ルムンバの叫び
2009-08-24 02:52:04 テーマ:Filme
フランスベルギードイツとハイチ共同製作
コンゴ動乱でのルムンバ暗殺までを描く。
複雑にからむ対立の背景である民族、資源問題や冷戦構造と植民地支配
アフリカを見れば世界が見える。
そう思わせてくれた、ゼミで初めて見た映画。
日本語吹き替えで復習。
今夜カタンガ州で起きた全ての出来事を子供達に話す事はない
ただ私の生まれが50年早かったと伝えてくれ
私が望んだことを彼らは望まなかったのだ。
1960年代はアフリカの年と呼ばれ植民地支配下にあったアフリカ諸国は次々に独立していった。
しかし内実は不安定そのもので、世界の冷戦対立に巻き込まれ、アジア同様実際に戦火が立ち上っていた。
大統領カサブブ、首相ルムンバ、軍部のモブツとカタンガのチョンベ
旧宗主国ベルギー、アメリカ、ソ連と国連
クーデターの後、30年以上も国を私物化したモブツは
「モブツの個人資産はザイールの対外債務と等しい」と揶揄されるほど、着服した。
最後のシーンはその支配が終わる直前の式典にてルムンバを国のヒーローと定めることを宣言する。
ルムンバがヒーローであったか否かはわからない。
ある者にとってはヒーローであり、ある者にとっては共産主義者だったろう。
映画の中のルムンバはただ愛国者であった。
しかし愛国者は冷戦という構造から逃れられず、最後には負け殺されてしまう。
当時ルムンバの叫びは誰の耳にも届く事はなかった。
しかし現代においても「当時」と冠をつける事はできるだろうか?
数々の利害や対立は現代もあってむしろ強化されているのではないだろうか?
アフリカを見れば世界が見える
教訓は生かさなければならない。






