渡夢太郎家の猫

2008年 3月に蘭丸の2度目の子供ができました
これで、我が家は9匹の猫です

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「マギー前の車の左につけるぞ」

運転手は運転中にピストルを撃てないので

左に付ける方が安全性が高いと亮は判断をした。

「了解」

マギーはドアのノブに手を掛けた。

「マギーきめてこい!」

亮の力強い言葉はマギーの心を揺さぶった。

「パンパンパン」

マギーの撃った弾丸は

高速で回転するタイヤを見事にぶち抜いた。

バランスを失った敵の車は対向車線へ飛び出していった。

「やったー」

サラが手を叩くともう一台の車が横に

付いた。

「バ、バズーカ・・・」

亮の視界に後部座席でバズーカを構えている男が見えた。


~~~~~

警察署の前に到着していた小妹達は

車の中で待機していた。

「本当に敵は来るのかしら?警察署は強固よ」

「ええ、カニエラのいる留置所は地下にあるから

 強行突破は難しいわ」
蓮華は小妹に問いに答えた。

小妹達は爆弾ベストを着たケアカと

美喜が警察署に近づいている事を知らなかった。

そこにフレイザーが車の窓を叩いた。

「あっ、フレイザーさん」

小妹が窓を開けた。

「亮は?」

「今、こっちに向かっています」

「亮に言われて防備は厳重にした。ここは来れないだろう」

フレイザーは自信を持って答えた。

