2006-09-11 18:38:18

「幸せ」さがし

テーマ:作者 あいうえお
 
犬丸 りん
かんたんに幸せになりたい
 
Q.人生で大切なことは?
A.飯、寝る、風呂。
Q.頭が悪くて不幸です。
A.暗い天才より明るいバカ―幸せになるのなんて、かんたんかんたん、気持ちの方向をちょっと変えてあげるだけ。
まったりアニメ「おじゃる丸」の原案者が漫画とエッセイで贈る、シンプルであったかくて、なんだか笑える、すべての生き物のための「幸福論」。
内容(「MARC」データベースより)
幸福は軽薄な者の手に入りやすく、けっこうダサく、とろけやすく、じつは和風である…と言う著者の、何とも明るくバカバカしく、ほのぼのしあわせになるマンガ集。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


こんなほのぼのとしたマンガの作者がよもや自殺するとは。


「仕事ができない」


と母に残したと言う。


何故その時に


自分がいなくなることで


悲しむ母の顔を想うことができなかったのか。



芸術家は繊細な神経の持ち主である。


漫画 というジャンルは読み手には非常に優しく


描き手には非常に過酷な作業をしなければならない。



自分を立てれば読み手が立たぬ。


それならまだしも


掲載誌の都合を立てなくてはならない・・・


そんなこんなで


私のような読み手にはわからない苦悩があったのだろう。



作者の元気な想いが伝わるこの漫画から


元気でない作者を慮ることは難しい。


子供たちにどの位の笑顔をプレゼントしたことだろう。

アニメになって、おもちゃにもなって

どんなにたくさんの子供たちに受け入れられただろう。



もうすでに 開放 されてしまったのだから

いまさらではあるけれど、生きていて欲しかった。


長く細く、描き続けて欲しかった。



作品は残る。


彼女はその域に達していた。


これからもまだアニメなどで目にしていくだろう。



 

羽海野 チカ
ハチミツとクローバー 10 (10)

前回の記事で書いたハチクロの「はぐ」ちゃんは天才肌の画家。


これは物語の中ではあるけれども


作者の想いが伝わってくるセリフをご紹介する。

 


「何かを残さなきゃ


 生きてるイミがないなんて


 そんなバカな話あるもんか


 

 生きててくれればいい


 いっしょにいられればいい



 オレはもう それだけでいい」



手の筋を切ってしまったはぐちゃんに優しい森田の言葉が響く。


作家である限り、「後世に残る作品」を書くことは悲願であろう。



そんな森田に、それでも「描きたい」と


がんばる「はぐ」ちゃんの姿。


もう、彼女には名誉や賞賛は必要なかった。


ただ、描いてさえいらられば、生きていける。



この作品と今日のニュースがかさなってしまった。


この言葉が、死を覚悟した彼女に伝わるとは思えないけど


家族がかけてあげたかった言葉ではないだろうか。




せめて天国で


青空にほのぼのとした落書きをしてきて欲しいと願う。




ご冥福を心からお祈りいたします。

 

 

 


犬丸 りん
おじゃる丸のまったり人生のススメ

犬丸 りん
おじゃる丸のまったり人生のススメ (2)
「おじゃる丸」原案・犬丸りんさん、飛び降り自殺か
 NHKの人気アニメ「おじゃる丸」の原案者で知られる女性イラストレーターの犬丸りんさん(48)が、東京都武蔵野市吉祥寺本町の自宅マンションの屋上から転落して死亡していたことが11日、わかった。仕事に悩んでいるという内容の遺書が残されていたことから、警視庁武蔵野署は飛び降り自殺と見ている。  調べによると、犬丸さんは10日午後1時30分ごろ、14階建ての自宅マンションの屋上から、隣にある5階建てのビルに転落し、死亡した。  室内にあった母親あての遺書には「仕事ができない」などと書かれていたという。  犬丸さんは東京都生まれ。筑波大学大学院修了後、1990年、漫画雑誌「モーニング」で「なんでもツルカメ」でデビュー以来、漫画やエッセー、小説などで活躍した。「おじゃる丸」はNHKで98年10月に始まり、現在も平日夕方に教育テレビで放送中。1000年前の「ヘイアンチョウ時代」からやってきた貴族の子供「おじゃる丸」が活躍する物語で、子供だけでなく、主婦やOLにも人気を博し、2000年にはNHKのオリジナルアニメとして初めて映画化された。(読売新聞) - 9月11日15時29分更新

AD
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

rutoさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

4 ■自殺ではない逃げ道

他人に夢を与えていた人が、
みずからの命を絶つなんて、皮肉というか
悪い冗談みたいだよね。
完ぺき主義もいいけど、
自分に逃げ道を作ってあげることは
もっと大切なことなのかもしれないね。

3 ■そうですね。

>「描きたい」と願うのに病気で亡くなるのを思えば
>「描けない」と命を断つことに苛立ちをも感じます。

「無言館」とかの番組を見ると同じ思いがします。
こちらは、時代が彼らの筆を命を奪った訳ですが。

たぶん、「描けなくなる」病気だったのだと思うのですよ。
…そうなると、もう見えなくなってしまうのですよね。
つくずく、こんなにネームバリューのある人も追い詰める仕事環境って…と思います。
無名の人がどれだけ使い捨てられてるか…。

2 ■♪ぐるぐるさま。

トラバありがとうございます。

人間がかくも弱くなっているこの時代。
悲しいですね。
しかし短命な漫画家多すぎ…
「描きたい」と願うのに病気で亡くなるのを思えば
「描けない」と命を断つことに苛立ちをも感じます。

いや、読者の一意見ですが…。

1 ■お母さんのこと。

身近な人の事を
思い出して欲しかったです。
ニュースを見て絶句。
そしてけして他人事ではない話。

羽野さんのこのネームには、
色んな思いが詰まってると思います。
たぶん、身近に燃え尽きてしまった人達がいるんじゃないかと。
それは自分の中の声かもしれないし。
物書きは皆この不安と戦ってると思います。

コメント投稿

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。