Rugby Park Japan 【リポート】

Rugby Park Japan のレッスンリポートやお知らせのページです。


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2012年10月3日(水) 17:30-19:00/YC&AC(横浜)

今日は、開始2時間くらい前からかなりの雨が降り始めたので、大雨の中でのパークを覚悟しましたが、開催するころには小雨となり、通常通りのレッスンを行うことができました。

以前にも書いたことがあるかもしれませんが、最近、つくづく、日本のボールのサイズは、小学生や中学生には大きいと感じます。
ちなみに、日本では下記のようなサイズです。

幼稚園、小学1・2年生・・・・・3号球
小学3・4年生・・・・・・・・・3号球か4号球
小学5・6年生・・・・・・・・・4号球
中学生・・・・・・・・・・・・・5号球(大人と同じ)

日本人の選手よりも体格が大きく、手のサイズも大きいNZではどうかというと・・・
*海外は年齢で別れているので下記のようになります。

7歳以下(小学2年生以下)・・・・・・・・・・2.5号球
8歳以下(小学3年生)・・・・・・・・・・・・3号球
9歳~10歳(小学4・5年生) ・・・・・・・3号球
12歳~13歳(小学6年生・中学1年生)・・・4号球
14歳~(中学2年生以上)・・・・・・・・・・5号球

ちなみに、NZでは、7歳以下までは、ノーコンタクトの腰へのタッチラグビーです。
世界的にも、幼稚園からフルコンタクトのラグビーをしているのは、日本ぐらいではないかと思います。

今、ラグビーパークで子どもたちに指導していると、ボールの大きさによって指導が困難なことが多々あります。

小学校の低学年へのパスの指導は3号球でも困難な生徒もいます。
彼らの上半身より少し小さいぐらいのサイズですからね。

彼らにパスを無理に教えると、大きいボールを投げることで、変な癖が付く恐れがあるので、低学年には、あまり癖がつかない程度の指導にとどめています。

また、今日、中学生に片手でボールを持つ場合のボールの持ち方を指導しようとしたら、中学1年生には、5号球(大人のサイズと同じ)は大きすぎて、大人と同じ動作が不可能でした。

考えれば、考えるほど、NZのボールのサイズや、ルールは優れていると思います。

7歳以下までノーコンタクトというのも、安全面への配慮や、ラグビーの普及という意味でも、コンタクトを省くことは、指導者にも、選手にも易しいステップだと思います。
また、コンタクトがないことで、じっくり、ハンドリング、ランニング、コンタクトの基本を指導してあげることもできます。

オーストラリアも、小学2年生まではタグラグビーです。ラグビーパークでアドバイザーをしてくれているジェームズさん(豪)に、「日本は幼稚園からフルコンタクトだが、どう思うか」と聞いた時、「子ども達が、ボールをしっかり取って、ある程度のルールを理解するには2年ぐらいかかるから、それからでないとフルコンタクトは危ない」と話していたのを思い出します。

ラグビー先進国も、以前は日本と同じだったようですが、低年齢の競技者が増えて、長期的な視点で選手を育成することを考えた結果、今のようなルールを作成したようです。
そう言う意味では、日本は、まだ、ラグビー後進国なのかもしれません。

また、ノーコンタクトラグビーの利点は、最初の時点で、体格の大きさに関係なく、ラグビーはボールを持ったら、スペースに走り、パスをつなぐスポーツであるという大前提を、理屈でなく、学ぶこともできる点にもあります。

さらに、ボールのサイズが小さいことは、大人と同じように片手でボールが持てたり、普通のパスもしやすいので、小さいころからオールブラックスの強みであるランニングラグビーができる選手を、長期的視点で育成することにもつながっています。

■NZ人よりも体格が小さい日本のミニ・ジュニアのルールは、このままで良いのかな??といつも感じます。
・ボールを小さくして、パスをしやすくしてあげたら?
・世界一のランニングラグビー(ハンドリングラグビー)をするべき日本は、ノーコンタクトラグビーがファーストステップで良いのでは?
・普及が難しい日本こそ、ノーコンタクトでラグビーへの入り口を簡単にしてあげては?

いつも海外のラグビーの情報を見ていると、指導者の為にも、子どもたちの為にも、何かできることがあるのではないかと感じます。


【小6/中学生/高校女子クラス】
今日はコンタクトの動作の指導を行いました。
今回はボールを持ってコンタクトする時の姿勢にフォーカスして指導しました。
コンタクトは、タックルの時も、ボールをもって相手と勝負するときも、低い姿勢でプレイするのが基本です。

ただ、タックルであれば、(低い姿勢を意識し過ぎて)相手とコンタクトするかなり前から、低い姿勢を取りすぎると、(低い姿勢は)動きが制限され、視野が狭くなってしまうので、よっぽど、相手が自分に走りこんできてくれた時に自分からドンピシャでタックルできる時は通用しますが、相手がステップを踏めるような間合いがあるときには、あっさり抜かれてしまいます。

では、相手に間合いがあるときに、どうやって低いタックルを可能にするかというと、タックルの直前に姿勢を低くする、ダウンスピードという動きの能力を高めることが大切です。

タックルであれば、まずは、自分が速く走れる姿勢で相手に近づき、できるだけ近づいてから、タックルする直前に低い姿勢になる動きです。
最初から低い姿勢だと、動きに制限があるので、そもそも追いつきませんし、相手の動きに対応できませんからね。

