Hard Boiled Shanguri-la

「この世は天国か地獄か」と聞かれたら、私はとりあえず天国だと答える事にしています。この世に天国を求められない人間はロクな死に方をしないだろうと思うからです。肯定というのは難しく、長く険しい道程です。せめて明日は晴れだと祈りたいものです。


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 県道29号を真っ直ぐ行く。城に近づくにつれて、段々と丘の上に登って行くように、標高が高くなって行く。首里城は珊瑚の地盤の上に建っているという事で、世界遺産にも登録されているそうである。途中瑞泉酒造に行き、無料の試飲を行いたかったが、道を間違えて行けなかった。帰りに行こうとしたらもう真っ暗だったので、いつかまたここに来た時にみおくる事にした(最近行った時に漸くできた)。登りに登って漸く首里城にたどり着いた。
 守礼門をくぐり、いざ敷地内へ入る。宝物殿の正殿以外は無料なので(近々庭に入るにも料金がかけられるそうだが)、ゆったりと中に入って行く。ここ守礼門にしろ、首里城の丹塗りにしろ、中国や朝鮮半島から多大な影響を受けている。ヤマトや東南アジアも含めて、様々な文化のチャンプルーされるところに位置しているのがよくわかる。戦後にはそれにアメリカが入ってくる事になるのだが。城郭西側の物見台から街を見下ろす。市街やその先の海の水平線までが一望できる。
 確かここで行きつけのゲストハウスのオーナーが奥さんになる人に黄昏時にプロポーズしたそうである。沖縄・九州に4店舗同じ系列店があり、全部行ったことがあるが、彼とは一度も出会っていない。いつも私がいるところとは別の店舗に出張してしまっているのである。最近沖縄を訪れた時、別のとある老舗のゲストハウスに泊まったのだが、その時のお客さんの話では、ある時そのオーナーさんが泊まりに来ていた事があるという。理由を尋ねたら、妻と喧嘩したからだという。長年一緒にいると色々あるのだなあと思ったものだ。
 さて、本題に戻ろう。建物は戦時中に燃えてしまって、本物はもうなく、今あるのは平成になるかならないくらいの頃に当時の設計図を見ながら再建したものだそうである。宝物殿を見て、龍潭の辺りをウロウロして、気がつくともうかなりの時間になっていた。本当は写真にあるような石畳の琉球古道を歩きたかったのだが、それはまたの機会に譲る事にする。

 さて、問題は宿だ。ゲストハウスというものがあって、安く泊まれるという事でこちらに来たのだが、なぜかその日はゲストハウスに泊まるような気分ではなかった。その当時私は沖縄でないにしてもゲストハウスというもの自体に泊まった事がないので、気分がどうこうという事で判断できる基準が自分の内面にないのだが、何といえばよいか説明が難しい。とにかくそんな気持ちではなかったのである。また歩いて国際通りの方を目指す。途中で腹が減ったので夕飯を食いに行きずりの食堂へ。そこで何を食ったっけなあ?  沖縄そばではなかった事だけは確かだ。沖縄塩やきそばかフーチャンプルーか。フーチャンプルー自体はアドバイスを受けた旅行会社の友人と一緒に飲んだ時に作ってもらった事があるので知っていた。ゴーヤーチャンプルーは有名なので、本土にいる時に何度も食った事があるが、それ以外にもソーメン(ミン)チャンプルーやらナーベラー(ヘチマ)チャンプルーなどがある。沖縄の料理は本島ではあまり馴染みのない、変わったものばかりだ。ソーミン以外のチャンプルーには豆腐が入っている。本土のものとは違ってかなり硬い。そうでもないと煮ている間に崩れてしまうからだろう。
 「へえ〜、あんた神奈川から来たの?」
 店にいた客が話しかけて来た。イチャリバチョーデー(出逢ったら皆兄弟)の風習があるように、本島ではあまりお目にかけないような光景や、周りの人との関係性が発生するのが沖縄のいいところである。南国ゆえの陽気さもあるだろうが、外から来た人と仲良くしなければやっていけないという現実的な問題もあるのだろう。現に沖縄は仕事の絶対量が少なく、観光事業でもっている面が多い。
 彼に教わったのは、本島と沖縄では同じ名前の料理でも全然違うものを指す事が多いという事である。例えばちゃんぽん。本土では普通長崎ちゃんぽんのように、クリーム色のスープの中に太麺が入ったラーメンのようなものを想像するが、こちらでは卵とじ丼である。そしてぜんざい。本土ではこしあんの中に白玉の入った汁粉のようなものを想像するが、かき氷に金時マメのようなでかい豆が乗ったものを指す。伝言ゲームのように本土から伝わって来る段階で違うものに変わってしまったのだろうか。このエキゾチックな感じを良しとするか悪しとするかは、本当に人によって面白いくらいにバッサリと二つに分かれる。「二度と沖縄なんぞには行きたくない」という人も中にはごくたまにいる。
 食事が終わった後にわざわざ神奈川からよく来てくれたという事で、店長から小さなサーターアンダギーを5つほどもらう。なるほど、話には聞いていたが素朴なドーナツだ。口の中の水分がけっこう持っていかれる。飲み物なしで食すにはかなり骨が折れる。
 店を出てゆいレールに乗る。首里から数駅戻って来ただろうか? 今日一日は歩き続けたので、もう疲れてしまった。電車賃にすれば数10円しか違わない。全く無駄な事が好きな人間だなと自分ながらつくづく思う。牧志という駅に着いた。国際通りの終点である。その当時は国際通りというものがどういうものかすら知らなかった。なかなか栄えている繁華街に着いたなあという印象だった。
 県庁前から始まり東西に1,6km延びる沖縄最大の繁華街である。飲み屋やコンビニ、様々なレストランや土産物屋・雑貨屋が軒を連ねている。私が辿り着いた時はもう暗くなっていたので、それほどでもなかったが、昼間には三線やら島唄やらの音が鳴り響く。ここにいれば手に入らないものはほぼないと思えるほど店が溢れかえっている。ちょっと人気のない田舎の方に行くとまた全然変わって来る。
 「友人が高校の修学旅行で沖縄行ったんだけど、国際通り以外に見るものなかったって言ってましたよ。」
 サーペンティーナで沖縄公演に行った時の事を知人に話した時の反応である。その彼女の友人が3日程の修学旅行中にどこを具体的に移動したかわからないので何とも言えないが、いくらなんでもそれはないだろう? 観光地があるからこそ観光客をあてにした繁華街ができるのだ。メインを蔑にしてその副産物のみを愛でるとはこれいかに? 多分この人は「二度と沖縄になど行かない」派の人なのだろう。
 屋台で買った何かを食しながらローソンで買ったオリオンビールをチビリチビリとやる。今日は結局ネットカフェに泊まる事にしたのだが、ナイトパックが22時からなので、かなり時間がある。沖縄のコンビニはローソンとファミマが多く、セブンイレブンはない(最近進出するという話が出始めているが)。それとあとはcocoストアというピンクの看板のコンビニである(最近はファミマに統合されたか何かして見かけないが)。小さな離島や田舎の方以外は普通にあり、ここでお金を降ろす事ができたりする。
 しかし、今日は疲れた。22時になったのでネカフェ自遊空間の個室に入り、ガラケーの目覚ましを6:50にセットし、「爆乳キャットファイト2」を観ながら寝る事にする。

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