「太田なわのれん」(☆)
http://www.ohtanawanoren.jp/
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 横浜の老舗御三家の一角。

 「荒井屋」と「じゃのめ屋」はすき焼きですが、こちらは牛鍋。現在の鉄なべ使用の牛鍋はこのお店の初代高橋音吉氏の創業になるものとのこと。

 七輪の炭火でぶつ切りの牛肉を味噌ダレで煮るというオンリーワンの料理屋です。
 
住所:横浜市中区末吉町1-15
電話:045-261-0636
定休:月曜・第3日曜(ただし1月・12月を除く)
営業:17時~22時(土日祝12時~15時/17時~21時)
 
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 伊勢佐木町でもディープな方面にあります。3階建ての建物は入り口に瓦のある屋根を配した和風をイメージした作り。ガラガラと開ける古い旅館の入り口のような玄関暖簾。
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 中に入っても、その印象は変わらず。靴を脱いで上がり、赤い絨毯敷きの廊下に。
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 1階のロビーにはテーブルと椅子。壁にはふくちゃんの絵。
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 2階に上がる階段の踊り場にはステンドグラス。
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 2階も赤い絨毯敷き。ここにもロビーみたいなスペースがあって、火鉢が置かれていました。
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 個室がいくつもあるようですが、ぼくらは広間でいただく。完全な和室です。
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 中庭に面していました。
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 テーブルの上には水彩画の描かれた紙がしかれ、箸とコップ。コップにもふくちゃんの絵が描かれているオリジナルです。

 

10年10月20日夜の来訪。

 この日の夜は会食。昔来たこの老舗に実はよい印象はなかったのですが、記録していなかったため再訪してみました。
 
ウーロン茶 310円
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 サントリーのことよ。あ、キリンだった。
 
キリンレモン 310円
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 小瓶で。炭酸は小瓶でいただいた方がシュワシュワが抜けなくて好きです。
 
牛鍋懐石 浜 12600円
 先付・吸物・牛刺し・(特上)牛鍋・ご飯・香の物・水菓子のコース。
 
先付)
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 細工された箱に。葉脈のみを残した葉の敷物に緑の銀杏の葉。
 右から子持ち鮎の甘露煮? 和食の店としてなかなか良い味わいです。
 松葉にさしてあるのはむかごと生姜。
 サーモンのお寿司には薄切り蓮根が巻いてありました。食感がよいですね。
 中央のガラスの小鉢にはいちぢく。上にはマイルドでクリーミーな白胡麻の餡。赤いクコの実が添えてあります。
 左の模様入りのガラス小鉢にはぷりぷりの海老に雲丹。コンソメのジュレ和えみたいな感じで。水前寺海苔とワサビが添えられていました。

 
吸物)
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 お椀は黒い塗りの碗。
 すり流しのような感じです。大根でしょうか?
 具に四角く切られた鰯のつみれ。魚はノドグロ。インゲンに紅葉型のにんじん、大根おろしの上には刻んだ柚子の皮が香りを添えています。
 
牛刺し)
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 薬味はおろしニンニクと大根おろしでしたでしょうか。
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 牛刺しは結構量があります。花びらのようにまとめたものと並べたものと。しっかりした赤身。醤油でいただきます。
 エシャロットに金山寺味噌が添えられています。
 
牛鍋)
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 木枠に入れられた炭火の七輪にかけられている黒く浅い鉄鍋で調理されます。
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 上質の牛肉のブロックの上に色合いの濃い味噌ダレとネギ。割り下を注いで煮込んでいきます。
 つけて食べるのは生卵。いやぁ、美味しいなぁと食べ始める。
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 途中でお肉や野菜は追加されます。肉を見ると刺しがたっぷり入った四角いブロックの牛肉。実に美味しそう。普通に焼いて塩胡椒で食べたい!!(笑)
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 ざるに盛られた野菜の具。ネギ、焼き豆腐、シイタケ、白滝、それに春菊です。春菊が意外に春菊句作ないので聞いてみたら、サラダ春菊というものだそうです。このくらいの方が良いなぁ。
 ただし、途中で生卵が少なくなってくると味噌の味が勝ちすぎてぼくにはきつくなってきました。この肉なら焼いて食べた方が、と重ねて思いました。
 
ご飯・香の物)
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 ごはんは白いごはん。香の物はベッタラ漬けとタクアンです。自家製のような良い色合い。
 
水菓子)
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 メロンです。甘さはさほどでもありませんでした。
 
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 子供のためのメニューは牛肉を網焼きしたものみたい。これが塩胡椒も適当で美味しい。

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 子供のデザート。味見はしていないのでなんだかわかりません。

 

太田なわのれんすき焼き / 日ノ出町駅黄金町駅伊勢佐木長者町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0