そういう意味で、「止まっている状態のときはタックルの動作はできる!でも、実戦の中ではタックルが苦手」といった選手に対する一つの指導方法としては、低いタックルの動作を反復させる指導よりも、まずは、高くても良いから相手を捕まえなさい!と言ってあげて、最初は、ハンドオフなどもされてしまうと思いますが、ハンドオフされるぐらい相手に近づけていることを伝えて、その次は、タックルの直前に低くなる為の「ダウンスピード」の動作だけを切り取って反復してあげると、タックルは上手になりやすいです。

(恐怖心があってタックルできないことは、克服できる年齢には、体格差や経験値など個人差もあるので、テクニックとは別の話になります。)

コンタクトの練習は、強くコンタクトバックに当たったり、フルコンタクトでの実戦形式も大切ですが、当たった時の姿勢や動作を理解すること、また、コンタクトを支える体幹を鍛えることなども重要なことです。

ラグビーパークでは、フルコンタクトでの練習は難しいですが、姿勢や動作、基礎体力作りについてはカバーできるので、また、指導したいと思います。

練習メニュー
1、ボールキャリアの姿勢(ボールの持ち方/パワーフット/ダウンスピード)
2、ファンクショナルストレッチ+体幹
3、スピンランパステクニック
4、ショートパステクニック
5、ナンバー3対2
6、ナンバー4対3
7、リロードダウンゲーム
8、タッチフット 4対4

担当コーチ:川合レオ


【小学生クラス】
■今日のメニュー
①ウォームアップ・エクササイズ
②ストレッチ
③1対1(ショートパント,グラバーキックで突破)
④6対6(模擬ラック形式)、3対3

開始1時間前、強い雨風。
体育館の予約を確認するも先約あり。
(今年度は体育館はスケジュール上難しいのです)

開始直前、雨も止んで、準備してきたレッスンができそう。

レッスン開始、再び強い雨、吹き付ける冷たい風、震える子どもたち。。。
急きょ予定を変更して、グランド内を動き回りながら体を温める。

ウォームアップ終了、雨も弱まり、やっぱり準備してきたレッスンを行うことにする。

1種目目終了、雨は降ったり止んだり、、、寒さは増してきて、Tシャツ1枚の子が数名いることも考え、結局、待ち時間の長く生じるスキル系のトレーニングを断念。
思い切って、残りの1時間ほど、ひたすらタッチフットをすることにしました。
昨日の鷺沼クラスとは違う意味ですが、こんな日もあっていいのかな、、、と。

ただし、実戦の中で学ぶことも、とっても大切にしているラグビーパークです。
長時間のタッチフットにも、学ぶチャンスがいっぱいありました。
(風雨の強い時間帯はそれどころではなかったのですが)

3,4年生と、5年生は、(人数バランスも踏まえ)別のグループでゲームを行っています。
3,4年生は3,4年生どうし、結構広いスペースでの3対3です。
4年生という年代は、ラグビー選手としても大きな変化が起こることが多いように思います。
それまで、自分の目の前しか見えず、ボールを持ったら自分で勝負することしか知らなかった子たち。
パスするタイミングは、ボールを持ったらすぐか、もしくは勝負しきって、もうダメっ!てなったときだった子たち。
そんな子たちが、周りのスペースやサポートする仲間の存在に気づき、仲間を生かすパスを放れるようになってきます。
このクラスでは、私が一緒にプレーしているので、いつも、わざとそういうチャンスを作ってあげるのですが、そのチャンスに気づけるかどうかが、まずは第一歩です。
(気づけなかったときに、いつも私がさりげなく声をかけ続けています)

今日は、仲間がループ(パスした後、もう一度後方から回り込むプレー)気味にサポートしてきたことに気づいたRくんが、敵である私にまっすぐ向かってきて、私の意識をしっかりとひきつけて、絶妙なタイミングで仲間にパスを放りました。
Rくんが一皮向けたように感じたそのプレーが、私にとってもとてもうれしく、何が良かったかを解説しながら絶賛しました。
(今日は一人一人については触れませんが、他の子どもたちも、めきめきと力をつけてきています)

5年生たちは、上記のようなポイントはだいたい理解してきていて、実践もできるようになってきているので、最近は、そうやってパスをした次の瞬間に自分が何をしているか?というテーマをよく投げかけます。
パス動作以外でもそうですが、一つのプレーが終わると、いったんスイッチがオフになるのが、この年代では普通の姿なのかもしれません。
その部分を指摘してあげると、ちゃんと気づいて理解はできるので、徐々に、そのオフになっている時間が短くなっていくように、リードしていってあげようと思っています。


今日の5年生は、体の大きいチーム対小さいチームで対戦をしました。
当然、小さいチームの方が、スピード、俊敏性などに勝る選手が多く、また、スキルの高い子も多かったので、大きいチームはずっと苦戦が続きました。
そんなとき、心がネガティブになっていく選手が多くいます。
顔が暗くなり、言葉が荒くなり、プレーに正確性と連続性がなくなっていきます。

その状態は、ある意味、予想通りというか狙い通りというか、今日は、そうなることをある程度想定した上でのチーム分けでした。
彼らが戦うべき相手は、まずは自分自身で、どんな困難におかれても、どんなに思い通りにいかなくても、どんなに努力が報われなくても、決して、下や後ろを向くことなく、闘志を燃やして、自分にできる限りの力を発揮していく、そんなメンタルを育ててほしいと思っています。
何度かそういう話をしたのですが、ようやく、終わりの頃には、良い戦いができるようになっていました。
このハードルは、大人でも簡単に越えられるものではないと思いますが、5年生ともなると、頭ではそのことを理解できるようにはなってきているので、じっくりと、チャレンジしていきたいと思います。

担当コーチ:林拓司



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