Rugby Park Japan 【リポート】

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2014年3月8日(土) 18:30-20:30/ミズノフットサルプラザ藤沢

ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。3月の残りの大人パークについては、すでに募集を開始させて頂きましたので、ご都合がつく方のご参加をお待ちしております。

今日のテーマは、仲間との攻撃の前進について指導させて頂きました。攻撃する時は、攻撃の人数が多い「オーバーラップ」ができている時と、攻撃の人数が少なく、防御側の人数が多い「ノーオーバーラップ」の時と、大きく考えると2種類の状況があります。どんな状況であれ、攻撃側が達成したいことはゲインラインを越えることです。「オーバーラップ」している時は、当然ながら攻撃側が有利ですから、ゲインできる距離に違いはあれど、ゲインラインを越え行くことは難しいことではありません。ただ、「ノーオーバーラップ」の時は、個々のランニングスキルや、仲間との協力など、攻撃の工夫が必要になります。どちらの状況でも、ゲインラインを越えると言う目標を達成するには、まずは、攻撃側がボールをもらう前に、自分たちの置かれている状況を把握することが大事になります。

ウォーミングアップでは、攻撃の精度を高める為に必要となるパス動作と、ストレートランでのパスを行いました。コーチの方にお話しさせて頂きましたが、基本プレーは、大人も反復を続ける練習ではありますが、子ども達に反復させる時は、子ども達のモチベーションや、理解力を考えて練習メニューを考える工夫が大事だと思います。私自身、同じテクニックを指導するにも、成人のプレーヤーのメニューを考えるよりも、小学生の子ども達のメニューを考える方が大変な作業です。ただ、そこを工夫することが小学生の指導者の大事な部分だと思っています。できるだけ、ゲーム性を加えて、モチベーションが続く工夫をしながら、コーチからのフィードバックだけでなく、インターナルフォードバックと言われるプレーヤー自身で改善策を考えられるような練習を作ることを心がけることが大事だと思います。※コンタクトのなどの安全確保の動作は別ですが・・。

その後は、3対2などの「オーバーラップ」での状況判断の練習から、2対2や、3対3と言った「ノーオーバーラップ」の状況判断を含んだ練習をさせて頂きました。そして、最後は、すべてをミックスさせて、いつも通りゲームを行いました。

ゲームでは、様々な状況が起こります。カオス(混沌、無秩序)です。その都度、瞬時にその状況を把握し、ゲインラインを越えるための最善の判断をすることが求められます。カオスを攻略するには、同じ「オーバーラップ」でも、攻略する方法は無限にあります。よって、基本となるテクニックの反復は必要ですが、プレーの選択肢については一つの形を反復させることよりも、様々な状況が生まれるような練習メニューを経験し、その経験をゲームで活かすことが大事になります。

カオスと言っても、コーチの中には、どういうプレーをして欲しいか、その都度、いくつかの正解があると思いますが、プレーヤーが自分で答えを見つけられるようなプロセスを踏ませてあげることも大事だと思います。自分でミスに気付いているプレーヤーには、あえて言葉をかけずに、次のチャレンジを見守ることも大事だと思います。また、より合理的な方法を指導したい時は、プレーヤーと双方向のコミュニケーションを取りながら進めて行くことも大事ですね。

育成年代のプレーヤーは、必ず、コーチの皆さんの手から離れる時が来ます。自分で考える習慣をつけてあげることは、将来、どんなチームでプレーすることになっても、成長を続ける幹となる大事な部分だと思いますので、自分で考える習慣は小さい時から養ってあげたいものです。

我々、コーチは、ラグビーのゲーム中に起こるすべてのプレーを教えてあげればならない、教えられると思いがちですが、ゲームで起こる状況は無限にあります。それらをすべて教えてあげることは、限りなく不可能に近い作業になります。また、コーチの知っている選択肢を教えるだけでは自分を越えるプレーヤーは育ちませんし、すべての答えを教えていることにはなりません。
私は現在、39歳ですが、我々の世代のラグビーのコーチングは、カオスという視点は無く、いかに、コーチに教わった形をゲームで発揮するか、その型を反復することが練習のメインだったように思います。ラグビーコーチングの勉強をしていると、自分が教わってきたやり方法を繰り返すことよりも、カオスをいかに攻略できる判断力も持ったプレーヤーに育ててあげるか?そこを大事に指導して行こうと思っています。特に小学生や中学生は、それらを自分の力で克服してくれる時間もあります。子ども達の柔軟な発想からコーチが教わることも色々とあります。立場はコーチでも、子ども達の判断を一緒に楽しませてもらっているという感覚もあります。
大人パークの初心者の方のプレーを観ていると、1ヵ月に1回という練習頻度でありながら、合理的に前進できるスぺ―スにボールを運ぼうとするプレーが見られます。サポートプレーも合理的に動いて下さっています。これは、私が何かの型を反復して指導した結果ではなく、様々な少人数のゲームの経験を組み合わせて、自分で考えて、やられているプレーだと思います。
ラグビーという限られた分野ではありますが、人を育てるコーチという職業は、とても奥が深いと感じます。特に小学生や中学生のコーチは、見えない未来をイメージすることも求められますし、年齢の離れた子ども達の気持ちを感じることも必要です。私も、引き続き、勉強を続
けなければ行けないと感じます。

【今回の練習内容】
1、サークルパス
2、パスゲームレース
2、ファンクショナルストレッチ
3、レスリングトレーニング
4、カラーセットストレートラン
4、カラーセットパスタイムバトル
■オーバーラップスキル
5、ナンバー2対1
6、パススタート2対1
7、パススタート4対2
8、ボールキャリアチョイスアタック3対2
■ノーオーバーラップスキル
9、ファインドザスペース&ペネトレート
10、カラーターン3対2
11、ナンバー5アタック
12、ナンバー6アタック
13、6対6/7対7

(川合)

担当コーチ:川合レオ
アシスタント:林拓司
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