Rugby Park Japan 【リポート】

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2013年8月31日(土) 18:30-20:30/ミズノフットサルプラザ藤沢

今回も大勢の方にご参加頂き、ありがとうございました。
第3回のテーマは「ブレイクダウン」でした。大人パークには、スクールのコーチの方も大勢参加して頂いています。個人的に、育成年代のコンタクトの指導は、大人のラグビーと同じ発想では絶対に指導してはいけないと思っているので、自分の考えを、2時間弱の中で、実技を交えて、どのようにお伝えするか?とても、とても悩みました。悩んだ結果、地面とのコンタクトからはじまり、オーバーを含めたゲームまで、一連の流れで指導させて頂く方法をとらせて頂きました。ゲームの時間が無くなってしまい失礼しました。
コーチの皆様は、様々な年代を指導されていると思うので、プレーヤーのレベルに合わせて、アレンジして頂ければと思います。
次回の大人パークは、まだ、未定です。今回のレッスンで、初心者の方々も、サポートプレーの基本を理解して下さったと思うので、次回こそ、ゲームを多めにやりたいと思っています。講習内容は、タックルか、キックのどちらかを考えています。またのご参加をお待ちしております。

当日の指導のキーワードです。テクニックのところは、伝え忘れてしまった部分もあるので、資料でご確認下さい。

■育成年代と強化年代のコンタクト能力を作り出す要素の違いを理解する

■ラグビーのコンタクト能力は様々な要素が連動して発揮されることを理解する

■育成年代は、努力では補えない部分での個人差があることを理解する。

■育成年代のコンタクト指導は、チームとしての画一的なスキル獲得目標だけでなく、
 個人の成長に合わせた目標を与えることが望ましい。

■育成年代はコンタクトの反復練習に耐えうる筋肉量がないので、大人のラグビーとは

違う指導方法を確立することが必要。

■高校生年代
筋肉量×スピード=パワー(努力でカバーできる)
パワー+コンタクトスキル+メンタル=コンタクト能力

■小学生・中学生
体重×スピード=パワー(努力でのカバーが難しい)
パワー+コンタクトスキル+メンタル=コンタクト能力

■コンタクトスキル
テクニック(正しい動作・コース)・・・・土台となるフィジカルリテラシーが大事
判断力(育成年代は判断させると強度が落ちるが、判断なくブレイクダウンに参加させるよりも、判断させながらの指導にチャレンジして欲しい)

■メンタル(人にぶつかるという非日常的な行動への自己防衛本能との戦い)
・育成年代は、メンタルの成長にも個人差があることを受け入れる。

・体格差からくる恐怖心 ⇒筋肉量が付くことでカバーできるようになる
・自己防衛本能からの恐怖心が麻痺するまでには個人差がある(体格に関わらず)
・恐怖心を克服しやすくする上でのアプローチ
      ⇒コンタクトバック等、衝撃を軽減した状態でスピードに慣れる
      ⇒近距離での対人でのコンタクトから慣れる。少しずつ距離を伸ばす。
・高校生ぐらいから恐怖心をコントロールするルーティーンを学ぶことで克服できる
・筋肉量が増えることで自分の体に自信をつけ、恐怖心を克服することも期待できる
・恐怖心はトッププレーヤーでもある。それをルーティーンによって克服し、気持ちを作ってグランドに立つ。結果的に、ルーティーンができることで安定したパフォーマンスの発揮につながる。そういう意味では恐怖心はマイナスな要素だけではない。

■活躍に関わらずケアーするべき育成年代のプレーヤー
プレーヤー その1
体格は小さいが、スピードでパワーを作り出し、メンタル、スキルも整っているプレーヤーは、小柄でも活躍できる。ただ、接点のインパクトの衝撃に耐えられる筋肉量が足りていな場合もあるので、活躍を応援しながらも、怪我をケアーして上げることが大事。

プレーヤー その2
体格が大きく、パワーがあり、メンタルも克服しているプレーヤーは、多少、スキルが未熟でも、活躍出来てしまう。間違った動作が習慣化されやすいのでケアーする。

