高知の旅:巨大な大杉に驚く!“大杉” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

須崎から “高知自動車道” に乗り、一気に高知市を通り過ぎ “大豊IC” までやってきました。

ここで高速道路を下りて目指すのは、
道の駅大杉 です。



今回このようなばらばらなルートをとったのは、ここが2日目、3日目のコースからぽつんと離れており、どうしても初日に消化しておく必要があった為です。

高速を下りてからは近いため、須崎の道の駅から55分程度で到着しました。



ここ、大豊町は、西側は徳島県、北側は愛媛県に隣接する高知県の端っこに位置します。
平安の昔より土佐国府から都への道が通過する町として、多くの文化財や史跡が残されています。






道の駅自体はこの木造の建物1棟だけで、 「なんじゃ、こりゃ!」 って感じです。
観光センターを兼ねているようですが、中にいたのはおばさん一人だけで ・・・・ !?



普通の雑貨屋さんのようなイメージですね。



でも、ここにはこんなものがあるのです ・・・・ 。



“日本一の大杉” です。




この道の駅から、2~300mほど細い道を登ったところに専用の駐車場がありました。
そのすぐ横に小さな案内所のようなものがあって、・・・・・

「施設整備協力金を200円お願いします」 って書いてある。 (゚Ω゚;)


入場料ではなくて、“協力金” となっているところがミソですね!




すぐ前に石段があり、鳥居をくぐって登ってゆくとその奥には “八坂神社” があります。

階段を昇り始めると、神社の中に取り付けられているらしいスピーカーから、たった2人しかいないお客のために、この 「大杉」 の説明が流れてきました。









そして境内に、その “巨大な物体” はありました。



でっ!でっかい!!
すっ、すごい迫力!! ヽ(*'0'*)ツ

何か部分的に金属で覆われていますが、台風で傷んだところを保護しているようです。






国の特別天然記念物に指定されているこの “杉の大杉” (“杉” というのはここの地名で、そこにある大杉という意味です) は、推定樹齢が3000年で、太古の昔に 須佐之男命(すさのおみこと) によって植えられたと言い伝えられています。

2つの株が根元で合着しており、それぞれを南大杉、北大杉と言いますが、別名 “夫婦杉” とも呼ばれています。


南大杉は根元の周囲が約20m、樹高が約60mで、北大杉は根元の周囲が約16.5m、樹高が約57mあります。





かなり昔に屋久島の縄文杉を見たことがありますが、あれでも周囲が16.1m、樹高は30mですから、間違いなくこれが日本一の大杉だと思います。



さて、ここにはもうひとつ見るべきものがあります。

神社の石段をおりると、先ほどの案内所のおばさんが、「美空ひばりはあそこですよ!」 と声をかけてくれました。



すぐ近くにある “大杉の苑” と名付けられたこの場所には、美空ひばりの歌碑と、遺影碑がありました。


なぜここに “美空ひばり” か?って言うと、次のようないきさつがあります。

昭和22年まだ美空和枝という芸名で地方巡業をしている途中、大豊町でバス事故に遭遇し九死に一生を得ました。
そして、一ヶ月半の療養後、町内にある 「杉の大杉」 に 「日本一の歌手になれるように・・・」 と願をかけました。
帰京後、芸名を美空ひばりと改名し、文字通り日本一のスターへの道を歩き始めたのです




遺影碑の右手前、白い箱がありますね。
そこにボタンが3つあって、美空ひばりが歌った3曲が書いてありました。

その一つを何気なく押すと、すごい音量で歌が流れ始めました。((>д<))

他に誰もいないし、後ろには民家が建ち並んでいてるし、近所迷惑ではないかと慌ててその場を立ち去りました。






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