だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

ちょっとした発想の転換で人生が加速度を増していい方向に向かうことがあります。
NYにきて初めて見えたり感じたりしたことをファッション、お金、ライフスタイルから書いていきます!


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NYで一時、主に財界で成功した男たちを取材する機会を得たことがあった。

それまでずっと女性誌で来たわたしは、おっかなびっくりという感じだったけど、今思えばあの期間は、人生についての有難いレクチャーを、取材という形で個人教師について学んだ時期といえなくもないほど勉強になった。
中でも、わたしが個人的にも気に入って、話が盛り上がった方には以下の共通点があったといえる。


・ 自分の直感を信じて行動している。鋭い直感力の持ち主
・ 熱い心と冷たい頭の持ち主(好きとなれば駆け引きなし、熱中してしまう反面、それを実行する過程では冷静に頭脳を働かせる)
・ 決断力があり、潔い(ぐちぐち悩んだり、迷ったりしない。こうと決めたら振り返ったり後悔したりしない)

そしてこの共通点は白洲次郎、そして妻の正子双方にもあるんですね。

たとえば、あの「脇役におさまりきれない女正子さんと知り合い結婚する経緯。

正子さんの兄の紹介で、茶席で出会った二人の間には、いきなり火花が散り、稲妻が轟き(それはないか^^;)ひと目で恋に落ちたらしい。

以下、正子さんの目を通しての出会いのシーンを、わたしが尊敬する北康利氏の「白洲次郎 占領を背負った男」から抜粋

(なんて背が高いの、なんて凛々しいの、なんて甘いマスクなの、なんて気品ある物腰なの・・・音譜

旗Rumi・そりゃ、女ですもの、最初は外見から入るわよ~(^^)


胸のあたりから零れ落ちてくる甘い花びらのようなコロンの匂いが鼻腔をくすぐるともういけなかった。

部屋の空気が急に薄くなったように感じ、胸のあたりが酸っぱくなってきた。頬が火照り耳朶まで真っ赤になっていくのが自分でもわかる。
いつもの威勢のよさはどこへやら、柄にもなく下を向いてしまい、こんな自分もいたんだと、どこか遠くにいる冷静な自分が感心してしまっている。

そう、まぎれもなく一目ぼれだった。

貴公子然とした彼を前にして、日ごろの「25歳結婚宣言」は頭から吹き飛んでしまった。

一目ぼれだったのは次郎のほうも同じ。

英国から帰国した当初は見るもの見る人すべてが矮小で貧弱に見えたが、例外だったのが女性。日本の女性の可憐さや情の細やかさが以前よりずっと魅力的に感じられてならなかった。
加えて正子は女性としては珍しく海外経験があり、はきはきしたところもある。
彼女は次郎の理想像であった。

次郎には、イギリスに、婚約者に近い立場の女性がいて、帰国後も机の写真立てにはその女性の写真が飾られていた。

でもね、正子さんと知り合った次郎はすぐその写真を破いて捨ててしまうの><
二股とか、「いいっか、一人は遥か異国の地にいるわけだからうまくやろう」とかそういう計算はなし。

「う~ん、正子もいいけど、キャサリンもいい。ぼくちゃん、迷っちゃう。とりあえず、今すぐ結論を出すのはやめよう・・・」
とかそういうのもなしっ。
なんという思いっきりのよさ、

それから、毎日のようにラブレターを書いて送ったの。
そしてそれは全部英語。

たとえば、

Masa: You are the fountain of my inspiration and the climax of my ideals.

まさ、君はぼくのインスピレーションの泉であり、理想の究極だ



ですと。
これで正子さんがどんな女だったのかがわかるというものです。

正子さん、魅力的だけど、もっと美人をというなら他にもいっぱいいたはず。

二人は、まさに会うべくして出会い、そしてお互いが、強い直感を信じて行動を開始するわけです。
正子さんは、「彼と結婚できないなら、家を出る」と親を脅し、
次郎は、「お嬢さんをいただきます(くださいじゃない)」と、有無を言わさず啖呵を切っちゃう。

人間って熱くなると不思議なエネルギーが沸きません?
ホント、好きこそ物(者)の上手なれよね。

もうひとりのメンター、酒井美意子さんは、
「結婚と恋愛は別、夫を好きになれなくても別段構わない」
なんておっしゃってるけど、
わたし個人は、白洲型で結婚するほうがやっぱりいいと思う><;
第一楽しいじゃない、「愛のある結婚」のほうが。

さて、このお二人、普通の夫婦の形には納まらないところがまた、「らしい」んです。
次回は、白洲次郎が妻に何を求めていたか、というあたりのことを書いてみたいと思います。


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