地下鉄サリン事件から15年を迎えた20日、被害者と支援団体が東京都新宿区で集会を開き、出席した福島瑞穂消費者・少子化担当相に支援の充実を求める要望書を手渡した。

 集会には約70人が参加。犯罪被害者対策も担当する福島担当相と、松本サリン事件を含む被害者の無料検診を実施しているNPO法人「リカバリー・サポート・センター」(東京都新宿区)の木村晋介理事長が対談した。木村理事長は、被害者の多くが「体がだるい」や「目が疲れやすい」などの後遺症を抱える現状を踏まえ▽被害者から相談を受ける窓口として各地の法テラス(日本司法支援センター)活用▽医師に加え弁護士やケースワーカーなど多様な専門家によるサポートチームを創設▽支援団体への財政援助--などを求めた。

 福島担当相は「被害者に応じた支援ができるよう複数の専門家によるチームを作り、法テラスのようなところに配置するのもいいかもしれない。検討したい」と答えた。

 また、松本事件の被害者の河野義行さんや、被害者の検診をしてきた医師らによるシンポジウムもあり「民間支援団体と行政の連携が不十分で、連携を強める仕組みを作るべきだ」などの意見が出された。【堀智行】

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