私も恐る恐る、リビングの
ガラスの引き戸を開けて
プールデッキから、中庭の方を見に行った。
そう言えば、前に友人が
蛇が自宅のプールを泳いでいたとかって
言ってたよな。。と頭をよぎる。

ギエエェー!!!
下半身トグロを巻き、末端だけを
立てて、震わせて
ガラガラシャラシャラ音を
たてて、それはいた。
そして上半身、直角に立てて
二つに別れた細い舌を口から
チョロチョロと出している。
(蛇は、どこが上半身でどこが下半身かは
わからないが、自分の感覚でそう見える)
あぁ〜このヤツの体勢、
思いっきり戦闘モードだぁ〜〜。
なんとかせねば。。。
南部の人間達にとって、このガラガラ蛇は
動物愛護もクソったれもない。
ただ抹殺のみである。

へっぴり腰になって、リビングへ戻ると
誰がヤツを抹殺するかの会議だ。
当然、そこにいた1番ガタイのデカイ
長女の彼氏じゃないか。
しかし、この彼氏、
身長188センチある大男なのに
ヘタレなのである。逃げて行った。。。
コラァー逃げるなー!!!
長女はかつて、ニシキ蛇を首に巻いて
記念写真を撮った事があるツワモノなので
長女にふるが、長女も逃げた。
私?絶対にあり得ない。
抹殺の前に自分が気絶しそうだ。
長男はまだ15歳なので危険過ぎる。

パニック状態のリビングに
騒ぎを聞きつけた元夫がやってきた。
なんだ、家にいたんじゃないか!
夜勤明けで寝てたのか。。?
この頃、ひと言も口を聞いていないので
元夫が
家にいるのか、いないのか
はたまた愛人宅に行ってるのか、
全く関心がなかったので、何も知らなかった。

この窮地を救えるのは
南部出身のカントリーオヤジしかいない。
毒には毒で制せよ!
元夫もかなりの猛毒の持ち主だ。

トグロを巻いていても推定で
ヤツは長いし太い。。
油断できない。
蛇は脚がなく、地面をS字に這って歩く?が
決してバカにしてはいけない。
これがかなり速いのだ。
向かって来られたら、非常に危険である。
ガラガラシャラシャラ音を立てている時は
あっちもかなり警戒して
攻撃体勢なのだ。

カントリーオヤジが
アシスタントに
彼氏を指名するが、ヘタレているので
使いモノにはならず
長女を指名した。
勇敢なる長女よ、ありがとう。。。
2人は
中庭へと出て行き、おもむろに
準備をはじめた。
まさしく、必殺!仕事人の後ろ姿だった。
AD

コメント(2)