向かったまま窓辺のテーブルを指差した


その辺ってどの辺?


物が雪崩をおこさんばかりに積み上げられて置くスペースなんか無い机を黙って見つめた


仕方がなく重いプリントを小脇に抱え吸殻だらけの灰皿を持ち上げたけど、横にあったファイルすべり床に落ちそうになって慌ててひじで押さえる


「わわわ 銀八もっとキレイにしときなよ~~」


だらけた教師に対して皆敬語なんか使わず、わたしもいつも通り友達感覚で話しかけた


「いい格好じゃね?」


「へ?」


プリントをかかえもう片手でファイルを抑え銀八にむかって腰を突き出した格好になってることに気がつく


「そんな格好で誘われたら先生欲情しちゃうんですけど?」


「ば・・・ばかなに言ってんの!!」


そう振り返り文句を言いながらギクリとしたのは、すぐ背後に銀八が立っていてこちらを見下ろしていたから


いつもかけている眼鏡をはずしているせいか紅眼が鮮やかに見えて声を失う


「なぁ ゆみ」


伸びてきた手に体を抱きしめられると押さえていたファイルが床の上に音をたてて落ちた


「卒業した後 俺と考えてくんねぇ?」


「考えるって な、何を・・・」


「それはちゃんと自分で考える宿題」


耳元で囁く声は気だるいものではない


甘くて・・・体中をしびれさせる・・・・


「おら、もう行って良いぞ さっさとメシ食え」


放された腕にホッとしつつ振り返りながら銀八を見上げればドアを指差された


「それに迎えがきてっぞ」


「え?」



「ゆみ」


ドアを出ると少し離れた壁にもたれ座り込んでいるのは・・・・


「総悟」


「遅ぇんだよ」


彼氏である総悟がアイマスクをずらして睨みつけてくるだけで足が震えるのは日頃から調教されているからか


「銀八がなんだって?」


「プリント持って行っただけだから!!」


あせって返事を返せば、腰をはたきながら立ち上がり総悟がこちらを見下ろしてくる


「“卒業した後 俺と考えてくんねぇ?”」


「ちょ・・・盗み聞きなんてサイテーだよ!」


「で、アンタはなんて答えるんで?」


盗み聞きする総悟には教えないと言いたいけれど、そんな事を言えばきっと彼はダッシュで放送室に飛び込んで今の出来事を流すに決まってる


「断わるよ当然・・・」


素直に返事を返せば肩を抱き寄せ総悟の胸に顔を押付けられる


「お前のどこが良いのか・・・銀八も変わった趣味してやがる」


「ちょ~~~総悟!」


人気がないとはいえ学校の廊下なのだから、通りかかった女子たちがヒソヒソとこちらを見ているんですけど!!


付き合ってるとはいえこんな風にベタベタするのは苦手だし、それでなくても総悟は人気があるから嫉妬を受けることもたびたびある


押しのけようと手に力を入れても離れるどころか顎をつかまれ深いキスを落とされれば、先ほどの女子たちが黄色い悲鳴を上げていた


「総悟!!」


顔をそらして文句を言えばフンと鼻であしらわれる


「お仕置きでさぁ もう二度と銀八に近づくんじゃねぇ わかりやしたねぃ」


「もう!」


そんな事言ったって相手は教師だからそんな訳にはいかない


それに・・・宿題を銀八がスルーさせてくれるとは思えなかった



案の定、翌日の昼休みも銀八に呼び出された


重いノートを運びドアのところで銀八に渡そうとしたが、部屋の奥から入れと声がかかる


総悟に声をかけたほうが良かったかなと躊躇しながら、部屋に入った


銀八はどこにいるのか分からなかったけどテーブルにノートを置いて部屋を出ようとしたとたん強い力に引き寄せられ


「わわ!?」


気がつけばソファに寝転ぶ銀八の体の上に倒れこむ形で抱き寄せられていた


「銀八!!」


「昨日の答え」


「その前に放してエェェ!」


手足をばたつかせても回された腕の力は緩まる事はない


「銀八~~~!!」


「いいねぇ 惹かれながらも嫌がってみせる姿って、なんか萌えね?」


「アホかーーー!?だれが惹かれてるって?」


空いた片手で眼鏡をはずしながら銀八が覗き込んでくる


「今日沖田と一緒に来なかったのが答えだろ? 俺を選んだって思ってもいい訳だ」


ウオォォォォイ!なにそのポジティブシンキングウゥゥゥ!?


口をパクパクとしていると銀八がニヤリと口端をあげ笑う


「期待にはちゃんと答えてやっからよ」


何の期待ですかアァァァ!?