プレーヤー その3
体格が小さく、スキルも未熟だが、メンタルだけを克服してしまっているプレーヤーは、恐怖心が無いので、思いっきりコンタクトに行く。タックルで言えば逆ヘッド、オーバーで言えばヘッドダウンなど、危険な動作で、フルスピードでコンタクトに行ってしまう。このようなプレーヤーについては、一時的に活躍できなくなってしまっても、間違ったコンタクトの動作を正しい動作に修正することが大事。

■目標と目的の整理
目標・・・目指すべき方向や状態
目的・・・目標に意義や意味が付加されたもの

ゲームである以上、勝利という目標を持つことは当然のこと。ただ、目的を勝利にしてしまうと手段を選ばなくなってしまう。目的を内在した目標達成の方法での勝利を目指すことが大切。目的を内在しない勝利は、コーチにとっても、プレーヤーにとっても、一時的な喜びで終わる。特に育成年代のコーチは長期的な視点を含めた目的を持つことが大事。また、団体としての目的をご父兄にも説明し理解を得ることも大切。

■コンタクトの際にヘッドアップすることは重要。ただ、判断を排除して、ヘッドアップと言っても、ヘッドアップが習慣化することは難しい。判断する要素を加えれば、ヘッドアップが身に付きやすい。

■幼児期(小学2年生ぐらいまで)のトレーニングへのアドバス
・トレーニングという意識をさせずにトレーニングさせる
・比喩表現を活用する

■練習方法へのアドバイス
動作を完璧にしてから判断を加えるというような練習方法をやると、動作と判断をつなぎ合わせる作業が必要になる。動作が未熟でも、判断の練習も同時に行うことが良い。指導の成果は見えにくいが、判断を必要とするボールゲームの指導では、長い目で考えれば、効果的であると言える。

■当日の流れ
1 フジカルリテラシー・・・・・ファンクショナルストレッチ
2 地面とのコンタクト
3 ラグビーの動作に囚われない対人でのコンタクト(コンバットスキル)
4 ボールキャリアの姿勢(ストロングポジションの理解)
5 ボールキャリアの判断(相手タックラーとの状況によるプレー選択)
6 サポートプレーヤーの姿勢
7 サポートプレーヤーのコースと役割(チェックライン・連動した役割の理解)
8 サポートプレーを含めた少人数ゲーム
9 簡易ゲーム(オーバーあり)

■テクニックのポイントと判断基準
ボールキャリア
□相手タックラーの状況に応じた闘い方をする
□フットワークを活用する
□全身の部位を活用して闘う(簡単にダウンしない/レッグドライブする)
□正しいパワーポジションでヒットする
 ヘッドアップ/腰とつま先をゴールラインに対してストレート(ヒットの際に横を向かない)
□状況に応じて姿勢の高さを調節する
□ボールを強くグリップする
□加速する
□相手からボールを遠ざける
状況判断
□相手が高いタックルであれば、懐に潜ってレッグドライブ(自分からタックルに行くイメージ)
□相手が低いタックルであれば、フットワークを使って芯をずらす

2人目・・・サポートプレーヤー
□チェックコースでゲートに入る
□素早いサポートをする(相手に負けない)
□オーバーはボールの上
□強い姿勢で参加する
 ストレートボディポジション/ヘッドアップ/パック/加速
□コミュニケーションを取る

状況判断
□ヘッドアップして適切な判断をする(臨機応変に対応する)

3人目/4人目・・サポートプレーヤー
状況判断
□2人目の状況により適切な判断をする

◆2人目の判断の参考例
□ボールキャリアがレッグタックルをされた場合
 ボールに働きかけてきた相手をクリーンアウトし、ボールを越えスペースを支配
 または、ボールをピックorポップパスでもらいゲインラインを越えて行く           
□ボールキャリアがハイタックルされた場合
 ボールコントロールができる場合⇒ラックを作りシフトorリップしてボールをクイックシフト
 ボールコントロールができない場合⇒タックラーをフック/スマッシュorボールキャリアをハンマー

(川合)

担当コーチ:川合レオ
アシスタント:林拓司
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