Hard Boiled Shanguri-la

「この世は天国か地獄か」と聞かれたら、私はとりあえず天国だと答える事にしています。この世に天国を求められない人間はロクな死に方をしないだろうと思うからです。肯定というのは難しく、長く険しい道程です。せめて明日は晴れだと祈りたいものです。


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 入り口で荷物を預け、城(ぐすく)に入る。ここの庭園の開けたスペースで最近は様々な団体が催しを行なっているらしい。数年前はMISIAがライブを行い、更に近年では中城演劇祭なるものが開催されているそうである。沖縄にある世界遺産登録の大きな城の中で、一番保存状態の良い城らしい。なるほど、祭壇やら井戸やら城壁やらがくっきりと残っている。アステカの遺跡や万里の長城のような造りだ。境内の方からは太平洋が望める。
 すぐ側には謎の骨組みだけの廃墟がある。何でも一回も営業せずに潰れてしまったホテルらしい。72年に沖縄はアメリカから日本政府に返還され、中城城は史跡に指定された(今は世界遺産)。ところが、である。日本の法律では史跡に登録された場所の敷地の中に道路を通してはいけないという決まりがあった。中城城のすぐ隣に建設されていたホテルまでは、中城城の敷地を通さなければそこまで行ける道がなくなってしまい、結果ホテルとして営業できなくなってしまったという。中には食堂があり、高い滑り台のあるひび割れだらけのプールの床からは草が伸びきっているという。歴史に翻弄されたホテルだったのだ。

 陽も落ちてきた。露出していた脚や腕は結構蚊に喰われてしまった。そろそろ宿を探さなければヤバイ。とりあえずコザ十字路まで行き、そこの近くのゲストハウスに泊まる事にする。近くにかねひでというスーパーもあり、下がレストランになっているので、食うには困らない。ただ、である。沖縄は市にそれほどお金がなく保健所がうまく機能していないせいか、野良犬がけっこう多いのだ(飽くまで当時の事で、今はどうだかはわからない)。当然糞も多く、危うく踏みそうになるのも一度や二度ではなかった。近くの公園でかねひでで買った食物を食べていると、野良犬がやって来て食われそうになった事がある。まあ、街の方は栄えているし、気が向いたら行って見るのも悪くはない。
 宿に入ろうとすると、何処からか犬の鳴き声が・・・・ドアを開けると大きな犬がワンワン吠えかけるではないか。小ちゃな犬ならば可愛いが、これ程大きい犬はちと怖い。小5の時に大きな白い犬に半日追い回された事があるので。宿のスタッフが宥めてチェックインする。3泊した宿とは違い、かなり中は汚い。羽虫が数匹飛んでいるのが見えた。犬は番犬として飼っていて、入って来た者にはとりあえず吠えかけるようにしつけてあるそうだ。おいおい、客商売としてこれはいかがなものなのだろう?  防犯対策ならば入口にカメラを設置しておけば済む事ではないか?  犬は出かけて帰って来る度に吠えかかり、フロント周辺にいる時はいつも追いかけて来る。しかし客室までは追っては来ない。そこら辺はうまくしつけてあるようだった。
 さて、明日は何処に行こうか?  前の宿で「レンタカーを借りた方が得だ」というような話を聞いていた。しかし1日数千円かかり、一人旅なので割り勘も効かない状態で借りるのは果たして得策かどうかは微妙だった。とりあえず一日だけ、宿に色々と並べてあるチラシにあるレンタカー屋で試しに借りて見る事にする。「一日3000円」と、ここら辺では一番安いそうだ。宿に置いてあった聖闘士星矢ハーデス編や銀河伝説ウィードを読みながら眠りに落ちて行った。
 次の日の朝、普通に起きて普通に宿を出たのだが、レンタカー屋に行くのにどうやら道に迷ってしまい、着いたのが13時となってしまった。後から聞いた話によると、電話一本かければ宿まで持ってきてくれるそうである。随分時間を損した。色々と契約を済ませて、早速車に乗ってみる。車を運転するのは実に4年ぶりで、しかも全然慣れていない車である。ギアのチェンジがハンドルの隣についていたり、サイドブレーキがどれだかわからなかったりと、色々と初めて経験することが多かった。ちなみに自分一人でレンタカーを借りたのも初の事だった。ナビがついていたそうだが、結局使い方がわからず使わなかった。
 恐る恐るアクセルを踏むと、おお、動いた。速い速い、やっぱり歩くのとはわけが違う。みるみるうちに道路を進んでゆき、勝連城まで辿り着いた。

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 中城よりは狭く、城壁と道が残っているくらいだったが、大きかったので迫力はあった。
 道を急ぐ、勝連半島から海中道路を進み、その先の伊計島や伊平島へと渡った。途中海岸があり、少し泳いだ。海岸整備費として400円程とられた。
 島々をぐるっと一周廻り、勝連半島を戻り、北上する。とりあえずレンタカーを借りる事だけを考えていたので、それでどこまで行くか具体的には考えていなかった。17時くらいにどこの名勝地も閉まってしまうし、そして何より、前の犬の居る宿に連泊するために荷物を置いてきてしまった。どれだけ進んでもまたコザにもどらなければならない。次の日の13時までに。本当に誤算だった。車の中に荷物はいくらでも積めるので、フル装備でも構わないし、コザから遠くの次の目的地にもそのまま行けたはずだったのだ。
 まあいい。とにかく329号線を北へ北へ。レンタルしている今日中に名護を越え、古宇利大橋まで行ってやろうと考えた。ところが、である。慣れていない運転で神経がへとへとに疲れてしまい、謎の睡魔が訪れた。基地移転問題の騒がれている辺野古の辺りから北は、店も少なくくねくねと通る山道が続いている。古宇利の一歩手前の屋我地島に辿り着く前に辺りは真っ暗になってしまった。これじゃあ海が黒々と見えるだけで全く壮観ではない。せっかくそこまで来たのにまた引き返す事にした。今度は西側の58号線を南下していった。いやあ、本当に眠い。こんなにも慣れていない事がつらい事だとは・・・・
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