だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

ちょっとした発想の転換で人生が加速度を増していい方向に向かうことがあります。
NYにきて初めて見えたり感じたりしたことをファッション、お金、ライフスタイルから書いていきます!


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いよいよ日本でも公開になったSex and the City.


わたしにとって10年来の「心のバイタミン」的なドラマですが・・・


  


                        Sex and the Cityオフィシャルサイト




この中には、そうそう! こういう男と女いるわ、いるわよ~って、リアルな男女がわんさか登場します。


キャリーがずっと好きだったミスター・ビッグはまさに「コミットメント・フォビア


反対に、一時つきあっていた家具デザイナーのエイデンはコミットメントして早く落ち着きたいタイプでしたね(^∇^)。


このどちらもそりゃ、多少は極端ではあるけれど、まさに、


ニューヨークならその辺にいてもおかしくないタイプ。


そしてこのドラマの中であるときキャリーがこういいます。


「ニューヨーカーはだれもが、いつも、仕事か、恋人か、アパートのどれかをさがしている」


10年以上不動産の仕事をし、このブログや拙著でさんざん書いてきたCoopの売買を手掛けていると、


さまざまな修羅場をバイヤー&セラーと共にくぐりぬけることになり、


コミットメントに関するある面白い事実に気がつきました。


はい、そうなんです。


仕事もアパートも、結婚と同じ。


結婚がコミットメントできない人は、アパート探しにも時間がかかる傾向にある。


忘れもしません、もうかれこれ10年前、


ある独身のベルビュー病院に勤務するドクターにアパートを見せる機会がありました。


とっても背が高く、感じのいい当時30代半ばのアイルランド系の方でした。


幸いなことに(?!) お見せした物件の2つ目のアパートを彼はたいそう気に入りました。


そしてすぐに値段の交渉に入りました。


たまたま彼が気に入ったその物件の売り手のブローカーが大変に親しい同僚だったため、


わたしとしては大変に交渉しやすい物件でした。

ドクターの仕事、だいたいの年収、バックグランドを伝え、買い手としては大変に理想的な方であると力説し、交渉はあっけないほど、彼の思い通りの値段で落着しました。


しかし! 


彼が大喜びしたのは束の間。


あまりにあっけなく手にはいることになったからか、急に及び腰になってしまったのです。


で、数日の連絡不通期間の後・・・・


「あのアパートを買うのは白紙に戻したい」という連絡が入りました。


きっと心の準備がそれほどできてないまま出したオーファーがあまりにあっけなく受け入れられ、


そのアパートが手に入ったありがたみより、先に進むことが怖くなってしまったのでしょう。


彼のためにがんばって交渉したわたしとしては売り手に対し、まったく立場がなくなり、


もう面目まるつぶれ。わたしはわたしで、それはDignityの見せ場でもあり、


言いたいことはいっぱいあったけど、その後1か月ほど、彼にはあえて連絡をせず、そっとしておくことにしました。


またアパートを買いたくなったら連絡をくださると信じて。



押してもだめなら引いてみなってのは効果的なのかも。


またそのドクターから連絡が入りました。


「アパート探しを続けたい」と。


再び、ドクターとの住処探しが始まりました。


今度は彼も真剣です。


数か月経つと、「やっぱりあのアパートを買っておけばよかった」という後悔の気持ちが芽生え始め、


その後、約1年の間に多分100軒近くお見せするはめに陥ってしまいました><;


どれもこれも、最初のアパートを超えるほどの魅力がなかったからです。




そんなある日、1年前彼がオーファーをし受諾されたにもかかわらず買わなかったあのアパートの同じビルの3階下にまったく間取りが同じお部屋が売りにでてきました。


けれど3階下なので、1年前のアパートからはきれいに見えたエンパイヤーステートビルは見えません。


またコンディションもかなり手を加えることが必要です。


そして! 値段も10%も高いプライスタグがついていました。


そう、たった1年の間に市場はかなり上昇していたのです。


けれどこのことを伝えると、2日間迷った挙句、ドクターはこのアパートに飛びつきました。


そして今度ばかりはめでたしめでたし。


お買い上げになったのです。





さて・・・・・


それから3年後、またこのドクターから連絡が入りました。


「部屋を売りたい」


どうやら結婚してもいいかな~と思う女性と知り合ったから2BRに引っ越したいというおめでたいお話。


で、お部屋を拝見し、契約書を作成し、お届けしました。


彼がサインしてくれたらすぐにでもアパートを市場に出せます。


が、また1週間たっても連絡がとれません。


「彼女とは結婚しないことにした」と連絡が入ったのはその2日後でした。




そのドクターを数日前、グラマシーパーク近辺でお見かけしました。


かつては1年以上にわたってお付き合い(?!)をさせていただいたドクターです。


ついなつかしくなって声をかけました。


「どうしてるの~^^」


彼ももう40代半ば近いはず。


「おぅ、おぅ~、久しぶりだね~」と旧友に出会ったように盛り上がりました。


「相変わらずだよ。まだあのアパートに一人さ。でも!婚約している子がいるんだ^^」


あはは~ さいでっかぁ^^。


今度はうまくいくといいなぁ~。




家って考えてみれば人生で一番お高いショッピング。


そして一度買ってしまったら、飽きたからといって捨てるわけにもいきません。


結婚も同様で、一度してしまうと、白紙に戻すのはなかなか大変。


どちらも長い期間のコミットメントが控えているから。



これはあくまでわたし個人のケースだけど、上記のドクターみたいになかなかアパートを決められない人って、実は男性に多いような気がします。


女性は意外にこれ、と思うと早いようです。





わたしが独身のころ、ニューヨークではゲイの男性を除けば、


年ごろの男女の人口比は1:9といわれておりました。


そう、女が完璧あぶれていたのです。


Sex and the Cityを見ながら、


「だからこんなドラマが生まれるわけね~」と妙に納得できたたわけです。



次回は、魅力的なビッグだって、ドクターだって怖いコミットメントですが、


もちろんいます、「出来る」男 in New York。そんな彼らから、わたしが学んだことなどから書いてみる予定です。


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夕方のロンドンのパブ。NYではあまり見かけない風景。さすが未だに女性禁制のクラブが存在する国なのかも。


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