2010-06-20 18:13:11

医学部再受験 お勧め参考書・勉強法【化学】

Theme: 勉強法
今回は化学の問題集・参考書をあげてみます。

とか言ってますが、化学はほんとうにいい参考書がありません。
特に独学が非常に厳しいと思います。
これやって、あれやって、これやったらだれでも大丈夫っていうやり方はないと思うほどです。


化学は理論・無機・有機の3分野からなるので、この三つを同じシリーズの本でやろうとするのが普通の考えでしょうが、1人の著者で3分野ともGOODな本というのがそろいません。
ですので、理論・無機・有機でそれぞれ別の参考書で独学していくのが最良と思います。

高々再受験の私がこんなにも参考書をたくさんあーだこーだ言っているのを不思議に思う方もいるでしょう。
理由は、高校で文型クラスにより理系科目を独学、1浪するも予備校行かず宅浪(→北大農学部)、大学三年間で4人の北大理系志望を家庭教師(すべて現役うち2人北大、1人東北、1人浪人(小樽商科))
という特殊な環境があったからです。約5年受験参考書を使う期間がありました。

化学は間違っても(たとえ受験がセンターのみであっても)、センターがおもしろいほどシリーズは避けてください。今年のセンター化学はあのシリー ズに挑戦状かと思うほどのしっかりした問題でした。この傾向は続くでしょう。他教科もこの流れがあり、センターがおもしろいほどシリーズは残念な結果とな りますよ。医学部を目指すのですから。


★化学を勉強する参考書★

私の考えでは、化学は初めとっつき難くても硬派なものでしっかり始めるのが得策ということがあります。
【理由】
・医学部受験ですから、それも一年で他教科もある中やらなければならないということもあり、初めからしっかりした物で徹底理解を目指し勉強を始めます。
・高校生なら化学の参考書が“難しすぎて嫌いになっちゃう”などいう方もいるでしょうが、ここは再受験生。好き嫌い言ってる場合じゃありません。人生かかってんだから。

☆はじめからていねいにシリーズ(岡野雅司)
・岡野の化学をはじめからていねいに 大学受験化学 理論化学編
・岡野の化学をはじめからていねいに 大学受験化学 無機・有機化学編
この本は化学入門において賛否両論ありますが、上記の理由でよくないと考えます。今やっている人はウォーミングアップに過ぎないと思って、速攻で 二周ぐらいやりきりましょう。このあと他の参考書をやらなければならないことは覚悟してください。DOシリーズの(※)3つをやることになります。

☆早わかり化学Ⅰ―二見太郎の超基礎理科塾
 早わかり化学Ⅱ―二見太郎の超基礎理科塾
この二冊から入るのが妥当かと思います。二見先生は特に暗記でない理論分野での教え方が良いということが大きな理由です。もちろん他も悪くない。
一押しなのでいろいろ書きません。

☆DOシリーズ旺文社
・鎌田真彰の化学理論化学 必修知識編 合格点への最短距離 (鎌田真彰)【◎】
 岡野のはじめからていねいにをやるなら、これをやってから下記の物をやるほうが良い。二見と悩むところ。鎌田さんは標問なども書いているので、後のつながりは二見より良いか?

・鎌田の理論化学計算問題の解法 合格点への最短距離 (鎌田真彰) 【○】(※)
・鎌田の有機化学有機頻出問題の解法 合格点への最短距離 (鎌田真彰) 【△】
→新出題傾向対応版 大宮理の 化学[有機化学編]が面白いほどわかる本(に差し替えるのがよい) 【○】(※)
・福間の化学無機化学 合格点への最短距離 (福間智人) 【◎】(※)
この三冊からはじめるというのはきついですが、それぞれ良い本ですし、やれると思います。
講義調なところがあるので、文字の羅列がしんどい人には良いかもしれません。
理論は典型問題は解けるようになります。ほかにこれよりいいものがないので、○です。演習型参考書を足せばよい。『理論化学計算の解き方がよくわかる本―照井俊の化学』で問題の解き方を補充してほしい。
有機は大学でやることの橋渡し的部分もあり、有機を暗記だけではない物としてやっている点は評価できるが、やはり大学目線で理解がむずかしいの で、△にしました。有機は上にも書いたように、『新出題傾向対応版 大宮理の 化学[有機化学編]が面白いほどわかる本』のほうで行きましょう。ちなみに大宮は理論は微妙。
無機は、はっきりいってこの本の右に出るものはいないと思います。だれでもやっておくべきな本です。


