劇場情報追加しました!
テーマ:ブログ10/16(土)~10/29(金)
*時間は劇場にお問い合わせください
■現在上映中の劇場
◎渋谷/アップリンクX 10/8(金)まで
◎群馬/シネマテークたかさき 10/15(金)まで
◎千葉/柏ステーションシアター 10/8(金)まで
◎兵庫/神戸アートビレッジセンター 10/15(金)まで
是非劇場でご覧ください!
[コメントをする]
2 ■人生を変えた映画①
私は十代の頃、この映画に出会い、与那国島へ旅に旅にでました。当時、私は高校を卒業後、絵描きになりたいという夢を持ちながら、障害を持つ仲間が集うデイサービスで働いていました。デイサービスと言っても、今のように福祉が充実されていない時代です。養護学校を卒業しても行き場のない重度の障害を持つ子供たちのために、お母さんたちが自分たちの手で集える場所をつくっていました。今でも小規模作業所ではそうですが、国からの補助だけでは充分な運営ができないため、休みの日には総出で、バザーや物品販売を行い、スタッフの給料や運営費を稼ぐのです。私は若い男性というだけで、資格も経験もないのに、とても重宝されていました。でも、そこに集う障害を持つ仲間たちも、僕と同じく高校を卒業したばかり。本来なら皆も私と同じように、夢を持ち、誰かを好きになり、社会に出てお金を稼ぎたいはず。でもデイサービスでできることは、毎日を少しでも楽しく過ごそうというくらいでした。みんなと深く付き合えば付き合う程に、私の中の矛盾は膨らむばかり。障害者も健常者も関係なく夢を持ち、生きていける社会をつくるにはどうすればよいのかと、真剣に悩みながら試行錯誤の日々を送っていました。そんな中、たまたま立ち寄った画廊で、招待券があるから見ておいでと言われて出会ったのが、この「老人と海」でしたま。
3 ■人生を変えた映画②
そして、映画の中で障害を持つ若者が、自転車をびゅんびゅんと飛ばしながら、新聞配達をしている場面に目を奪われました。。島民たちとあいさつを交わしながら何の隔たりもなく、一人の若者として社会に溶け込んでいる姿に、とても大きな衝撃を受けたのですた 。日本にも、こんな社会があるんだ! 先述の通り、その頃仕事で悩んでいた僕には、あまりにも信じ難い光景でしたが、もしもこの映画が本当なら、この島で暮らし、自分の目で確かめたい!と強く思ったのです。たった、1,800人程の小さな島。そこでは一人も漏れることなく、その人にしかない役割があり、そしてその誰か一人が欠けてもこの島のバランスは崩れ、成り立たなくなってしまう。それは少しオーバーな表現かも知れませんが、この映画を見終わった時に、そう直感したのです。そしてこの光景は、嘘偽りのない、映画そのままの島だったことを、私はこの目で確かめることができました。島での生活は、たった三ヶ月ほどでしたが、その後の人生の大きな土台となっています。公開から二十年。こうしてまたスクリーンで見ることができたのが、夢のようです。これからも、多くの人々に愛され続けることを心より願っています。本当にありがとうございました。
Amebaおすすめキーワード
1 ■おめでとうございます
千葉県の映画館でも是非上映して欲しいです!