はぐれ化学者のつぶやき

某旧帝大から、地方私大に異動した、若手(?)化学系教授のブログ。


テーマ:
最新!「面倒見がよい大学」ランキング100
という記事が飛び交っており、知り合いの先生などは「自分の大学が面倒見がいいらしい」ということで嬉しがっている方もいる。

さて、この記事をよく読むと、最後に、
身につけた知識と技能をもとに、思考力、判断力、表現力を磨き、主体的に多様な人たちと協働して学んでいく。文科省がいう「学びの3要素」をサポートしながら実践している大学が、面倒見のよい大学として評価されているといえそうだ。
と結んでいる。結局このランキングは、文科省が取り組んでいる教育支援がすべて正しい、というプロパガンダのためか・・・・・。

私のブログでは何度でも訴えているが、大学というところ(特に偏差値が低くなるにつれて)が高校の補完機構になり下がっており、ただ単に職業訓練校として担っているところに大きな疑問を抱いている。
そもそも、大学とは研究教育機関なのでは????

これら面倒見のよい大学が、研究のできる大学(研究を推進する大学)として比例しているかどうかは、大いに疑問である。無論、旧帝大の東北大とかはもともと上位の研究機関であるが。
一方、化学の世界で、この面倒見のよい大学の上位に位置する先生方が、NatureやScience、JACSやACIE、AdvMater,AdvFuncMaterなどを執筆されて活躍されているだろうか・・・・・・。
逆に言えば、研究を完全に取り去らわれてしまった先生方が、どうしようもない学生たちを職業訓練するしかないために教育に全面的にエフォートを費やして面倒見ている、という解釈しかできないのは私の偏見だろうか。

これが文科省が望むことならば、基礎研究ができない大学が増えて、日本の基礎研究力が低下していくのは当たり前である。最終的には、旧帝大などにも波及して日本全体で研究できなくなるのでは・・・・・・・。

地方私大に勤務して7年目になるが、研究ができるようになるための教育(つまり専門科目と卒研)について手を抜いたことはない。それが研究をするための糧になるし、いい学生が研究室に来てくれる(希望する)ためには必要である。はっきり言わせてもらうとキャリア教育は、理系大学の就職ではほとんど役に立っていない。

世の中で”最近になってさかんに言われるようになった”アクティブラーニングの真の姿は、『研究』で培われる段取り力と実行力なのに。。。。
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