母が現在シンガポールへ行ってます、70超えて元気なもんです
しかも東南アジアのそれ程豊かでない国 的な認識で
「バカ言っちゃいけないよ~日本より物価は高いし大都会だよ」
と教えましたがきっと理解してないでしょう。
南国の自然豊かなバリ島のようなイメージで行ってるのではないでしょうか
「クレジットカード持って行けば大丈夫でしょ?」
との質問に違和感を覚えたので確認したら、銀行のデビット機能でした
まぁ組合の団体旅行だからトラブルも無いとは思うけど~
さてインドの続きを
デリーの晩飯からですね
新しいデリーが有れば古いデリーも有る訳でして
晩飯は古いデリー オールドデリーへ行きます。
インドへ旅行される方の目的は様々でしょうけど、オールドデリーを観光する事は1つの目的のようです。 なんて事は帰国してから知ったのですが
事前情報が・・・
バンガロールに居る時にラターさんから
「ロッシさん デリーに行ったらラジさんとオールドデリーへ行くでしょうけど・・」
「?オールドデリー?地球の歩き方に結構ページを割いて載ってますが」
「汚っっったないですよ~私も去年初めて行きましたが衝撃的でした」
「そうなんですか?!」
「でも多分ロッシさんは好きだと思います」
「なんだそりゃ まぁ多分好きな匂いは感じているが」
またラジさんからも
「オールドデリーはイスラムのスラム街で食べに行くお店はコレで私も最後だろうな~」
「出来れば行きたくない、娘なんか街が汚くて歩く事が出来なかったからお店までおんぶして行ったんですよ~しかもお店の食べ物に全然手を付けないし」
「え~~~そんな場所なの~? 楽しみ」
日本でも裏路地好きな僕としては、ステキな匂いがプンプンしてくる
目的のお店は「カリーム」
インド最大のモスク「ジャマー・マスジット」のそばに有ります。
オールドデリーエリアに入り車中から街を眺めていると確かに混沌としている
建築物も継ぎ足しで大きくなった 行った事はないが香港に有った九龍城を平たくして
広域にした感じ
「ほら見て 恐いでしょ~」
「こいう路地入って行ったらどんな所かな?」
「ブルルル~とんでもない、生きて出られませんよ」
とは大げさだろうけど観光客が物見遊山で気軽に行ける雰囲気ではない
その為普段は車で入れる通りも入れず
車の進入を防いでいる警察官にドライバーが
「ゲストを乗せているから通してくれ」
と交渉を試みるが
「ふざけんな~ラマダンでココがどういう場所か解ってんだろ」
「外国人だから大目に見てよ」
「う~~~るさい!俺が何とかしてやるからお前は邪魔な車を早くどかせろ~」
一堂「・・・・・」
すると どこからともなく軽ワゴンのような車がかっ飛んできて
お巡りさんが
「これに乗れ!早く乗れ!さぁ乗れ!今乗れ!」
って勢いで車に乗せられる
車中でラジさん
「・・・これどういう事?全く意味が解らないってかロッシさん車内臭い窓空けて」
約500M程 車で送ってもらう
まぁ歩いても良い距離なんだけどさぁ
乗せてもらってありがとうって感じ
さて お正月の成田山の参道のような賑わいの通りと言えば解り易いかと思います。
奥に見えるのが「ジャマー・マスジット」と言うモスク
通りにはラマダンを終えた人用にケバブだのを焼いている屋台が軒を連ねています
本当に初詣の参道のようで もうそりゃワクワクなんだけど
ラジさんの様子を見ていると、気を抜いたら殺られるってオーラが・・・
「ジャーマー・マスジット」に関しての情報を少々
1656年今から357年前に作られたインド最大のモスク
中庭には25000人が収容できオールドデリーの市内が一望できるそうです。
観光で中に入る事も出来るそうですが当日はラマダンしかも夕方の礼拝時間
通りから中庭が少し見れたんだけど、もの凄い人の頭の数
ご飯食べに行くのが目的なので他には寄らなかったんだけど、次回オールドデリー行く事が
あれば1日掛けてゆっくり散策してみたいな~
何とも言えない雰囲気 映画で見たような気もするし きっと世界でオールドデリーにしかない雰囲気なんだろうと思う。
狭い路地を2つ曲がると「カリーム」があります。
この周辺に店舗が何件か有るそうです。
時刻は7時 ラマダンで7時30分にならないと注文も取らないそうで席を確保して待機!