☆化学1・2の新研究 理系大学受験 (卜部吉庸)三省堂
かなりの批判を覚悟で書きます。この本は受験化学の辞書程度として使え!という方が多いですが、私は少し違います。
再受験で化学を1から勉強する人は上記のDOシリーズ(または二見本)を薦めますが、大卒者や仮面の方で化学受験を一度されている方は、医学部再 受験ならこの本をはじめからじっくりかけて読みこなしてまとめながら、章ごとに重要問題集あるいは(私はこっちでやりました)姉妹書の化学1・2の新演習 をじっくり半年かけてやるのが良いと思います。私はこのやり方でやりました。結局受験二次で化学のないとこでしたが、京大オープン、阪大オープンで化学偏 差値は65をキープしました。高分子の最後が終わったのが4月から初めて、10月終わりぐらいでしたがそれくらいかかります。また夏の模試では現役生を考 慮して、高分子や融合問題などは出されませんので、このペースでやって模試が不安ということもないです。秋のオープンもこのペースでいけます。
目安は4、5月(6月)で理論。7月無機。8、9月で有機。最後の高分子は10、11月になっても良い。
この本に書いてあることを覚えるのではなく、人に説明できるぐらい理解することが目標です。
読んで理解→問題を解く(重問なら発展以外、新演習なら☆2まで)→わからないとこは読み直しながら解く→数日後また解く
を繰り返して進んでいく感じです。一周したら、発展、☆3もやります。
個人的には同じコンセプトの新演習を推すが、難しいのは確か。
無機は福間、有機は鎌田の助けを借りても良い。(いずれも上記)


★化学の問題集★

・化学I・II基礎問題精講 (鎌田 真彰 橋爪 健作) 
 できてもセンターレベル。最初にやって下記のいづれかに挑戦?とばしてもよい。

・化学I・II標準問題精講 (鎌田 真彰 橋爪 健作)
 評判もよく、理解しやすい。私もやりました。重問の後ぐらいにやるのが良いかと。

・重要問題集(数研)
 いうまでもない本。進学校はみんなやってきている本です。上記の二見かDOシリーズのいづれかをやってれば出来ます。

・化学1・2の新演習(卜部)
 化学1・2の新研究とセットなら間違いなくこれでいってほしい。
(重問と新演習、実力はつくが実践向きの問題編集でないので、秋以降は過去問 とか、模試問題集をやらないと時間や実践感覚、新傾向の考える問題に対処不 能となる。)

・新こだわって!国公立二次対策問題集化学(河合塾)
 化学に限らず、苦手分野、もっとやっておきたいところは利用するのも良い。河合だけに解説は良い。重問のあとに。国公立の過去問題で標準的なのがそろっているので有機、無機、平衡だけでもやる価値あり。

・河合塾の模試問題集 理科(東大・京大・阪大など)(河合塾SERIES―20??入試攻略問題集)

・京大25ヵ年(教学社)
 私は新演習からこれでした。時々、標問でレベルを確認していました。

・二見の化学問題集I・II (ハイクラス編) (東進ブックス)
 正直に言うと見たことはあるがやったことはありません。重問、標問、新演習後に実践力と確かな自信をつけるのに良い。とても難しいので、単科医とか帝大以外は要らない。時間もかかると思います。ただ解説はすばらしかったのであげました。
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Comments

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1 ■No Title

参考書についてですが、違う著者の参考書を組み合わせても関連や整合性の面や使い勝手という部分はどうなのでしょうか?

例. 福智の無機化学と大宮の理論化学を併用した場合に大宮の無機化学を持ってないと理解が困難になる場合があるなど

家庭教師の経験も豊富なようなので参考書のレビューも非常に参考になります。
是非ご意見お願いします。

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