栃木県で次に訪れたのは
道の駅思川(おもいがわ) です。
ここは “栃木県小山市” です。
道の駅の名称である “思川” は利根川水系渡良瀬川支流の一級河川であり、以前の記事で紹介した “渡良瀬遊水地” に流入しています。
豊臣秀吉没後の1600年、徳川家康は越後の上杉景勝を討伐するために軍を進め、ここ 「小山」 で石田三成ら西軍が家康を討つために立ち上がったことを知らされます。
家康は直ちに 「小山本陣」 に諸将を集め、反転して三成らと戦うことを決定します。
この軍議を “小山評定” といい、関ヶ原の戦いで東軍が勝利し、徳川300年の世を決定づけたといわれています。
そのことから、小山市は “開運のまち” ともいわれるようになったのだそうです。
道の駅の建物は大きくて、なかなか洒落たデザインです。
これは小山市の姉妹都市であるオーストラリアの “ケアンズ風” の建物なのだそうです。
(パンフレットより借用)
道の駅の配置はご覧のとおりです。
③のところに、“小山評定館” というコミュニティ施設がありますね。
ここには5つの会議室・研修室と、料理実習室があります。
食育教育、親子料理教室の他、フラダンス、小山よさこい、合唱、お茶会、書道、絵画、写真など、さまざまな教室がここで行われています。
写真はありませんが、建物の裏側には親子で遊べる子供広場や、グラウンドゴルフ2面、ゲートボール4面などの施設もあります。
最近見たテレビ番組の道の駅特集で、ある駅長さんが、「地元の人が立ち寄る道の駅でなければダメだ」 ということを強調されていました。
遠方からの観光客は勿論大切だが、地元のお客さんは毎日の生活の為に使ってくれる、そういう基盤の上に経営が成り立つ、といった意味だったように思います。
この道の駅も研修施設があり、親子や高齢者に至るまで地元の人が楽しめる道の駅になっているようです。