路地っても狭くて、建物と建物がくっついてて、アーケードみたいになってて
しかも「カリーム」の奥にも更に路地が続いてる暗くてその奥の様子が解らないけど
行ってみたいな~絶対ダメって言われると思うけど
次の写真が奥へ続く道ね
で店内写真
時刻は7時30分店内はまだ人もまばらだがラマダンが終わる7時30分を境に一気に満席に
因みにオールドデリーには2件の有名なイスラムインド料理屋さんがあります。
「モーティー・マハル」と「カリーム」
多分インドのイスラム教徒じゃ知らない人は居ないんじゃないかと思われる位の有名店
で 日本の皆さん~
タンドリーチキンとかケバブとかはイスラムのインド料理で、ヒンズー教の料理ではないです
日本のインド料理では何処でも置いてありますが
一般的に日本でインド料理と思われているのは北インドのイスラム料理がベースとなってます
そして日本に帰国して最も多く聞かれるのは
「向こうのナンは美味しかった?」
です
「ナン」ありません~ってか有るんでしょうけど一般的ではないです。
目にもしなかったです。と言うと
「じゃあ日本で食べてるナンは何?」
となるんですが何で日本でインド料理が「ナン」になったんだか~きっと何かしらのきっかけがあるんだと思います(誰か調べて)
ついでに言えばヒンズー教が90%近いインドでは90%の料理はベジタブルなので
日本のインド料理はポピュラーなインド料理とは言えないのかもしれませんね。
まずテーブルに着いてラジさんに言われた事
「大きいミネラルウォーターを頼んだので、それで手を洗ってきて下さい」
「??ん??入口に手洗い場が有ったよ~」
「ダメです!!どんな水が出て来るのか解りません」
「手で食べるでしょ~だからそこの水道水使ってはダメです」
「マジ?」
写真のようにテーブルは相席です
向かいのお兄ちゃん おっかない顔してたんですが
微笑んだら
「インドネシアンか?」
と
「ジャパニーズだよ」と言うと「ふ~~ん」とだけリアクション
きっとラマダンだからイスラムのインドネシアの人が来てると思ったんですね
つか俺インドネシアに見えるか?
頼んだ商品は
タンドリーチキン
マトン煮込み
チキンカレー
マトンカレー
チャパティ
追加でホウレンソウカレー
おかしいな~食べる前の写真撮ったと思ったけど
食べかけ写真だ~まっいつもの事だけど
美味しいんだけど脂がね~凄いのよ
油の使い方ハンパないの
油っこいラーメンみたいに1cmくらい油が浮いてるのよ
あっ
食べる前の写真が有った
食べ方汚いな~
手で食べるとこうなっちゃうんだもん
お店の前の通りではチャパティを焼いてる場所があり
カメラを向けるとお兄ちゃんが作業を止めてカメラ目線してくれた~
良い人だ~
床にタンドール(釜)が埋め込まれててチャパティを焼く仕組みになってるんだね
他にも通りで写真を撮ろうとしたら笑顔で道を空けてくれたり
最初恐いと思ってたけど良い人達だよ~
通りにはカレーが入った釜も置いてあり
多分一品ずつキッチンで作ってるんじゃなくてオーダーが入ったらココから器に入れて
持って行く仕組みなんだね
凄い油が浮いてるでしょ~
そりゃ太るわ
ケバブも焼いてるよ
オールドデリーは確かに安全な街とは言えないのかもしれないけど
そこには人々の生活や信仰や文化があり人を引きつける力も有るんだと思う
バックパッカー向けに作られているインド版の「地球の歩き方」にはオールドデリーこそ
本当のデリーのように書かれていて、帰国後もっと回ってみれば良かったと思います。
ラターさんが予感したように
「ロッシさんが好きな街」
は間違ってなかったな~
さて次はタージマハルへ行くよ