その空の下

何度も同じ声を辿る

赤い雨が降りしきる夜


うわべのカスタマイズ

内心が霞んでゆく


あの頃の話は噛み合わず

時間の森に置いてきた


忘れていくしか

覚えていない


暗闇でみる液晶

響かない言葉


ないものねだりをやめ

ないことを求める



振り返って傘をたためば

錆びていく空



 ​刹那と老成

問題ない事が

一番の幸せ

そんなに欲しがらない🐈




車の中にある妄想
心の中にある暴走

薬でよれていたアイツの
立ち直るきっかけは
生きる意味の放棄
引っ越し後の箒

都会の中にひっそりと
虫食う衣服
人と関わる畏怖

いきなり幕を下ろす
真紅の花吹雪の下で

ピザの生地を伸ばすように
薄い新聞記事に小さく載る

生活感のないキッチンと
テーブルの灰皿と空き缶
馴れもしない夢
嘘ばかりの真実



​美しい物は短い

作品がアングラ過ぎて
桜のようだね。🐈










2つのそびえ立つ塔の間

私の育った街



少しでも高く

少しでも早く

少しでも優位に



私は誰と戦うのか

わからなかったし

闘う理由もなかった。



広大にみえたエリアも

気がつくと

ダンボールの箱ぐらい

小さく窮屈だった。


少しでも高くは

呼吸が苦しくなり


少しでも早くは

成長の準備を怠った


その景色を見下ろすと

足元はおぼつかない


昔の面影はなく

新しく塗り変えた

綻びの街


私の敵はいない

理想の高い自分と闘うこと

私を育てた街




 ​天気も良くて☀️

地元も悪くないね、🐈