需要と供給の世界 | 上を向いて歩こう!

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がんばる30代ウエイトレスの下克上日記を書いていたつもりが、下克上かなってしまって今はアメリカの日系会社に勤めて日本人スタッフと米人スタッフの間に挟まれ毎日楽しく暮らしている会社員兼夫を支えてがんばる妻の日記です。

とある海外生活関係の掲示板を見ていたら、

「アメリカ生活始めたばっかりで、英語もあまりままならないんですが、
仕事の同僚と(アメリカ人)一緒にドライブスルーでランチを買ったとき、
ちょっと窓口の人が怒鳴る感じで対応していたのを、
私はあまり気にならなかったんだけど、同僚のほうが
『あれは差別行為だ!!!』と激怒。
アメリカではクレームをすると商品が無料になったりすると聞いてたんで、
ちょっと期待したんですが対応したマネージャーは、
対応後そのまま『Have a good day!』で終わらそうとしたので、
『無料にならないんですか?お金返してもらえないの?』と言ってみたら、
タダになった。気もちもすっきりして、同僚と二人で笑ってしまったんだけど、
その同僚はとてもいい人で、あなたはとても人がよくておとなしすぎて、
人があなたに意地悪しても気づかないような子なの。
私がそばにいたらいつでもあなたのためにたちあがるわ!!

と言ってくれて、とても嬉しかったです。」

というような概要の投稿があった。
概要にしてもなおこれだけ長い内容。
実際はこの6倍はある文章で、
そのドライブスルーの担当者が言った言葉も、
全部英語で(彼女が聞き取れた分は)書いてあり、
もともとの投稿主旨としては、
「これはどれほどひどい差別だったのですか?」
というもの。

それに対するレスもほとんど、
「そんなに憤慨するほどでは・・・。
それよりも商品が悪かったわけじゃないんだから、
無料を要求するのはおかしいよ。」
というもので、
私も当然そう思ったんだけど、
それよりも気になったのは、投稿者と一緒に居たという同僚。

留学時代、このお話の『同僚』さんと
すっごくダブる友人と付き合いがあったんだよね。

上の赤字そのまんまのことを私に言って、
私もまた、投稿者と同じように「嬉しい」と思った。

今はね、いろいろあってね、
性格が合わないということがわかったんで、
お互いフェードアウトしちゃったんだけどね。

10年前の私たちと同じ関係を、
21世紀になった今も需要し、供給する間柄の人たちがいるんだなぁって。

人間関係も、需要と供給の世界ですよ、みなさん。