「銀座 あら輝」
テーマ:和食「あら輝」(☆☆☆)
上野毛の名店「あら輝」が銀座に移転しました。
歌舞伎座の目の前の路地にあり、東銀座駅から至近という良い立地。
席数をさらに絞り、大将との距離がさらに近くなりました。
住所:中央区銀座5-14-14サンリット銀座ビルII 1F
電話:03-3545-0199
定休:水曜
営業:12時~14時/18時~・20時半~
銀座店は歌舞伎座の目の前の通りをちょいと中へ入った場所に。
和風の佇まいの店を見つけてそこかと近寄ったが違いました。
その隣の看板のない黒いビルの1階の入り口。今までと違って中が明るい段差のある風除けスペースでがらりと開ける障子の扉が向かって右にありました。
そちらに白木の表札で「あら輝」がここであることがわかりました。
中に入るとL字型ではなく真横に並んだ白木のカウンター。オレンジ色の背の高い椅子が並び、席数は9席と以前よりも減っています。
目の前には余計な装飾はなく、木の戸棚が並び、小さな和食器が飾られています。
テーブルの上には今まであった手ぬぐいはなく、白いナプキン。
10年3月7日夜の来訪。
本日夜は久々にnoodlesの兄貴と寿司に。
銀座へと移転を果たしたこの店です。
おまかせのおつまみとにぎり。基本設定は銀座移転により20000円になったようです。
この日の会計は24000円でした。
この日はまず蒸した鮑から。鯖で有名な三浦半島の松輪でとれた鮑です。柔らかな弾力とその鮑らしい香りは好ましい。
肝もいつもどおり濃い昆布の味わい。
いつもながら素晴らしい明石の鯛。鮑が先になったのは鯛の温度が冷えすぎていたからだそうです。温度管理も味に結びつくのですね~。後から思えば当たり前に思えますが、気がついていませんでした。
ブリブリとした歯ごたえが口の中で爆ぜる。切込みを入れたその皮際のきゅっと言うほどの食感も素晴らしい。
定番の鰹のたたき。勝浦の鰹だそうです。
焼いたカツオが運ばれてくると、その良い香りが漂います。
適当に食べやすい大きさに切ったその鰹に白ゴマと刻みネギ、パリパリの海苔、そして鰹を引いたしょうゆをかけています。
その滑らかな舌触りはいつもながら高知で食べるものよりも美味しい。
北海道は函館、根崎町の生雲丹。
20cm上から塩を振って。ただそれだけがとても素晴らしい。箸でしっかりもてる雲丹が口の中でとろけ、濃厚な旨味のある雲丹の甘さが口を満たします。
ばちこ。なまこの卵巣を集めて干したものです。一見すると干しイモのようとはカウンター左の方の娘さんの言葉だけど、見た目は確かにそう。これが炙られて熱々、とても香ばしい。
かじるとカラスミのようなじっくりした旨味の洪水です。酒の肴にぴったり…だと思います。
煮イカです。目の前で中の骨を引っこ抜き、切って出してくれます。
中にはゲソとすり身が詰め込まれていました。
玉子。エビと鮑と明石の鯛を練りこんでいるという贅沢で味わい深いもの。ほどよい甘さとしっとりした口当たり。
ここからが握りです。最初は赤身。
今日は小さめのクロマグロしか手に入らなかったとのことですが、質は良かったようです♪
いつもながらの劇場的なマグロのさばきと握り。
赤身はしょうゆに漬け、ペーパータオルではさむようにしょうゆをとり握られていました。
中トロから2貫付けで。筋のないゼラチンのような口当たりは、これが本当にマグロなのかといつもながら思う。そして、最後に残るシャリの美味さも格別ですね~。
大トロも2貫付け。脂も十分。
焼いて切り込み鹿の子に入れた鯵。肉厚で柔らかく、香ばしく味わい深い。
スミイカ。イカは包丁を入れるほど甘みが増すと言われていますが、この包丁の入れ方がとても素晴らしい。
赤貝が本日は一番凄かった。
見たこともないほどの大きな赤貝。丸めた布巾の上に乗せ、丁寧に包丁を入れています。
岡山の赤貝だそうで、この瀬戸内の赤貝がとくに大きくて美味しいのだと。
大きくとも大味になることなく、そのざっくりした食感はとても心地よく、赤貝の貝らしい旨味も大きい分多い。幸せになれます。
もちろん、その紐もいただけます。甘みすら感じるサイズ。美味ですね~。
車海老。中には頭のほうの海老味噌を仕込んで握っています。
そのサイズがまた大きい!! 一口で口に入らないので半分に切っての提供です。
これまた泣かせる美味しさ。
手で直接渡される真鱈の白子の握り。表面を炙ってあります。
これが口に入れると白子が流れ出し、ただでさえ美味しいシャリと混ざり合いソースのように絶妙に混ざり合います。たっぷり堪能した後に口に残るシャリの味もまた白子とは違う美味しさを再認識です。やっぱりここの寿司が好きなんだなぁ。
