結局、喧嘩しないってことでしょ? | 中谷良子の落書き帳

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★【おおさか維新】吉村市長1カ月「吉村流」で懸案解決成果も…橋下氏「僕がいなくなってイイ感じ」 都構想や予算でいばらの道★

橋下徹氏の後継、吉村洋文大阪市長(大阪維新の会政調会長)の就任から19日で1カ月。

市議会では対話重視の姿勢を貫き、自民党や公明党が慎重だった大学統合の準備議案など3議案を修正して可決にこぎつけるなど、対決が目立った橋下流とはひと味違う成果を上げた。

ただ、5歳児の教育費無償化など今後予算案が上程される独自政策は多額の財源が必要で、最大の目標「大阪都構想の実現」への他会派の抵抗は強い。

●維新側も自ら説得

「1年ぐらいに感じたが本当に充実した1カ月だった」。吉村市長は18日、記者団に手応えを口にした。

15日に閉会した市議会では、府立大と市立大の統合準備議案や、増加する外国人旅行者の宿泊施設確保にマンションなどの空き部屋を活用する「民泊」条例といった重要議案が可決した。

特に全国で初めて成立した市長提案のヘイトスピーチ抑止条例では、議案の柱だった「被害者側への訴訟費用支援」の取り下げを決断。維新市議団が議員提案による修正案を示す中、公明などが「行政が責任を持って修正すべきだ」と主張したのに反応し、自ら維新側を説得して 市長提案で修正してみせた。

「住民代表である議会の意見を踏まえた修正だ」と可決・成立への意欲をみせた。

http://www.sankei.com/west/news/160119/wst1601190011-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/160119/wst1601190011-n2.html

●「イイ感じ」「礼を尽くして」

大阪維新代表でもある松井一郎知事は「市長のがんばりに尽きる。クローズな場でも意見交換して
礼を尽くし公明の理解を得た」と絶賛。“師匠”の橋下氏もツイッターで「僕がいなくなってイイ感じ」
とたたえた。

市職員からも「弁護士で法律を分かっている上、大阪市議や国会議員を経験しただけに理解度が高い」と安定感を評価する声が。自民市議団の幹部でさえ、議会の意見を取り入れる姿勢には評価を与え、「普通の議会に戻った」と話す。

●財源に課題

ひとまず順調な滑り出しをみせた吉村市政だが、今後の展開に懸念もある。まずは3月に市議会へ
上程する初の予算案に組み込む、独自政策に必要な財源の問題だ。今後も毎年200億~300億円の収支不足が見込まれる中、吉村市長がめざす「子供の教育・医療無償都市大阪」の第一歩となる5歳児の教育費無償化に最大33億円、29年中実施を宣言した医療費助成の18歳以下への拡充に約10億円が必要になるとされる。

吉村市長は「新たな価値を生み出す改革や経済成長で財源を生む」と主張するが、市幹部は「改革は長年続けている」とも語り、一部の施策の打ち切りは避けられそうもない。

また昨年5月の住民投票で反対多数となった都構想の設計図を修正するには市民の声を聞く作業が
必要だが、担当部局設置には議会の同意が必要となる。個別政策で理解を示す公明も、都構想については「住民投票で一定の結論が出た」と反対姿勢を崩していない。


ヘイトスピーチ条例など、大阪市民のどれだけの方が望んでいたのでしょうか?

大阪市民の誰もが優先事項として望んでいなかった条例を吉村新市長が、お作りしたお陰で、東京でも条例化に向けてワイワイ騒いでますよ。

この責任を痛感すべきで、自画自賛なさるのは早いというものです。

結局、吉村新市長は喧嘩せずに、慣れ合う道を選んでいるということでしょう?

もちろん議会をスムーズに進行させるうえで、ある程度の譲歩や連携を図るということは市長として重要なことだとは思いますし、喧嘩ばかりしていても埒が明かないというのも理解できますが、これでは絶対に橋下市政を超えることなどできませんね。

吉村新市長は、なぜ橋下前市長が、あれだけ大阪市民を味方につけることができたか?をよく考えるべきだと思います。

市職員や、自民党市議からも「理解度が高い、普通の議会に戻った」などと、評価が高いということは、何も変化が起こらない、変わらないことを意味していると思われます。

産経新聞もこれのどこが順調な滑り出しなのでしょうか?

橋下市政は市職員、労組などと本気でぶつかり合ったからこそ、多くの大阪市民から評価が得られたのだと思います。

橋下氏の発言も「僕がいなくなってイイ感じ」とは無責任なものです。

喧嘩し、暗殺覚悟で事に取り組まなければ、この濁った世界に新しい風を吹き込むことなど到底無理です。

喧嘩をすれば得られるものもありますし、失うものもあります。

その失うものについて恐れを抱いているようでは絶対に世の中を動かすことなどできないのです。

今後の吉村市政に果たして期待がもてるのか、いささか不安です。

★【ヘイトスピーチ条例】百田直樹氏の見解★



★中国大富豪 米大手映画会社を買収★

中国一の富豪、王健林氏率いる大連万達(だいれんわんだ)グループは、12日、35億­ドル(約4100億円)で米映画会社「レジェンダリー・エンターテインメント」を買収­したことを発表しました。王健林氏は、中国企業最大の海外文化事業買収例を作り出し、­ハリウッドの発信力を手に入れました。同氏は、さらに展開される、より大きな取引にも­言及しました。「レジェンダリー・エンターテインメント」は「バットマン」や「ジュラ­シック・ワールド」などを手掛けた、興行収入140億ドルを超える大手制作会社です。



★『ネイチャー』誌:抗SARSヒーロー 台湾選挙出馬★

世界中のマスコミが台湾選挙に注目するなか、イギリスの学術誌『ネイチャー』は、13­日、「台湾の抗SARSヒーロー、副総統に?」(Taiwan’s SARS hero poised to be vice-president)と題する記事を掲載しました。本文で強調したのは、2­003年に中国が圧力をかけたため、台湾は世界保健機関(WHO)に参加できず、ウイ­ルスサンプルと国際対策情報を入手できませんでした。その結果、台湾のSARS感染が­悪化した一方、陳建仁(ちん けんじん)が衛生署長に就任し、見事にSARSを抑えました。台湾の経済不振、中国と­の競争の中、台湾の電子産業の地位を如何にして維持するかは、陳氏の最重要の課題と『­ネイチャー』誌は報道しました。