~~~~~

「亮、敵がバズーカを持っているわよ。逃げて」

「大丈夫、この距離で撃ったら自分達も巻き添えを食うから

 もう少し離れないと撃たないはずだ」

亮は敵との車間距離を縮め「ガシャン、ガシャン」

とボディを激しく擦り合った。

突然、敵の車はスピードを落とし後ろに回った。

「しまった!」

亮がルームミラーで後ろを見ると

サンルーフから体を乗り出して

バズーカを向けた。

その時、敵の後ろからバイクが猛スピードで現れ、

敵の車のSUVの後方のドアをピストルでぶち抜き

鍵が壊れたドアはバタバタと上下させた。

そして、黒いライダースーツの女性は

ステップに立ち両手でピストルを持ち

狙いを定めて敵の車の後輪目掛けて発砲した。

「ドーン。ドーン」

低い銃声音は大口径のピストルの発砲音だった。

その威力でバイクの前方を走るSUV車の

後輪は火花を出して吹っ飛び

コントロールを失った車は

道路沿いに植えたある椰子の木に突っ込んだ。

「亮、車が吹っ飛んだ!」

後ろを見ていたマギーが叫んだ。

敵では無いと確信した亮は車のスピードを落とし

側道を空けてバイクを待った。

「亮!完治したのね」

ヘルメットを取ったジェニファーは

長い髪をなびかせ微笑んでいた。


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「何するのよ!」

男は暴れる美喜を抑えながら

2階の部屋に連れて行った。

「あっ」

真っ青な顔をしたケアカが美喜を見て声を上げた。

「どうしたの?」

美喜はケアカの姿を見て何が起きていたか

直ぐに気が付いた。


ケアカの体には爆弾の付いた

ベストが着せられていた。

「ちょうど良い、一緒に来てもらおうか」

東洋人系の男が美喜に言って美喜の両手に手錠をはめた。

「私、何も悪い事をしていないわ」

「知っているさ」

男が美喜に答え後ろから背中を付いた。


ケアカは恐怖で体を丸め

体を震わせて階段をゆっくり降りていた。


「私達をどうするつもり」

「道具だよ」

美喜は自分は人質、ケアカは人間爆弾として

使われる事が分かった。


しかし、必ず亮が助けに来てくれると

確信を持っていた。


~~~~~

「ロビン、美喜の場所は?」

「さっき、携帯の電話が切れた」

「それじゃ・・・」

亮は美喜に行き先を推理していた。

「ロビン、何とか行き先を探してくれ」

「大丈夫だ、監視カメラと監視衛星で追跡している。

 ケアカも一緒だ」

「了解、ありがとうロビン」

「カラ、お兄さんが見つかった」

亮に言われたサラはホッとした様子で微笑んだ。


「亮、敵が増えたわよ」

後ろを見ていたマギーが亮に言うと

亮はミラーで後ろの車を確認した。

「えっ、3台も」

「そう、よほど亮が邪魔らしいわ」

マギーがそう言うと1台の車がぶつかって来た。


亮の運転しているHUMMERは右に弾かれ

亮は必死でハンドルを戻した。

「亮、ところでいつ反撃するつもり?」

マギーは眩しく照らすヘッドライトを見ながら答えた。

「ここじゃ観光客が多すぎる、もう少し走る」

亮はアクセルを深く踏み込みスピードを上げた。


後方の車もスピードを上げて追跡をしてきた。

元々軍用車のHUMMERのトップスピードは

敵の車にかなわず左右の両側と後ろに付いた。

そして両側の車は亮に向かった銃口を向けた。

「マギー、サラ掴まっていろ!」

「キキキキー」

亮はタイヤから白煙を上げ急ブレーキを

踏んだ。

後方にいた車がブレーキをかけてHAMMERにぶつかる寸前

亮は左にハンドルを切ってアクセルを踏んだ。


そして後方の車は2周ほどスピンして激しい音を立て

ガードレールに激突した。


「亮!追突されたらどうするの?」

マギーは亮の無謀な運転に声を上げた。

「運転手は目の前に障害物が現れるととっさに

 危険を避けるために右へハンドルを切るんだ」

亮は直ぐにアクセルを踏んで左側の車の後ろに付いた。


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マギーが電話をかけるとロビンに繋がった。

「ロビン、美喜さんの居場所をGPSで探してください」

「OK、ところでイヤフォンマイクはどうした?」

「僕を誘拐した犯人のポケットの中です」

「おい、おいあれは高かったんだぞ」

「すみません、後で取り返しますところで文明兄さんいますか?」

「おお、何だ?」

ロビンの側にいる文明が電話に代わった。



「この車、自損事故の保険は入っていますか?」

「ああ、入っている」

「では、対人対物は?」

「もちろん入っている」

「保険限度額は?」

「無制限だ!行け!」

文明は亮が執拗に保険の事を聞く事の

意味が分かった。

「了解」

「亮、場所が分かったダウンタウンの

 ハワイワンビルだ」

ロビンは美喜の居場所を亮に伝えた。



「了解です。また連絡をします」

すると車の後部に弾丸の当たる音がした。

「カンカンカン」

「キャー」

助手席に据わっていたサラが耳を塞いで頭を下げた。

「サラ、そのまま頭を下げていて」

後ろに座っていたマギーがサラの頭を上から押した。

「亮、この車丈夫だわ!装甲が厚そう。それに防弾だわ」

「さすが兄さんの車だ!」

亮は後ろの車の弾丸を避けるように蛇行を始めた。

「亮、逃げるだけじゃダメだよ」

「でも武器が・・・」



亮はダッシュボックスをあけるとピストルが入っていた。

「マギー、ピストルが入っていたぞ」

「ワオ、GLOCK19だわ」

亮はマギーにピストルを渡すとマギーはスライドさせ装弾した。

「いいわよ、亮!」

「行くぞ!カラしっかり摑まって!」

亮は右に90°急ハンドルを切り車体が横を向きかけた時

左にハンドルを回しサイドブレーキを引き車をスピンさせ

サイドブレーキを戻しアクセルを踏んだ。

「キャー」

サラが悲鳴を上げた。



一瞬で相手の車と向き合うとその脇を通り過ぎた瞬間、

マギーはタイヤをピストルを発砲した。

「クッソ、はずれた!」

「しょうがない、120km以上のスピードだ」

「だってジェニファーは300kmのスピードで

 飛行機の爆弾のコードに当てた」

マギーはジェニファーにライバル心を持っていた。



亮はなんて返事をして良いか悩んだ。

「分かった、今度は必ず当てろ。

 ピストルの照準が1°ずれているはずだ」

「了解」

Uターンをしてきた敵の車が猛スピードで追いかけてきた。



~~~~~

「おい、姉ちゃんなんのようだ」

ビルの中の階段を2階に上がると美喜の前に男が立ちはだかった。

「ちょ、ちょっと・・・友達に部屋を探しに」

美喜が見た部屋に椅子に座らされているケアカを見つけた。

「ここにはいねえよ」

美喜が肩を抑える美喜を突き出した。

「はい、すみません」

美喜は階段を降りて携帯電話を手に取って電話をかけようとした。

「おっと、姉さん何処に連絡をするつもりだった?」

男が美喜の携帯電話を取り上げた。

「返して!」

美喜が携帯電話に手を伸ばすと

男は美喜の手をねじり上げた。













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