平成18年度 埼玉県すいしょう図書 | 小学校での読み聞かせ活動記録

平成18年度 埼玉県すいしょう図書

推奨図書っていうのは、新作が多いんですね。


多分、出版社の差し金なんでしょう・・・。


という訳で、丁寧に一冊一冊の考察はしません。


書き出すだけにしておきますね。


興味のある方は、読んでみるのも良いかもしれません。




乳幼児向け


三浦 太郎
くっついた

乳児に近い幼児の絵本です。

可愛らしい絵でした。

ちょっと大きい子に読んだら「顔がくっつくなんて変なの。」って

言われました。

読み時を外すと、0・1・2才用の絵本は、ボロくそに言われますね。

なるべく早い時期に読んであげた方が良いでしょう。(2007/02/21)

こばやし えみこ, ましま せつこ
ととけっこう よがあけた

ととけっこうって、私には読みずらかったなぁ。

にわとりって、コケコッコーってイメージが強いんですよ。(2007/02/21)



ふくだ としお
だれのあしあと
角野 栄子, 長 新太
サラダでげんき

病気のお母さんに元気になってもらいたいと思って、

りっちゃんという女の子が、動物たちに協力してもらって

サラダを作るお話しです。

絵の描き方が『ごろごろにゃーん』に似ています。

どのページを開いても、りっちゃんの家がどっしりと描かれています。

少しずつ違うのは、りっちゃんの様子だったり、動物たちだったり・・・。

最後はおいしそうなサラダが完成して、お母さんも元気になりました。

(2007.03.09)

つちだ のぶこ
ポッケのワンピース

小学校1・2年生向け

平田 昌広, 野村 たかあき
とうちゃんはかんばんや
宮西 達也
あなたをずっとずっとあいしてる
花田 鳩子
ふでばこの中のきょうりゅう
たかどの ほうこ, にしむら あつこ
おともださにナリマ小
アン・ホワイトヘッド ナグダ, Ann Whitehead Nagda, 高畠 リサ, 井川 ゆり子
ひげねずみくんへ
キム・フォップス オーカソン, Kim Fupz Aakeson, Eva Eriksson, 菱木 晃子, エヴァ エリクソン
おじいちゃんがおばけになったわけ
谷本 雄治, 盛口 満
土をつくる生きものたち
ゆのき ようこ, 阿部 伸二
日本の風景 松

この何とも言えない日本風の表紙・・・。どうしようと思いつつ手にとってみました。

日本人が、こんなにも色々な松と共生していたんだっとことに気づかされ

目からウロコが落ちる思いです。大人が読んでも、ふ~ん、面白いと思える作品です。

読み聞かせでも使いたい!!と思って調べたら、

川口市内の図書館の蔵書は全部で3冊だけでした。

小学校ではちょっと無理ですが、何かの機会に是非使ってみたい絵本です。

ついでに、この作品は、「日本の気になる木」というシリーズになっています。

是非とも、読んでみたいものです。(2007.03.09)


ゆのき ようこ, 阿部 伸二
日本の材木 杉
ゆのき ようこ, 早川 司寿乃
春の主役 桜

ゆのき ようこ, 川上 和生
山のごちそう どんぐりの木
鈴木 ゆき江, 広野 瑞枝
鐘の鳴る日

小学校5・6年生向け

松岡 達英
震度7―新潟県中越地震を忘れない

朽木 祥, 山内 ふじ江
かはたれ―散在ガ池の河童猫

「かはたれ」漢字で描くと「彼は誰」となります。

「彼」とは河童の八寸の事でしょうか。


一族の不祥事で一人ぼっちになった八寸という名の

小さな河童が主人公のお話です。

一人ぼっちの八寸を持て余した他の河童族は、

修行という名目で、八寸を猫に変身させて人間界に送り込みました。


人間の中には、人知を超えた不思議を見分ける力を

持っている人がごくたま~に存在します。

月の光を一心に浴びている子猫をよく見ると

河童のシルエットが浮かんで見えるかも知れません。

猫の姿になった八寸と、母を亡くした少女「麻」との不思議な交流が

優しい文章で綴られています。(2007.03.09)


朽木 祥, 山内 ふじ江
たそかれ 不知の物語

『かはたれ』の続編ですが、私的には下巻というイメージがあります。

意外な形で訪れてしまった麻と八寸のその後が描かれた作品です。


「たそかれ」は漢字で書くと「誰そ彼」となります。


この作品では、麻と八寸の絆がより深くなると同時に

暑くしくも孤独な「不知」という河童の半生も描かれています。

人と違う時間の中で生きてゆく河童族と人間の交流は

時としてはかなく美しく、時として残酷です。


人が生きるという意味は、一人一人違うのかも知れないと

気づかせてくれた作品でした。(2007.03.09)


ロアルド ダール, Roald Dahl, Quentin Blake, 宮下 嶺夫, クェンティン ブレイク
マチルダは小さな大天才—ロアルド・ダールコレクション (16)

『チャーリーとチョコレート工場』という映画の原作でおなじみの


ロアルド・タールの作品です。


私の娘がマチルダのようだったら、うれしいのになぁ。


でも、鳶が鷹を産む訳がないって思って


チルダの両親のような態度をとっちゃうかな?


随分前に読んだのですが


面白くてあと味の良い作品だったという印象が


くっきりと残っています。

フィリパ・ピアス, 猪熊 葉子, Philippa Pearce
川べのちいさなモグラ紳士
アンドレア ウォーレン, Andrea Warren, もりうち すみこ
戦争孤児ロンくんの涙―さよなら、ぼくの国ベトナム