「違うそんなんじゃないからっ」


身をよじってもなんだか慣れてる銀八に封じ込まれたうえお互いの上下関係が反転しソファに押し倒される形になった


「それに・・・お前ら遠恋になるんだって?」


押し返そうとした手が一瞬とまる


「しかも四年間 うまくいきそうもねぇ年数だな?」


ニヤニヤと覗き込んできた銀八に軽く殺意を覚える


「だから?」


「不安じゃねぇの?」


不安に決まってるじゃない


「離れて暮らしてっと互いの知らない友達の名前が増えていって、寂しくて温もりがほしくても隣に相手がいない・・・・」


「それは 銀八の経験談?」


懇親の力を込めて睨みつければ可笑しそうに銀八が笑みをこぼす


「ふっ・・・やっぱお前沖田好みに仕上がってるわ」


「なんですかそれは!?じゃあ銀八がわたしに手を出してきたのは総悟好みだから?!」


「そっかもな、アイツとは好みが一緒みたいだし」


はぁ!?なんですかそれは?しかも重いんですけど~重いんですけどォォォォォ


「大きい声出すよ!?」


「出せるんならやってみ?」


「本当に出すよ!?」


銀八は一瞬何か考えた後互いの唇が触れそうになるまで顔を近づける


「じゃあ口ふさいじまおぅ」


そう言うのと同時にキスをされたと分かり瞳を見開く


「なぁ 先生のもんになっちまいな」


唇が触れたままの言葉に呆然としたまま返す


「やだ・・・なんで?」


どうしてキスなんかするの?


「しょうがねぇじゃん お前のこと好きなのに ち~っともこっちのこと見ねぇし こんぐらいしねぇとゆみは鈍いもんな」


もう一度覆われた唇


総悟とは違う大人の・・・・キス


深く絡んで苦しいのに体中がしびれていくのが怖くて銀八の白衣にしがみつく


「んんっ・・・んっ やめ」


「こっちの方はあんま調教されてねぇな~」


予鈴のチャイムが鳴るのをどこか遠くの出来事のように聞いていた


「いい加減にしやがれぃ マダオ教師がぁ!!」


総悟の声と共に窓ガラスが音をたてて割れ飛び散った


「総一郎く~ん 校内暴力ですかコノヤロー」


銀髪をかきあげながら起き上がる銀八の片手はまだわたしに巻きついたままだ


「その手を離しやがれっつってんだろ!」


総悟の声は怒りを押さえ切れず震えている


「総悟 あのコレは・・・」


なんとか身をよじって銀八の腕を振り解いて窓辺に駆け寄るが総悟の不機嫌さといったら数歩後ずさりたくなる


「ったく アンタも少しは警戒したらどうですかぃ こうもたやすく罠にかかりやがって!こいつがどんだけ狩猟民族か分かってねぇ!!」


「狩猟民族ってなんか~かっこ良くなくね?」


煙草に火を灯しながら銀八が笑ってみせ「それに」と続ける


「沖田 お前はこいつに寂しい思いしかさせられねぇよ」


一瞬の沈黙、総悟の顔はこわばっているように見えた


「わたしは総悟が好き ただそれだけなの だからちょっかい出さないで!」


銀八は煙草の煙を味わうように吐き出し


「ちょっかい出されると気持ちがぐらつくわけだ」なんてしゃあしゃあ言い放つ


だからなんなのそのポジティブシンキングウゥゥゥは!?


総悟が舌打ちをして部屋の空気はまさに険悪そのものだ


「ゆみ 行きやすぜぃ!」


いきなり窓越しに抱き上げられ青ざめた


「ひえ!総悟 ここ二階だよ!?」


「だから?」


抱き上げたまま総悟はいとも簡単に宙に飛び降りた


それは一瞬で悲鳴も上げられず、とにかく総悟の首に回したうでに力を込める


無事に着地し大きな息を吐き出していると総悟が振り返り二階を見上げた


「じゃあな銀八 いい加減にしとかねぇと 次ぎは窓ガラスじゃすまねぇぜぃ」


つられて二階を見ると窓から銀八が紫煙をたなびかせて肩をすくめていた


「ゆみ またな」


そう声をかけられ顔をそらして総悟にしがみつく



総悟 しっかり抱きしめて もっと抱きしめて


一瞬でも銀八に感じちゃった事を忘れさせてほしい・・・・




光の春(中編)  に続きます


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夢小説も銀沖に入るかな~と問い合わせたところ主催ゆみちゃんが

>銀さんから思われて、沖田さんに思われるなんて
>ハーレムじゃん!! 最高じゃん!! 悶え死ぬ~~~~
って言ってくれたのでUPしてみましたが、銀八スキーさんすんませんすんませんすんません×10

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