マグロのヅケ。今日感じたのはとても凄い昆布の味。昆布にのせていたのは見ている限りそうな岳はなかったのですが、こんなに味と旨味が移るものなのですね。
煮蛤です。煮きりをちょんとのせて。
穴子。表面がパリッとしていて美味しい~。木の芽の香りがまた良いのです。
チョモランマタマランマ(笑)という巻物。
形的に写真掲載ギリギリ不可能かという形をしたチョモランマの変形バージョンで、上のマグロのたたきの上にさらに酢飯の握りを乗せて先端にマグロを飾っています。右隣の方がお遊びでもらって食べていたのですが、人が食べていたものは美味しそうに見えます。ぼくももらいました。
最後に干瓢巻きです。山葵を利かせた細巻きで甘さ控えめの干瓢がたっぷり巻かれています。
ちなみに夜の予約は5月くらいまではいっぱいですが、平日昼間の営業も銀座に移られてしていらっしゃるとのことです。そちらであればまだ結構開いているとの事。
「あら輝」デビューするなら、ランチがお勧めかもしれません。まだいただきに行ってみておりませんが。水曜日休みだからちょうどだめなんです。
10年5月17日夜に再訪。
はじめて「あら輝」に来たのが昨年の夏だったのでこれで四季を通してきた事になりますか。
4人で予約したのに一人こられず、昼間になって一人キャンセルしましたが、8席ある席はすべて満席でした。
右からオシム元監督を診ていた先生ご夫妻、不動産屋さんの老齢のご夫婦、ぼくら3人、一番左に謎の美女。謎の美女でしょうか、入ってくださったのは。
写真を撮るときに「はい!ち~ず!カシャリ」と大きな音の出るカメラを持っていらっしゃいました(笑)。
最初は当然淡路島の鯛の刺し身。
次は千葉御宿 の鮑。6時間蒸し、冷ましてちょうど食べごろです。醤油をつけずとも自然な塩味。
肝も相変わらず深みある味わい。
定番の鰹のたたき。今回も勝浦の鰹だそうです。
初めてのことですが、鰹をひいた醤油は別皿です。自分でつけて食べますが、あらためてその鰹味の旨味の濃いこと!! 醤油にも感心しました。
海苔も美味しいのですが、佐賀県は有明海の海苔だそうです。
今回も雲丹、小さな器に。北海道は函館、根崎町の生雲丹で前回と同じです。
塩を振ってあります。
今回は佐渡の子持ちやりいか。構成は同じですね。トロッとした中身に関心。
前回はばちこでしたが、今回は先ほどの鯛の卵。表面を炭火で炙り良い香りで中身もきめ細かな粒粒です。
玉子。今回の玉子はなんと烏骨鶏だそうですよ。甘い味わい。
ここから握りです。もちろんマグロから。
青森の尻労の定置網漁でとられた天然マグロ。その色の美しさときたらもう!!
赤身、中トロ、大トロときますが、大トロはサーモンピンクみたいな色合い。とろける美味しさ。
握りの美味さは格別です。
鹿児島は出水の鯵。肉厚の素晴らしい鰺に鹿の子に包丁を入れ炙っています。
手渡しで渡すほど握りはふんわりと。鰺は油が適当に落ち、香ばしく美味しい。上には刻んだ浅葱。光り物には葱がよいですね。
スミイカです。これも包丁を入れて甘みを引き出す。
鳥貝。大きなもので10秒塩と酢を加えた湯で湯引きしてあるそうです。
その身は湯通しした後でも反り返っていました。
磯の香りが強すぎず口に広がります。熱い貝柱の部分がとても好ましいものです。
続いてまた貝。宮城の赤貝。今年は寒かったおかげでこの時期まで赤貝が楽しめるのだそうです。
相変わらずぶりぶりと良いその身にリボンのように乗せた紐が素晴らしい。
紅白が美しい車海老。
尻尾の方と海老味噌がついている部分は中に握り込んでいます。
生も良いけど、ボイルしたのが美しく江戸前らしいしほどよい甘みが出るとのこと。今度は生でも食べたいなぁ。
マグロのヅケ。いつもながら昆布の旨味もたっぷり。
今回は煮蛤ではなく煮浅利の握り寿司。
この時期の蛤は産卵のために味が落ちるとのこと。ちょうどアサリが大きく味も良いとのことでアサリ。凄い大きさです。
穴子。これは反り返る陶器の皿に。京都のお店で買っているとのこと。
お店の名前は阿閑堂というそうです。
この穴子で一通り。
これからはエクストラ。
ほしがれい。平目かと思いました。淡泊で美味しい。後半線にくるとちょっと弱い気もしますが、だからこそ一通りに入っていなかったのかも。
チョモランマ。これを食べなければこの店に来た気がしません。
パリッとした海苔が美味しい。
今度は握りで鯛です。分厚いものではなく、薄切りを2枚乗せて握っています。
最後に干瓢巻きです。山葵を利かせた細巻きで甘さ控えめの干瓢がたっぷり巻かれています。
帰りに今度は子連れで日曜日のランチに、と言う話に。大将が子連れも日曜ランチは多いのだと言われました。







