ここ数年、会社で宴会があると必ず幹事を仰せつかる。

以前、ホテルに勤務していた経験から、宴会は裏も表も知っているからであろう。


総務部次長兼経理課長が退職したので、昨夜は送別会を催した。


経理に関連する事務職の方だけに呼びかけたのだが、10名あまりの方が参加してくれた。


会場は老舗で趣のある構えだけれど、気楽な雰囲気の旅館にお願いした。


私は必ず、会場の方にも宴会の趣旨をしっかり伝えるようにしている。


お客様を迎える側としても、情報が多い方が対応が予測しやすくなるからである。




業務が終わって19時からの会だったが、私はあえて私服に着替えて参加した。

すでに退職した方を呼んでの会であるし、その方はざっくばらんなスタイルを好むからである。

私としても初めての試みであったが上司の誰からも咎められなかった。

むしろ、宴会へのやる気を好意的に受け止める人もいた。


「お前、今夜は遊ぶ気満々だな!(笑)」と。


飲み物がなかなか行きわたらず、乾杯を待たせたりと言うような段取り不足もあった。


しかし、乾杯の唱和が終わり、


「では、ごゆっくりご歓談ください」


と、言い終えて自らのグラスを干す。その瞬間、幹事は言いようの無い喜びを感じるのです。

もちろんその後も、飲み物の追加を中心に、料理が揃っているか、何か不足を感じている人がいないか、不具合は無いか、宴会場全体に目を配りながらコントロールする。

そんなことをしながらも、私は勧められたらグイグイ呑む。

幹事とはいえ、宴会を楽しんでいたいからである。

もちろん、そんなことをしていると失敗することもあるが。


そんなこんなで中締め、帰りのタクシー手配、見送りと、過不足なく終わらせる。

流れに従って無事に宴会を終えると、大きな充実感と満足を得られるのである。



ただ、昨夜は致命的な手配ミスがあった。

私はエビアレルギーなのだが、自分の料理からエビを外して貰うよう、連絡するのを失念していたのである。





昨夜の状態を反省して、ずっとペースを緩めて走ってみた。

歩くより少し早いくらいのペース。

すると、足に疲労を感じるまで心臓は持ちこたえた。


リハビリって感じだ。

ふくらはぎがプニプニしてきた。


ブログの更新も久しぶりだが、これも久しぶりに走ることにした。


思い立ったのは昨夜である。


今夜も走ってみた。


そして確信したのだが、足に負荷がかかる前に心臓が持たない。


心臓が痛くて走り続けることが出来なくなる。


ほんの数分休めばなんともなくなるのだが、


いったいどれだけ身体がなまってしまったのか。